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【2024年最新】インバウンドに人気の食べ物15選!集客におすすめのメニューを解説

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2024年、インバウンド需要は絶好調!今年も多くの外国人観光客が日本を訪れ、飲食店は集客する絶好のチャンスです。本記事では、最新調査で見えたインバウンドに人気の食べ物を15個紹介します。訪日外国人の集客を増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。

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インバウンドの最新動向

日本政府観光局の調査によると、2024年上半期の訪日外客数は1,700万人を超え、コロナ前より約6%増加。日本の観光業は大幅に回復していることが分かります。本稿では、最新調査で見えたインバウンドの飲食費における動向を解説します。

※参照:「訪日外客統計-2024年6月推計値」https://www.jnto.go.jp/statistics/data/visitors-statistics/

飲食代は一日一人あたり6千円〜

2024年7月、観光庁が「インバウンド消費動向調査」の結果を発表しました。

旅行中の消費額では、宿泊費が33%と最も多く、次いで買い物代が31.1%、飲食費が21.8%という結果に。飲食費は一日一人あたり6,000~9,000円程度で、イタリア人による消費が最も多いことが分かりました。朝昼夜合計の飲食費となるため、さまざまな価格帯の飲食店に需要があると言えます。

※参照:「インバウンド消費動向調査2024年4-6月期(1次速報)」

https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_00013.html

インバウンドは今後も増加傾向に

観光庁は、インバウンド需要を本格的に回復させ、旅行消費額5兆円を速やかに達成する計画を推進しています。さらに、円安は今後も続くことが予測されるため、インバウンドは引き続き増加するでしょう。

※参照:観光庁「新たな観光立国推進基本計画に向けて」

https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001582574.pdf

既存店が取り入れやすい食べ物

農林水産省やSAVOR JAPANなどの調査結果をもとに、インバウンドに人気の食べ物を15個厳選しました。まずは、既存店が取り入れやすい食べ物を5つ紹介。飲食店での活用事例も含め、詳しく解説していきます。

※参照:「日本の飲食店に対する訪日外国人旅行者の評価」農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/attach/pdf/index-54.pdf

寿司

訪日外国人が必ず食べると言ってもいい、日本の代表グルメ。新鮮な魚を使用し、見た目にもこだわることが大切です。

海鮮居酒屋「杉玉」では、雲丹といくらのこぼれ軍艦、キャビア寿司などインパクト抜群のメニューが勢揃い!

ちなみに、専門店でなくても寿司の提供は可能です。たとえば、和食店が週末限定で寿司ランチを提供し、話題を呼んだケースも。お店の独自性をアピールして、集客を図りましょう。

※「杉玉」公式サイト:https://www.sugidama-sushiizakaya.jp/

天ぷら

サクサクの食感と軽い味わいが大人気。日本特有の繊細な調理で、食材本来の風味を楽しめます。銀座「天ぷら阿部」では、新鮮な素材と揚げたての提供が大好評さらに、英語対応スタッフがいることもインバウンドにとって大きな魅力です。

※「天ぷら阿部」公式サイト:https://tempuraabe.foodre.jp/

とんかつ

外国人が親しみやすい日本食で、ジューシーな豚肉とサクサクの衣が肝。国産ブランド豚や自家製パン粉など、食材にこだわることが大切です。

神楽坂「あげづき」では、希少な宮崎県産の南の島豚を使用し、低温でじっくりと揚げるとんかつが名物。極上の柔らかさは、まさに独自の美味しさです。

※「あげづき」公式サイト:https://ageduki.foodre.jp/

ラーメン

多彩なスープと満足感ある味わいで、「連日食べても飽きない」と圧倒的な人気を誇るラーメン。実は、既存店でも提供することは可能です。

神楽坂の和食居酒屋「ちょい干してっ平」では、昼間のみ「かずまちゃんラーメン」と屋号を変え、鶏出汁の塩ラーメンを提供。繊細な味わいのスープは絶品です。このように、既存店の強みを活かした独自のラーメンを検討してみましょう。

※「かずまちゃんラーメン」食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13219448/

焼き鳥

炭火焼きの香ばしさが、インバウンドを魅了!特に人気のネタは、ねぎま・つくね・鶏皮。部位ごとに英語の説明書きを添えると親切です。

調理の際は、本格的な備長炭がベストですが、グリルやオーブン、簡易的な炭火コンロでも美味しい焼き鳥を提供できます。また、ランチで焼き鳥丼を提供するのもおすすめです。

新規出店におすすめの食べ物

ここでは、新規出店におすすめの食べ物を5つ紹介します。どれも伝統的な日本食で、特定の厨房設備や調理技術が必須。しっかりと準備して、訪日外国人に美味しい食事を楽しんでもらいましょう!

