この記事の読了は約5分です。
池袋駅東口からほど近く、路地裏にひっそり佇む「アジアンタオ&オイスターバー」。激戦のエリアで、2025年で創業14年目を迎える創作ベトナム料理の人気店です。2022年のリニューアルで牡蠣を新たなメニューに加えてから早3年。これまでに、どのような進化を遂げてきたのでしょうか?
今回は、店長の東海林(しょうじ)さんにインタビュー。人気No.1メニュー「チーズバインセオ」や新たに登場したランチミニコースのこだわりを伺いました。長年愛される理由と、ここでしか聞けない貴重な話をお届けします!
圧倒的人気!チーズバインセオ

一度食べたらやみつきになると評判の「チーズバインセオ」。常連様の多くが毎回必ずオーダーするという、アジアンタオを代表する人気メニューです。
もともとバインセオとは、米粉入りのクレープ生地に具材を包み、半分に折って食べるベトナム定番料理(ベトナム風お好み焼き)。これをアジアンタオ流にアレンジし、ピザ風に仕上げたのが「チーズバインセオ」です。
自家製の米粉生地を、包み焼きにはせず平らに広げ、たっぷりのチーズをのせて香ばしく焼きあげています。サクッとした食感と濃厚な味が楽しめるひと品です。
東海林店長が「どちらかというと邪道系かもしれない」と話すように、実は販売当初、いろいろな意見があったのだそう。本来、バインセオは包み焼きでチーズを使わないので、王道のベトナム料理とは少し異なるスタイルでした。
しかし、実際に食べたお客様からは「これはアリ!」と大好評。チーズのコクとスパイスの香りが絶妙に調和して、今では人気No.1メニューとなりました。「アジアンタオに来たら、まずはこれ」と言うべきお店自慢の創作料理として定着しています。
この春登場、4種の新作メニュー

春野菜とスモークサーモンのチーズバインセオ
この春、新たに4種類のチーズバインセオが仲間入り!定番メニューと合わせて、全5種類のラインアップになりました。まずは、それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
●春野菜とスモークサーモンのチーズバインセオ
春の味覚を贅沢に詰め込んだチーズバインセオ。サーモンの旨みとアスパラの爽やかさ、ホクホクのジャガイモが絶妙にマッチした一品です。
●牡蠣ときの子のチーズバインセオ
全国から仕入れる新鮮な牡蠣、きのこの香ばしさが広がる大人の味わい。オイスターバーならではのフレッシュな牡蠣が楽しめます。
●ホタテと桜エビのチーズバインセオ
風味豊かな桜エビとジューシーな帆立が主役。春らしい、華やかな見た目と味を楽しめます。
●生ハムと香り野菜のチーズバインセオ
塩気のある生ハムとフレッシュなベビーリーフが織りなす、さっぱりとした味わい。ワインとも相性抜群です。
●定番のチーズバインセオ
サクサクの米粉生地に、とろけるチーズ。初めての方にもおすすめの定番メニューです。
5種類のチーズバインセオは、それぞれで使用する食材やコンセプトが全く異なり、SNS映え抜群のビジュアルも魅力です。
「1枚で約4名分のボリューム。グループでシェアして食べていただき、次回の楽しみにもなれば嬉しいです」 と語る東海林店長。
そんなチーズバインセオには、どんなこだわりが詰まっているのでしょうか?
自家製の米粉生地

アジアンタオのこだわりは、厳選した食材を店内で丁寧に仕込み、素材や調味料の配合まで細かく調整していること。チーズバインセオの生地も、そのこだわりの一つです。
生地は自家製で、米粉と小麦粉を独自ブレンド。ターメリックとココナッツミルクを加えることで、黄金色のサクサク生地となります。
一口目はカリッと香ばしく、ほんのりスパイシーなターメリックの風味。ココナッツミルクのまろやかさがふわっと広がり、絶妙なバランスに。米粉ならではの軽やかな食感と、たっぷりの具材が調和した、一度食べるとクセになる味わいです。
「料理は味だけでなく、美しさも大事。盛り付けにもこだわっています」と語る東海林店長。その言葉通り、チーズバインセオは見た目も華やかです。実際、お客様の8割が女性で、SNS映えするビジュアルも魅力の一つ。目と舌で楽しめる、アジアンタオならではのオリジナル料理が、多くの人に愛される理由と言えるでしょう。
こだわりの野菜を厳選

