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【2024年飲食トレンド】新常識!美味しい代替食品・プラントベースフード最新情報!

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最近では、コンビニやスーパーでも代替食品やプラントベースフード(植物由来食品)を目にするようになりました。この記事では、代替食品・プラントベースフードが注目される理由や、最新の商品情報などをお伝えします!新メニュー考案の参考になれば幸いです。

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代替食品・プラントベースフードとは?

まず、代替食品・プラントベースフードとはどのようなものなのでしょうか?高級食材を手軽な価格で提供するという観点以外にも注目を集めている、代替食品。そんな代替食品・プラントベースフードとは何か、また、これらに関心が高まっている理由は何かをまとめてご紹介します。

代替食品とは?

代替食品とは、ある食品に似せて作られた加工食品のことです。昔から馴染みのあるものだと、かに風味かまぼこやマーガリンなどが挙げられます。一般的に、「高い食品を安価に味わうための代わりの食べ物」というイメージが強いようです。しかし昨今では、幅広いジャンルで本来の食品と変わらないクオリティのものが増えてきており、好んで代替食品を選ぶという人もいます。

プラントベースフードとは?

プラントベースフードとは、動物性の食品ではなく、植物由来の成分から作られた食品を指します。日本ではまだ、明確な定義は存在しませんが、100%もしくは、それに近い割合の植物由来原料で作られた食品をプラントベースフードと呼んでいます。

代替食品やプラントベースフードに関心が高まる理由

代替食品やプラントベースフードに関心が高まっている理由は、多岐に渡ります。

まずは、健康志向の高まりが挙げられます。代替食品やプラントベースフードは、高たんぱくで低カロリー、生活習慣病のリスク低下などのメリットから、健康志向の人に注目されているのです。

そして、環境問題への関心の高さも理由の1つでしょう。

例えば、代替肉に注目が集まる理由は、持続可能性に関する懸念があります。 伝統的な畜産業は、土地利用、水使用、温室効果ガス排出など、環境に対する悪影響をもたらすと言う人もいます。

代替肉は、植物性の原料を使用するため、畜産業に比べて土地や水の使用量が削減され、温室効果ガスの排出量も低減されることから、サステナブル(持続可能)な食品なのです。

さらに、アレルギーやヴィーガン(完全菜食主義)の人が、動物性由来などの特定の食品を避けることも、代替食品やプラントベースフードに関心が高まっている理由です。

代替食品の種類

ここからは、代替食品の種類についてご説明します。代替肉、代替魚、代替ミルクなど、最近では身近になっている代替食品ですが、具体的にはどのようなものがあるのかをまとめました。

代替肉

従来の動物由来の肉に代わる食品であり、植物性の材料から作られています。大豆ミートなどは、最近では身近になっていますよね。

代替肉製品は、植物性たんぱく質やその他の成分を使用して、肉の風味や食感を作ることを目指しています。プラントベースの代替肉は、大豆、小麦、エンドウ豆、きのこなどを原料として利用し、肉に近い食感や味わいを再現しています。

代替魚

代替魚は、植物性の原料を使用して作られた魚の代替品を指します。プラントベースの代替魚は、大豆、小麦、海藻などを原料として利用し、魚の食感や風味を工夫して再現しているのです。

大豆をツナ風に加工している、100%植物性のツナや、小麦や大豆のたんぱく質から作る白身魚などがあります。

代替ミルク

代替ミルクは、牛乳の代わりになる乳製品以外の液体です。 大豆から作られ、タンパク質やカルシウムが豊富な”豆乳”や、アーモンドを原料とした”アーモンドミルク”、それ以外にも、”オーツミルク”、”ココナッツミルク”、”ライスミルク”などがあります。乳糖不耐症の方や牛乳アレルギーの人でも飲むことができます。

代替卵

代替卵は、植物性の原材料を使用して、鶏卵に類似した食感、風味、見た目などを再現した食品です。液卵のような状態で卵の代わりに加工できるものや、オムレツやスクランブルエッグ風のものなど、代替卵を使った食品もあります。

