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飲食トレンド

【2023飲食トレンド予想!!】飲食業界で注目を集める話題のフード・スイーツメニューをご紹介!!

この記事の読了は約7分です。

2023年はどのような食のトレンドが生まれるのか?フード、ドリンク、スイーツ、飲食店などのジャンルから、2023年に流行しそうな飲食業界のトレンドを大予想!注目したいキーワードや最近の傾向をまとめました。
あなたのお店の商品開発やメニュー開発の参考にぜひお役立てください。

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小麦の価格高騰で「米粉」に大注目!

現代の食文化には欠かせない小麦が、世界情勢の煽りを受けて価格高騰を続けています。そこで小麦の代替品として注目を集めているのが米粉。これまでは小麦と比べてコストがかかるとされていた米粉ですが、米は国内製造が盛んなため、世界情勢の影響を受けにくく、価格も安定しています。
単なるトレンドではなく、近年のグルテンフリー、アレルギーフリーなどによる需要も高まり、今後も小麦が米粉に置き換わっていくのではと予想されています。

家庭料理も小麦粉から米粉へシフト中

しっとりもっちり食感を味わえる米粉は、小麦粉の代替品としてはもちろん、お好み焼きやたこ焼き、ホットケーキなどにも最適。家庭料理に幅広く使うことができます。
料理にもお菓子作りにも欠かせない小麦粉の価格は、家計を直に圧迫します。このまま小麦粉の価格高騰が続けば、米粉の需要は家庭でもますます高まっていくでしょう。

米線(ミーシェン)

中国発祥の米粉麺、「米線(ミーシェン)」。グルテンフリーの麺としても注目を集めており、東京都内には専門店もあります。※米の麺「ミーシェン」 香港大手チェーンが上陸 5年で100店計画
独特の喉越しにはファンも多く、メニューとして提供すれば一定数の需要が望めそうです。

米粉スイーツ

米粉は、小麦粉と比べて油の吸収率が低いため、ダイエットを意識する層にも人気です。ドーナツなど、揚げて作るスイーツの場合はとくに仕上がりの油分に大きな差が出ます。”罪悪感なく甘いものを食べたい!”という人にとって、米粉ドーナツなどはパワーワードと言えます。また、小麦アレルギーでスイーツに制限がある人にとっても米粉スイーツは心強い味方です!

韓国・アジア系フードのトレンド

新型コロナウィルスによる行動制限は緩和されていますが、円安の影響で近年は海外旅行を控える人が多いです。近場で人気観光地のアジアや韓国へ行けない分、身近なテイクアウトや自宅で楽しむニーズは益々増えています。
現地から日本に拡大を見せる韓国・アジア系フードのトレンドに注目してみましょう。

ポチャ(韓国居酒屋)

​​「ポチャ」とは、韓国の飲み屋屋台のことで、日本で言うところの立ち飲み屋のこと。
韓国ドラマに登場することも多く、推しと同じ気分を味わいたい!というお客様も目立ちます。おうちで楽しむための雑貨類も種類が豊富。ドリンクの主流は焼酎で、辛口の韓国おつまみと合わせると、体が温まるセットメニューができあがります。

ロゼカラー料理

トマトソースなどの赤いものと、牛乳などの白いものを混ぜて「ロゼカラー」にしたソースが、「ロゼクリームソース」です。
このロゼクリームソースの味付けが、大手食品会社のインスタント麺にバリエーションとして登場するなどし、人気を博しています。これまで辛いものが苦手な人には敬遠されがちだった韓国料理ですが、ロゼクリームソースは辛さが控えめで子供も食べやすいため、ファミリー層の心をとらえています。

台湾肉まん

胡椒餅専門店「台湾老劉胡椒餅」(たいわんろうりゅうこしょうもち)

胡椒餅(写真はイメージです)

胡椒餅(こしょうもち)はもちもちとした食感を持つ台湾の焼き肉まんです。台北では有名店の「天母老劉胡椒餅」。ここの胡椒餅の味をそのまま受け継ぎ、製造販売する胡椒餅専門店「台湾老劉胡椒餅」が2022年9月に町田にオープンしました。同年11月には吉祥寺店もオープンし、絶好調な「台湾老劉胡椒餅」。現地でB級グルメとして愛されているメニューは、日本でも人気を得やすいと言えます。

(胡椒餅専門店「台湾老劉胡椒餅」:https://roryu-koshomochi.studio.site/

中国ベーカリー

「劉記 中華面食」(りゅうき ちゅうかめんしょく)

揚げパン(写真はイメージです)

2022年5月新小岩にオープンしたのが、中国パンを常時、数十種類も取り扱うベーカリー「劉記 中華面食」
在日中国人の口コミから徐々に人気が高まり、今では来店客が絶えない人気店になっています。パンのサイズも本場に合わせて大きめ。地元の人たちの胃袋をつかむことは、自店を人気店に育て上げるためにも欠かせない重要事項です。中国パンはどんな種類があるかというと、おやきに似た具材を入れて焼いた「餡餅」(シャオピン)や、肉まんなどでお馴染みの蒸しパン、パイの「酥餅」(スゥビン)、揚げパンなども。色々試して見たらあなたのお気に入りが見つかるかも。

(劉記 中華面食:https://goo.gl/maps/rbicbapwPEWJamY77

低アルコールドリンクの広がり

アルコール飲料の楽しみ方は、時代により少しずつ変化を見せています。コロナ禍以降は家飲みやリモート飲み会の需要が高まり、自分のペースで自由に好きなアルコール飲料を楽しむスタイルが定着しつつあります。
低アルコール飲料の多様性と広がりは開拓が進み、ノンアル・低アルを好むZ世代のニーズともマッチしています。

