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2023年押さえておきたい集客ツール!SNS縦型ショート動画サービスまとめ

この記事の読了時間は約5分です。

2023年は、“縦型ショート動画の戦国時代”になると言われています。今では個人の利用にとどまらず、ビジネスにおいてもSNSを活用することが当たり前になりました。
そして、今後はショート動画コンテンツの制作から配信までも行う企業が増えると予想されるため、ビジネスで取り入れるべき、今注目の「SNS縦型ショート動画サービス」をご紹介します。

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縦型動画、ショート動画とは

縦型動画とは、スマートフォンの向きを変えずに、縦に持った状態のまま視聴できる動画を指します。一方、ショート動画はおよそ1分までの短い動画のことで、SNSによって投稿できる上限時間が決まっています。
現在流行している動画視聴サービスは、「縦型で視聴できるショート動画」であり、TikTokやYouTube、InstagramをはじめとするSNSで利用している人が多いでしょう。

また、ショート動画というと、主にYouTubeの機能である「YouTube ショート」を指していることが多く、最大1分の動画を投稿することが可能です。また、ショート動画の先駆けとなった、中国発の動画視聴アプリ「TikTok」は、2022年3月に最大10分までに伸長しました。

2022〜2023年の状況(動画業界の動向)

「株式会社スターミュージック・エンタテインメント」と「株式会社アスマーク」の調査結果から、2022年から2023年の動画市場における動向をご紹介します。

Q1:1年前と比べてあなたの視聴時間はどう変化していますか ?
各SNSを、通常のサービス(動画)とショート動画で分けてヒアリングしたところ、ショート動画の視聴時間が増えていることがわかりました。特に、TikTokの伸び率は高く、どのプラットフォームよりも利用している人が増えています。

Q2:「15秒以上」「3分以上」「10分以上」の動画のうち、あなたが長いと感じる動画の尺を教えてください。
テレビドラマやバラエティー番組であれば、1時間程度の尺が通常ですが、約半数の人が「10分以上」の動画は“長い”と感じているようです。世代別に見てみると、高齢になるにつれて短い尺の動画を好む傾向にありました。

この調査から、半数以上がショート動画にメリットを感じており、また約3割の人が「紹介されていたものを購入」、「好きな楽曲が見つかる」などの2次行動に発展していることもわかりました。

ショート動画をみる動機としては、気軽さや暇つぶしが挙げられますが、視聴する中でも自然と「情報収集」をしていたり、「最新のトレンド」をキャッチしてるようです。
「出典:株式会社スターミュージック・エンタテインメント | ショート動画白書(Vol.1)

2023年の傾向(今後の動画業界の動向)

TikTokが日本に上陸し、2021年にはYouTubeが「YouTube ショート」をリリースしました。この「縦型ショート動画」の流行は、今後さらに拡大化していくことが予想できます。
動画サービス業界の波を感じる出来事の1つとして、「GYAO!」のサービス終了が挙げられるでしょう。

株式会社USENが始動させ、2009年にYahoo!動画と統合後、これまで運営されてきた無料動画配信サービス「GYAO!」。無料でアニメや映画、音楽を聴くことができるサービスとして人気を集めました。
しかし、2023年1月16日にサービスの終了を発表し、始動当初から利用してきたファンを驚かせました。さらに、同発表の中で、グループである「LINE LIVE」を終了させ、ショート動画サービス「LINE VOOM」に注力することを公表したのです。
(参考:https://www.z-holdings.co.jp/news/press-releases/2023/0116/

このように、これまで動画サービスを牽引してきた企業でさえも、これからの時代は「ショート動画」の需要がより高まると予測しているのです。

押さえておきたいショート動画サービス

現在、国内で利用ユーザーが多い4つの動画サービスについて比較してみましょう。

Instagramリール

・特徴
「Instagramリール」は、写真を投稿・閲覧するアプリ「Instagram」が、2020年にリリースした動画機能です。この機能は、縦型動画を作成して投稿したり、フォロワーや検索画面から投稿者の動画を発見することができます。
主に20代〜30代の女性ユーザーが強く、Instagram特有のおしゃれで“映える”動画の投稿が注目されているでしょう。「Instagramリール」をメインに閲覧する人は少なく、あくまでも投稿写真を見る延長として「Instagram リール」を視聴している人が多い傾向にあります。