チーズバインセオの美味しさを引き立てるのは、香り豊かな新鮮野菜。契約農家から届く無農薬パクチーをはじめ、旬の食材を厳選し、それぞれの個性を生かした調理をしています。
野菜は生のまま使うだけでなく、バジルを攪拌して自家製バジルソースにするなど、細部にまでこだわりをプラス。料理の一皿ごとに、アジアンタオならではの味わいが詰まっています。
実際、常連のお客様からは「野菜の味が濃くて驚いた」「普段食べるものと全然違う」といった声も多数。中には「パクチーが苦手だったけど、ここのは食べられる」と克服した方もいるのだそうです。
この春登場する新作チーズバインセオにも、旬の野菜がたっぷり。素材の美味しさを存分に味わえる一皿が、新たなファンを増やしていきそうです。
初心者でも親しみやすい味を

アジアンタオでは、ベトナム料理は初めての方でも気軽に楽しめるよう、日本人の舌に合うマイルドな味付けが基本。強すぎるスパイスは使わず、香りの穏やかなスパイスや、ココナッツミルクのまろやかさを活かした優しい味わいが特徴です。
また、ベトナム料理=パクチーたっぷりというイメージを持つ方も多いですが、アジアンタオではパクチーが苦手な方でも安心。
「実際、パクチー抜きで注文する常連様も多いんです」と話す東海林店長。もちろん、パクチー好きの方には「パクチー大盛り」といったアレンジも可能で、自分好みに楽しめるのも魅力です。

ベトナム料理の一般的なイメージに捉われず、好きなものを自由に味わう。エスニック初心者からツウまで、幅広く楽しめる一軒です。
新登場のランチミニコース

平日限定で、お得なランチミニコースが登場!ベトナム料理初心者でも気軽に楽しめる品数で、ちょっと特別なランチタイムを演出します。アジアンタオでは個室も完備しているため、周囲を気にせずにゆったりと寛ぎながら食事を楽しむことができます。
価格は2,500円(税込)と、おひとり様はもちろん、女子会や会社のグループ利用にもぴったり。アジアンタオのこだわりと人気メニューをぎゅっと詰め込んだ、まさに「ちょうどいい贅沢」を楽しめるコースは必見です。
●ランチミニコース 2,500円(税込)
- ワンドリンク(アルコール含む対象ドリンクから当日お選びください)
- 本日のサラダ
- ベトナム風生春巻き
- スモークサーモンの生春巻き
- うなぎとアボカドのクリームチーズロール
- 揚げ春巻き
- メイン料理(対象のランチメニューからお選びください)
- 本日のスイーツ
今後の展望

「何年も通ってくださる常連様にも、新規のお客様にも楽しんでいただきたい。そのために、“新しいこと”に常に挑戦してきました」と語る東海林店長。
その一環として今回登場したのが、5種類のチーズバインセオとランチミニコース。どれも、ベトナム料理を気軽に楽しめるよう工夫された新メニューです。
今後については、「ベトナム料理を普段あまり食べない方にとって、気軽に足を運んでもらえる『最初の入り口』となるお店を目指したい」とのこと。
「本場の味を求める方には『少し違うかも』と思われるかもしれません。当店では『ベトナム料理ってどんな味だろう?』と興味を持っていただいた初心者の方が、気軽に楽しめる味わいに仕上げています。食べやすさと美味しさのバランスを大切にしながら、今後もベトナム料理の魅力を伝えていきたいです」と、東海林店長は料理に込めた想いを語ってくれました。
定番メニューを大切にしつつ、新たな挑戦を続けること。東海林店長が「飲食業界全体において大切なこと」と話すように、そのスタンスこそが多くのお客様に愛され続ける理由であり、お店を支える力となるでしょう。
店舗情報
店名:Asian Tao & Oyster Bar
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-2-6
電話番号:03-5979-0878
公式サイト:https://ikebukuro-izakaya-asiantao.gorp.jp/
関連サイト:https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13133428/
公式Instagram:https://www.instagram.com/asiantao/p/C7k26dON4Dw/
こちらの記事も読まれています。
こちらの記事も読まれています。