ビアボール

大手飲料メーカーのサントリーが提案するのが、自由な濃さを楽しむビールのスタイル。炭酸水と「ビアボール」の割合を調整して、お好みのアルコール度数でビールを作ることができます。ハイボールのような定番ドリンクの地位獲得を目指し、家庭と飲食店でじわじわと浸透してきています。
(サントリー・ビアボール:https://www.suntory.co.jp/beer/beerball/

低・ノンアルコールのクラフトビール

バリエーションの拡大を続けるクラフトビール市場に、低・ノンアルコールが続々と登場。
アルコール度数が低いながらも麦やホップの風味を楽しめるとあって、アルコールが苦手な人に選ばれています。銘柄によって味わいが大きく異なるクラフトビールは、おつまみに合わせてオススメを提案するとお客様に喜んでもらえるでしょう。

コーヒーカクテル

コーヒー好きもカクテル好きも楽しめる「コーヒーカクテル」。
コーヒーは豆の種類や挽き方で味わいが変わります。そこに組み合わせるお酒の種類もウィスキーやブランデーなど多種多様なため、名前が付いているメニューだけで100種類以上あります。オリジナルレシピで最高の一杯を作り出すことができれば、看板メニューに成り得ます。

伝統スイーツの進化系がブームに!

マリトッツォやカヌレなど、一大ブームを起こしているのは海外の伝統的なスイーツであることが多いです。
近年では、日本の伝統技術のかたちにも変化の兆しが。日本や海外の、進化し続ける伝統スイーツのトレンドに注目してみます。

ネオ和菓子

和菓子独自の製法を活かし、見た目や味わいに洋の要素を加えた「ネオ和菓子」。宝石や花束のような細工に洋酒のアレンジなど、多様な広がりを見せています。見た目の美しさから、大切なシーンの贈り物にも選ばれやすいです。伝統を重んじ原点回帰しつつも、新しいものに仕上げるかたちが現代的です。

プヂン

数年前から日本にも上陸し、スイーツ好きの間では定番となりつつあるブラジルのスイーツ「プヂン」。マリトッツォ、カヌレ、マカロン(トゥンカロン)など海外の伝統スイーツが次々と話題にのぼる中、プリンとスポンジを組み合わせたプヂンは家で作るのも簡単で、見た目も美味しそう。元々飾りの少ないスイーツなので、オリジナリティを出すことで改めて注目を集めることができそうです。

ボトル入りスイーツ

自販機で買える瓶詰め生クリーム「なまくり」は2022年の下半期、大きな話題となりました。これを皮切りに、瓶に入ったショートケーキや縦長の瓶に入ったみたらし団子など、ボトル入りスイーツは進化を続けています。見た目のかわいさやテイクアウトの気軽さが支持を得ており、今後も様々なボトル入りスイーツが登場しそうです。

SDGsのための代替食品がより身近に

今やマイボトルやプラスチック製品を減らすなどSDGsを意識した生活は当たり前になりつつあり、地球環境への負荷を減らすための取り組みがひとりひとりに求められる時代です。
そして、ヴィーガンやベジタリアンという選択だけではなく、食糧問題の解決に役立つ代替食品は、2023年はより私たちの生活の中に浸透してくると予想されます。近年登場し、注目を集めている代替食品をご紹介します。

豆ヌードル

小麦の価格高騰と健康面から注目を集めているのが、大豆を使った麺。栄養価が高く、糖質が低いため、ロカボやダイエット中の人からも高評価を得ています。

ZENBヌードル:https://zenb.jp/pages/noodle
九州まーめん:https://mamen.jp/

お米から生まれたチーズ

乳製品としてのイメージが強いチーズを、植物性の代替品として再現しているのが、「SDCheeze」。お米を主原料とし、アレルギー物質(特定原材料等)28品目の不使用を叶えています。チーズのようによく伸び、お米のやさしい甘みを味わうことができます。

SDCheeze:https://sdcheeze.com/

クラフトフィッシュ

味・安心・持続、この3項目にこだわり作られた魚たちが「CRAFT FISH(クラフトフィッシュ)」。多くの有名シェフが参加し、ブランドとして確立させています。公式サイトから、商品の閲覧と購入が可能。地球の未来に配慮し、環境に負荷をかけない魚を優先して取り扱っています。
CRAFT FISH(クラフトフィッシュ):https://craftfish.jp/

少しずつ進化している飲食の「当たり前」

今回は、【2023年飲食トレンド予測】注目のフード・スイーツまとめ、と題してお送りしました。

・小麦粉から米粉へのシフト
・ノンアル・低アルコールドリンクの浸透
・SDGsを意識した食生活の広がり

小麦粉の使用が当然だと思っていた食品は少しずつ米粉へ、その他の動物性食品にも次々と植物性の代替品が登場しています。上司に合わせて苦手なアルコールを注文する飲み会の風景も変化しつつあります。
一方で、伝統を残すことも重要視されていて、トレンドとして注目を集めているのはこれまでの常識を覆す「進化」であることは明白です。大切なものを守りつつ、新しいものを生み出していく信念が、今の時代には求められているようです。

「hibana」では、今後も飲食業界のトレンドに注目していき、情報を発信していきますので、宜しくお願い致します。


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