・機能
最大90秒の動画投稿が可能で、BGMを付けたり、異なる動画を繋げる等の編集作業もできます。

・今後の動向
これまで投稿のほとんどが写真のみだったInstagramに、「Instagramリール」機能が追加されたことにより、投稿者のよりリアルな姿が見ることができます。そのため、従来のフィード投稿よりも見応えがあり、リアルな姿を見ることができる「Instagramリール」が今後さらに伸びていくでしょう。

TikTok

・特徴
「TikTok」は、ショート動画の火付け役とも言われる、短尺動画のプラットフォームです。10代〜20代の若い層のユーザーが強く、主にダンス動画が多く投稿されています。しかし、最近では企業がTikTokを利用し、オフィスでの日常やおもしろ動画を投稿することも増え、中高齢の年齢層にも認知されるようになりました。

・機能
最大10分の動画投稿が可能で、動画作成から編集、エフェクトをつけることができます。

・今後の動向
これまで、若い世代のプラットフォームとされてきた「TikTok」ですが、今後は30代以上からシニア層まで利用者が広がると予想されます。拡散力・影響力が強いTikTokは、企業の「マーケティング」としても利用されており、グルメや旅行・観光、不動産会社までも参入してきているのです。そのため、今後も集客を目的とした企業の利用が増えることから、利用者層も広がると考えられるでしょう。

YouTubeショート

・特徴
日本最大の動画プラットフォームであるYouTubeは、縦型ショート動画の流行により「YouTubeショート」をリリースしました。ユーザー層は10代からシニア世代まで幅広く、「YouTubeショート」の認知度も高いと言えるでしょう。「YouTubeショート」は、ショート動画として新規投稿することもできますが、YouTubeにアップされている既存の動画を切り抜いて「YouTubeショート」にアップする、「切り抜き動画」も注目されています。

・機能
最大60秒の動画投稿が可能で、音楽やテキストを挿入することができる編集機能もあります。

・今後の動向
YouTubeの広告収益で生計を立てている人のことを、YouTuberと言いますが、2023年2月1日から「YouTubeショート」でも収益化できるようになりました。そのため、YouTube動画よりも手軽にアップできる、「YouTubeショート」のクリエイターが増えると予想されます。また、自分自身で撮影をしなくても、既存のYouTube動画を切り抜いた「切り抜き動画」をアップするだけで収益を得ることもできるので、YouTubeよりも簡単に参入することができるでしょう。

LINE VOOM

・特徴
ショート動画の流行を受け、メッセンジャーアプリのLINEが「LINEVOOM」というショート動画の機能をリリースしました。これまで、写真投稿ができる「タイムライン」がありましたが、2021年の11月に「LINEVOOM」へと形を変えました。LINEの友だちとは異なり、フォローをすると「LINEVOOM」の投稿が見られるようになっています。

・機能
最大20枚の写真とテキストの投稿、最大20分の動画投稿が可能です。

・今後の動向
「LINEVOOM」がリリースされたのは2021年の11月で、「Instagramリール」や「YouTubeショート」よりも遅く登場しました。しかし、最近「LINEVOOM」の利用者は増加傾向にあり、「VOOMcreator」として収益化をするインフルエンサーも増えています。LINEを運営しているZホールディングス株式会社も、「LINEVOOM」に注力すると宣言しているように、今後さらに拡大していくでしょう。

ショート動画編集のポイント

冒頭5秒間にインパクトのある情報を打ち出す

縦型ショート動画は、1つ1つの動画をじっくりと見るのではなく、次々にスワイプして興味を持った動画だけを最初から最後まで試聴します。つまり、動画が再生された時点で視聴者の興味を掻き立てられなければ、スワイプされてしまうのです。
そのため、再生される動画を目指すには、冒頭5秒間にインパクトのある情報を打ち出すことがカギになります。

