今回は販促の基本となるPOP作成のポイントを整理してみましょう!
私自身も店舗での販売経験がありますので、その時実践したことも踏まえて、誰でも参考にできるポイントをお伝え致します。
そもそもPOPとは何か?
POPとは・・・
POP広告(ポップこうこく、ピーオーピーこうこく)は「Point of purchase advertising」の頭文字を取った略語で、主に商店などに用いられる販売促進のための広告媒体である。(ウィキペディアより)
皆さんもお買い物をする時によく商品の脇に『当店一押し』とか『新発売』などと言う形で商品を紹介しているものですね。特にスーパーとか雑貨屋などで見かけるのではないでしょうか。
商売をする側としては、できる限り商品の特徴をお客様に伝え、多く買ってもらうことが目的です。一つでも多くの商品を手にとって頂きたいが、一人のスタッフがお客様に商品をすすめるには物理的に限界があります。そんな時に変わりにアピールしてくれるものがPOPですね。
一言で言うと、商品の看板ですね。
では、このPOPで本当に売上は変わるのかということですが、
私としては変わると考えます。ただ厳密に言うと売上が変わるきっかけを作り出すということの方が正しいです。
POPを作るだけでは売れません。
しかし、お客様の目に止まり、買ってみようかという購買意識を作り出すには効果的な武器だと考えます。
では具体的にその武器となるPOP作成のポイントをまとめていきたいと思います。
売れるPOPを作るポイントは?
書き方のポイントは大きく3つ
1、言葉や文章はシンプルな構成で書くこと
⇨これは買い物をされているお客様に情報を伝えることが重要であるということです。デザイン性が高く、一見オシャレな広告に見えても、お客様にとって有益な情報をわかりやすく伝えなければ購買意識までつなげることができません。
2、定性情報と定量情報でポイントをまとめること
⇨定量情報で言うと、「産地」「ブランド」「こだわり」など他の商品との差別化ポイントをキーワードにまで落とし込むことです。また、定量情報については、「価格」「限定数量」「割引額」などになります。これらはお客様にとって有益な情報をわかりやすく伝えるための重要です。いかに、短い文章でわかりやすく伝えるかが腕の見せ所かと思います。ドンキホーテなどのPOPは特徴的で大変勉強になるかと思います。
3、お客様目線を忘れないこと
⇨自分では満足したPOPが作れたとしてもそれが本当に良いPOPかはわかりません。実際に売り場で商品と並べたときにお客様の興味を引けるものになっているでしょうか?第三者の目でしっかりと確認してもらうことが重要です。
以上の3点を注意することで、良いPOPは作れるのではないでしょうか?
POP作成はまだ始まりにすぎない
しかし、ここで満足していてはいけません。POP作成は第1フェーズです。
ここからはもし私が作るならこうするでしょう、ということで少しご紹介します。
では第2フェーズ
POPにさらにインパクトを加えます。
例えば、
・商品のイメージに合わせて、手書きにする→こだわりの演出
・巨大化させる →インパクトで興味を引く
・店頭〜店内まで張りめぐらせる →必ず視界に入れ、商品を認識してもらう
・立体的なものにしてお客様の買い物を遮る→認識してもらい、覚えてもらう
・実際の商品ディスプレイする(袋に入っている場合は中身をしっかり見せる)→商品の良さを知ってもらう
そして、第3フェーズです。
売りたい商品と売りたい目標を設定する。そして、直接お客様に提案する。
最後はこの直接の接客につきます。
POPの意味がないと思われるかもしれませんが、
商売とはお客様の購買ストーリーをいかに演出できるかが重要だと思います。
徹底的に、お客様との購買接点を持つことによって、
ニーズを知り、その要望に応えることが売上向上への近道だと私は考えています。
POP販促の今後は?
現在はスマホを活用した、新しいマーケティング手法や販促が生まれています。
そのため、POPが良いとか悪いとかではなく、やはりその商品の購買客層に合わせた販促方法をPDCAを回しながら最適な方法を模索することではないかと思います。
今回はPOPを活用した販促をご紹介しましたが、ターゲットとしている客層に合わせて、ぜひ使い分けていただければと思います。
客単価が20%アップする「魔法のPOP」道場(販促会議)など
今回のつぶやき
私はお酒の中ではビールが好きなのですが、特に最近はいろんな種類のクラフトビールを飲むことが楽しみです。もし、東京駅に行くことがあればぜひ、グランスタにあるお店の中で全国のクラフトビールを豊富に揃えているお店がありますので、ぜひ行ってみてください。オススメです。