5/23 情報を追記しました
マーケティングを行う上で目的の設定は欠かせません。それはSNSマーケティングにおいても同じです。SNSは日々の運用が重要になるため、特に目的・目標を曖昧にしたままでは成果は期待できません。運用することで、数値として残る効果を出すために、ここでは運用方法についてご紹介していきたいと思います。
SNSマーケティングの運用目的
SNSマーケティングの運用目的については企業によって異なるとは思います。ここでは実際にどの様な目的で運用されているのかを確認しておきたいと思います。
- 企業のブランディング
- キャンペーン告知
- 広報活動
- WEBサイトへの流入増加
- 顧客サポート
以上の目的が多く見られます。
ここで注意しておきたいことが1点あります。
それは、SNSマーケティングを実施したからといって、商品やサービスが売れる様になるというわけではないということです。あくまでマーケティングの一部であり、SNSマーケティングの目的を明らかにし、その役割を果たせる様に運用することが重要になります。結果、その他のマーケティング施策にも連動し、結果商品、サービスの購入へ繋がっていくということを理解しておくことが重要となります。
目的に応じてSNSを使い分けることが大切!
各SNSには特徴があります。SNSマーケティングにおいては1つのSNSしか使用しない場合は少なく、ほとんどの企業では複数運用させているかと思います。その場合、各SNSにおける目的を設定し、その特徴に合わせたコンテンツと投稿していくことが重要となります。
ブランディング向きのSNS
Facebook・Instagram・YouTube
ブランディングにおいては、サービスや商品を視覚的に訴求し、顧客に対してイメージと認知度を向上させることが重要となります。その際、実名投稿で画像を投稿できるFacebookや画像を中心とした投稿形式のInstagram、動画メインのYouTubeが適していると考えられます。
集客・販促向きのSNS
Facebook・Twitter・LINE公式アカウント
情報の拡散性が高く、リンクによるWEBサイトへの誘導がしやすいSNSが向いていると考えられます。画像や文章による投稿とシェアで拡散が可能なFacebook、匿名で素早い情報拡散が可能でリンクも貼れるTwitter、ユーザーに向けたクーポン配信を得意とするLINE@などが特に集客、販促に向いていると考えられます。
ユーザーサポート向きのSNS
Facebook・Twitter
総合的なコミュニケーションが取れる必要があります。その際、ユーザーとコミュニケーションが可能となるのではこの2つのSNSに限定されます。
上記で述べた目的と特徴に合わせて、自社のSNSマーケティング活用を検討されると良いのではないでしょうか。
目的に応じた運用方針の策定
運用方針を検討されていたとしても、方針が抽象的なものであれば、実際の運用ではなかなか成果を出すことが難しくなります。
ここでは、最低限必要な運用ポイントをご紹介します。
運用方針の主なポイント
まず、運用方針は基本的なルールやマナーをガイドラインと明記する必要があります。
アカウントの公式化
公式アカウントであることをアピールする必要がある。公式サイトへ明記するなどして対応する。
運用目的の明確化
企業アカウントの運用目的や投稿内容をあらかじめ明記しておく。
問い合わせ窓口との住み分け
SNSの企業アカウントで対応できないものは、公式サイトの問い合わせ窓口へ誘導する。
投稿の削除
問題のあるユーザー投稿は、予告することなく削除することがある旨を明記する
目的別の運用ポイント
ブランディング
ブランディングではイメージづくりが重要となります。全体の一貫性を保つために、表現のスタイルや文字数、画像テイストのルールを作成しておくとよいです。
集客・販促
投稿頻度はどのような間隔で行うのか、またキャンペーンやセール情報をあらかじめ検討しておく必要がある
ユーザーサポート
ユーザーからのコメントにはどこまで対応するのか、出来ない場合はどのような対応フローを取るのかを検討しておく必要がある。
配信するコンテンツの種類を理解する
コンテンツを充実させることによるマーケティングが近年注目されています。SNSマーケティングの効果を上げるためにも最適なコンテンツを最適なSNSで配信することが重要となります。
ストックコンテンツとフローコンテンツ
ストックコンテンツとは
→時間が経過しても価値が下がりにくいコンテンツのこと
- サービス・商品情報
- 自社ブログ
- FAQ
- 会社情報
- 社員紹介
- 事例共有
フローコンテンツ
→時間が経過すると価値が下がりやすいコンテンツのこと
- セール情報
- キャンペーン情報
- イメージ画像
- 動画
一般的な手法として、WEBサイトにあるストックコンテンツをSNS用に最適化して投稿しする。また、フローコンテンツを定期的に配信し、ストックコンテンツ(WEBサイトへ)流入させる手法が取られることが多いです。
配信用コンテンツのネタを考える
コンテンツを充実させるためには、ユーザーに興味を持ってもらえるコンテンツを日々配信する必要があります。運用を始めていく投稿ネタにつまるシーンが出てくることが予想されますので、事前に対策をしておくことが必要となります。
事前に投稿スケジュールを立てネタを収集する
運用担当者の中で、数ヶ月先を見据えた投稿ネタを出し合う場を持つのも効果的です。季節、イベントに合わせて、投稿コンテンツを考えていくと余裕が生まれて、質の高いコンテンツ作成が可能となってきます。
過去の投稿ネタをリサイクルする
自社の過去のブログネタを視点を変えたり、新しい情報を追加して投稿することも良いです。また、コンテンツ形式をまとめ記事風に変更するなどの工夫もありです。
WEB上のニーズや調査データをヒントにする
- 「Googleトレンド」などでキーワードを調査する
- 「PRTIMES」や「ValuePress」などでプレスリリースを参考にする
まとめ
今回はSNSマーケティングに関する運用方法をご紹介しました。いかにユーザーに興味を持ってもらえるコンテンツを継続的に配信することができることが重要となります。運用ポイントを理解しつつ、運用するための体制・仕組み作りも大切となります。SNSマーケティングを始めることですぐに成果に繋がるものではありませんが、目的と目標を設定し、運用することで大きな影響を持つ自社サイトに育てることが可能となりますので、ぜひ、長期的な視点を持ってSNSマーケティングを実施してみることをお勧め致します。