重要な部分のみをコンパクトにまとめる

ショート動画を好む人の大半は、動画1本の濃さを求めるのではなく、短い時間の中で多くの情報を得たいと考えています。また、ショート動画は長尺動画とは異なり、短い時間の中で導入から結論まで簡潔にまとめなければなりません。そのため、最も伝えたいことだけを打ち出し、簡潔に素早く結論を出すことが大切です。

伝えたいポイントをテロップでわかりやすく入れる

より効果的に視聴者に情報を伝えるためには、テロップを入れて視覚で理解できるようにすることも重要です。ショート動画は流し見をしてしまう人が多く、重要なポイントだったとしても聞き流してしまうこともあります。また、音声なしで視聴する場合、動画の中で何を話しているのかがわかると、興味を持って最後まで視聴してくれることもあるのです。そのため、編集機能でテロップを入れたり、伝えたいことを強調することで、見やすい動画を作ることができます。

おすすめの動画編集方法

ショート動画として良質な動画をアップするのであれば、動画の編集は欠かせない作業になります。編集というと、「難しそう」「面倒」などネガティブなイメージを持っている人も多いですが、各ショート動画のプラットフォーム内で簡単に編集することが可能です。

例えば、「Instagramリール」であれば、BGMを入れたりエフェクトをかけるだけで一気に見栄えが良くなります。また、コマ撮りもできるので凝ったような動画を作ることも作れるのです。

「TikTok」は流行りのダンス動画と同じ曲をBGMに設定することで、動画が認知されやすいので、工夫次第で簡単にバズる可能性もあるでしょう。

こだわった編集をするならPCの動画編集ソフトがおすすめ

スマホだけでも簡単に良質な動画編集ができますが、さらにこだわった動画を作成するのであれば、PCの動画編集ソフトがおすすめです。

1.iMovie

・特徴
AppleのiLifeに含まれる動画編集ソフトで、MacやiOSユーザーにおすすめの編集ソフトです。動画のトリミングやテロップ挿入など、動画作成をする上で必要な機能が揃っています。シンプルで使いやすいので、初心者の方でも簡単に動画編集をすることができるでしょう。

iMovieのダウンロードはこちら

2.Premiere Pro

・特徴
YouTuberのユーザーも多いPremiere Proは、本格的な動画編集ができるソフトです。ワークスペースと呼ばれる画面があり、1本の動画を4ブロック(メイン画面・素材の保存場所・動画や音声の編集・編集中動画の確認)に分けて作業します。そのため、1度で細かな作業まで行うことが可能なので、効率よくハイクオリティな動画を作成することができます。しかし、やや複雑なシステムになっているため、作業に慣れるまでは時間がかかる場合もあります。

Premiere Proのダウンロードはこちら

まとめ

いかがでしたか?
多くの情報が飛び交う現代は、いかに「短時間で質の高い情報を得ることができるか」ということが求められています。そして今後、ショート動画プラットフォームのユーザーは増加し、マーケティングのひとつとしても拡大していくことが予想されます。

これからショート動画を投稿していきたいと考えている方の中には、「難しそう」「再生数が伸びないかもしれない」と不安に思っている方もいるでしょう。しかし、まずは動画を投稿してみるということが大事なのです。
思わぬ動画がバズったり、再生回数が伸びることがあるので、投稿する動画に正解はないものです。そのため、どのような動画がバズりやすいのか、人気動画を研究し、投稿し続けることを大切にしましょう。


hibanaでも縦型ショート動画を活用し、「飲食店×クリエイター」による映像制作&プロモーションのプロジェクトも実施しております。今後の動画マーケティングの参考事例として、ご確認ください。

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Kasumi Sasaki

東京都出身。神奈川県在住。 ドレスコーディネーターとして勤務後、ライターの道へ。 現在、フリーランスのライターとして多数のメディアを運営。

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