焼肉

外はカリッと、中からジュワッと溢れる肉の旨味で大人気。国産和牛や希少部位を提供したり、コストパフォーマンスを高めるなどの工夫が必要です。

新宿「焼肉もとやま」では、厳選したA5ランクの黒毛和牛を提供。さらに、値段は高級店の約60%とリーズナブルな価格設定も、外国人が気軽に利用できるポイントです。

※「焼肉もとやま」公式サイト:https://www.yakiniku-motoyama.com/shinjuku

しゃぶしゃぶ

薄切り肉を自分で茹でる楽しさ、特製ダレの美味しさが人気の秘密。

六本木「しゃぶ禅」では、周りに大使館が立ち並ぶ立地的な影響もあり、なんとお客様の約6割が外国人!上質な肉はもちろん、多言語対応スタッフがいることや、箸袋を折り紙で手作りするといったホスピタリティも人気の理由です。

※「しゃぶ禅」公式サイト:https://www.shabuzen.jp/roppongi/

うなぎ

独特の風味とふっくらした食感で、インバウンドに支持されるうなぎ。特に、2024年は専門店が続々オープンしています。全国に拡大中の「鰻の成瀬」では、お重いっぱいに広げた大きなニホンウナギを予算2,000円で楽しめることで一躍話題に。外国人も気軽に楽しめるお店です。

※「鰻の成瀬」公式サイト:https://www.unagi-naruse.com/

鉄板焼き

シェフが目の前で調理するライブ感は、最高のエンターテインメント!ジュージューと音を立て、炎が上がるパフォーマンスには、誰もが感激すること間違いなし。

「TEPPANYAKI 10STEAK&LOBSTER」は、インバウンドに大人気のお店。鉄板で焼いたバゲットや焼きうになど、多彩なメニューが魅力です。

さらに、ホームページに英語表記がある点も、来店動機の一つと言えるでしょう。

※「TEPPANYAKI 10STEAK&LOBSTER」公式サイト:https://10steaklobster.tokyo/

蕎麦

ヘルシーで、軽めの食事としても活躍する蕎麦。特に、十割蕎麦はグルテンフリーで、健康志向のインバウンドにも好評です。

蕎麦粉を活用すれば、スイーツメニューも提供可能。神楽坂「ル・ブルターニュ」のようにガレットやサブレを提供することで、デザート利用の集客を図れます。

※「ル・ブルターニュ」公式サイト:https://le-bretagne.com/

近年人気のストリートフード

近年、ストリートフードがインバウンドの注目を集めています。

Tokyo Creative社の調査では、多くの外国人が「日本で行ってみたい飲食店」としてストリートフードを回答。人気の理由は、地元の食べ物を手軽に楽しめること。それでは、インバウンドが注目するストリートフードを詳しく見ていきましょう。

※参照:「日本旅行で訪れてみたい飲食店ランキング!外国人1,006人への調査結果発表」PR TIMES

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000036173.html

おにぎり

ワンハンドで食べられる、日本の定番グルメ。2024年はおにぎりブームで、インパクト抜群の専門店が急増しています!

西新宿「ごちそう焼むすび おにまる」は、訪日外国人も日本人も行列に並ぶ人気店。「香味だれ海老天むす」や「炙りたまごとカマンベール」など、斬新なおにぎりが揃います。上質な食材を使用した、絶妙な美味しさも人気の理由です。

※「ごちそう焼むすび おにまる」食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13296603/

たこ焼き

プリプリのタコと甘辛いソースが大人気。新鮮なタコを使用し、外はカリッと、中はトロトロに焼くことが大切です。

大阪のミシュラン掲載店「たこ焼道楽 わなか」では、出汁のきいた奥深い味わいが好評。さらに、きめ細かい小麦粉や無着色の塩生姜など厳選した食材も美味しさの秘訣です。

※「たこ焼道楽 わなか」公式サイト:http://takoyaki-wanaka.com/

たい焼き

あんこが詰まった鯛形のたい焼きは、可愛くて美味しい!とインバウンドから好評。

恵比寿「ひいらぎ」のたい焼きは、もちもちの生地と北海道産小豆を100%使用した自家製餡がポイント。たい焼きをソフトクリームに乗せた「たい焼きソフト」も、SNS映え抜群です!素材の味とビジュアルも楽しめる、オリジナルたい焼きを開発してみてはいかがでしょう。

※「ひいらぎ」食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13026096/

抹茶スイーツ

深い風味と健康的なイメージで、インバウンドの人気が絶えない抹茶。

浅草の抹茶クレープ専門店「寿清庵」では、ビビッドな緑色と贅沢な味が外国人に大人気。京都の老舗から仕入れた上質な抹茶をクレープ生地に練り込み、ボリュームがある点も人気の秘訣です。

※「寿清庵」食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13239832/

揚げサンド

今話題の新感覚スイーツ、揚げサンド。香ばしいサクサクの揚げパンに、旬の果物やクリームをたっぷりと詰めた一品です。

2023年銀座にオープンした「Age.3 GINZA」は、なんとお客様の7割が外国人!人気の秘密は、SNS映えする圧倒的なビジュアル、そしてカロリーゼロの甘味料・ラカントを使用した低糖質ホイップクリーム。食べ応えがありながら、健康にも配慮した工夫がインバウンドの心を掴んでいます。

※「Age.3 GINZA」公式サイト:https://age3-ginza.com/

まとめ

  • 2024年のインバウンド需要は好調で、今後も伸びが見込まれる
  • 伝統的な日本食や、インパクト抜群のグルメが人気
  • 親切なサービス作りも大切に

インバウンド需要の高まりは、まさに大きなビジネスチャンス。外国人を集客したい方は、観光庁やメディアの最新調査をチェックして、インバウンドの期待に応えるお店を作りましょう。


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水島みほ

東京都在住。グルメを愛するフリーライター。趣味は商店街巡り、個人系の飲食店を食べ回ること。

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