代替食品・プラントベースの商品

こちらでは、企業や店舗で発売されている代替食品・プラントベースフードをご紹介します。スーパーやコンビニ、通販で購入できるものばかりなので、新メニュー開発の参考になるものが見つかるかもしれませんね。

2Bread クロワッサン

「植物由来食品でありながら、ジャンクなおいしさを叶える食品」を提供する2foodsは、新感覚の2Bread クロワッサンを発売しました。おいしさそのままに、糖質をカット。そして、たんぱく質や食物繊維・鉄分を追加しています。

この新しい”植物由来のクロワッサン”は、独自製法で生地を何層にも重ね、サクサクした食感を実現しました。気軽においしく、健康習慣をサポートしてくれる製品です。

公式サイト:https://2foods.jp/pages/2bread-croissant

「赤ワイン香る 大豆ミートのボロネーゼ」などパスタソース

カゴメ株式会社は、動物性原材料を配合しないパスタソースを開発しました。「赤ワイン香る 大豆ミートのボロネーゼ」「黒コショウ香る 豆乳カルボナーラ」「ガーリック香る トマトのソース」です。大豆ミートなど、野菜と豆でできたパスタソースで、常温保存が可能です。「特定非営利活動法人ベジプロジェクトジャパン」が定めるヴィーガンの認定基準をクリアし、パッケージに「ヴィーガン認証マーク」が入っています。

公式サイト:https://www.kagome.co.jp/products/brand/plantbased/

Q・B・B Pシュレッド

六甲バター株式会社の植物性代替チーズのブランドであるQ・B・B PLANT MADE®は、家庭用商品第一弾として、「Q・B・B Pシュレッド」を発売しました。こちらも、ヴィーガン認証を取得しています。アーモンドが材料で、コクと濃厚感があるチーズ様食品です。チーズのように加熱すると溶けてクリーミー感が出ます。料理にコクを出しつつ、植物性の軽やかさも感じられます。

公式サイト:https://www.qbb.co.jp/lp/plantmade

だいたい(代替)海鮮丼

ファミリーマートでは、「食の安全・安心、地球にもやさしい」の一環として、持続可能な水産資源の利用に取り組んだ「だいたい(代替)海鮮丼」を販売しました。

ウニ、いくら、カニ、ねぎとろ、うなぎを代替食品で再現した「だいたい」海鮮丼。ウニ・カニ・うなぎは魚肉のすり身などを使っています。いくらの代替は植物油脂など、ねぎとろはこんにゃくなどが使われた、見た目も華やかな商品です。

公式サイト:https://www.family.co.jp/company/news_releases/2024/20240201_01.html

プラントベースタルタルソース

キユーピーが販売するプラントベースフードには、タルタルソースがあります。豆乳やかぼちゃパウダーなどを使って作られたソースです。卵を使用していないのに、しっかりとしたコクが味わえ、揚げ物やパンなど幅広い用途で活用できます。

公式サイト:https://www.kewpie.co.jp/prouse/products/detail.php?p_cd=66412

ライスパスタ

ケンミン食品株式会社では、グルテンフリーのライスパスタが人気です。小麦・食塩不使用のお米100%で、お米が原料だから味わえる生麺風の食感と、甘味、上品な香りが特長です。プラントベースのパスタソースと合わせれば、健康志向の方に需要が高そうですね。

公式サイト:https://www.kenmin.co.jp/item/15008.html

まとめ

  • 健康志向、環境問題などの理由から代替食品・プラントベースフードが注目されている
  • 市場規模の拡大から大手企業が代替食品・プラントベースフードを取り入れている
  • 飲食店でも代替食品を取り入れたメニューを求めている人がいる

多くの大手企業が代替食品の商品を開発・販売していることから分かるように、プラントベースの代替食品を求めている人は増加しています。飲食店でもプラントベースフードを求めている人はいるので、新メニューに取り入れてみるのもいいかもしれませんね。


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