今回は、2〜3年前から注目され始めた、小・中規模店舗向けのPOSレジアプリや予約台帳向けアプリについて調査してみたいと思います。
つい最近、飲食店向けのサービスを提供している「カカクコム」が飲食店向けの業務支援事業の拡大を発表されましたね。今回の発表ではタブレットでの予約台帳アプリ「ヨヤクノート」の提供開始でした。この業界については多くの企業が参入しているので、どの企業のサービスが良いのかわからなくなっているのが現状のように感じます。
実は私自身、この飲食店向けの業務支援サービスに関わっていた時期がありますので、その経験からシンプルにこのサービスは使うべきなのか?またどのサービスが良いのか?注意点は何か?について述べたいと思います。
このサービスは使うべきなのか?
結論として使うべきです!
理由はシンプルに2つです。
①コスト削減
②業務効率化と顧客管理
①については明らかですが、店舗開店時はもちろん、営業していく上でのランニングコストをかなり抑えられます。
これまでのPOSレジは初期投資もメンテナスも高額費用がかかっていたと思います。アプリにすることで、店舗のスタッフで気軽に管理することができます。また、無料レジアプリを提供している企業としてはこのサービスを売ることが第一の目的ではなく、このサービスをまずお店に置かせてもらって、その後お金を生み出すサービスを連動させていきたいと考えています。あくまでも将来への投資です。そのため、多くの場合、使ってくれたらタブレットと通信費無料、さらにお試しで有料機能も最初は無料で使えることも多々あると思います。まずは、アプリのことを調べたり、その営業さんに交渉することがお勧めです。
②については、今後店舗や飲食店が差別化を図るために必要だからです。
特に飲食店に関しては、よくITリテラシーが低めで、使うのが面倒だと思われていますが、それではライバルに差をつけられる可能性があります。私も実際にPOSレジや予約台帳アプリの導入で飲食店様とお話ししたことがありますが、人気店と呼ばれる飲食店ほど、この様な新しい技術を前向きに活用している傾向がありました。また、原材料や人件費の高騰でこの様なシステムで業務効率や顧客満足度を上げる必要があると認識していました。私としては導入しようか迷っている方がいらっしゃったのなら、一度使うことをお勧めします。
ちなみに、使用したことがある私からすると、思っていた以上に簡単に使えます。スマホや銀行ATMを使える程度のことです。それでも不安という方は使い方についてどんなサポートがあるのか問い合わせてみると良いと思います。
これまでの経験からいくとリクルートライフスタイルが提供している「Airレジ」に関しては店舗ごとに担当のサポートスタッフが無料でついてくれることがありました。是非問い合わせてみることをお勧めします。
どのサービスが良いのか?
個人的には
無料POSレジであればリクルートライフスタイルの「Airレジ」
予約台帳であれば「トレタ」
とかでしょうか。
「Airレジ」に関しては、提供している企業が大きく、サービスを提携している企業が多いので、常に店舗に取って役立つ情報やサービスを提供してくれる気がします。予約台帳に関しては「トレタ」を利用している飲食店が多く、予約台帳に特化したサービスとインターフェイスなので、満足度が高い印象があります。ただ有料になるようですが。
結論としては、どのサービスも気軽に調べて、試せるので、店舗にあった気に入ったアプリを選ぶのが良いのかと思います。
注意点はどこか?
NET上に乗っている情報で簡単に結論を出さず、企業側に直接話を聞くことをお勧めします。
なぜかというと、現在この分野のサービスは常に試行錯誤しながら改良が加えられています。そのため、交渉次第では無料で試せたり、初回特典などがある場合があります。また、企業側も他社のサービスと比較して、どう違うのかを競っています。是非、簡単に決めずにある程度、情報収集してからお得な条件でサービスを利用することをお勧めします!
以上、今回は少し話が長くなってしまいましたが、タブレットを使用した無料POSレジや予約台帳の利用の方がいらっしゃいましたら、少しでも参考にして頂ければと思います。
食べログ、飲食店の業務支援へと事業領域を拡大
画期的なiPad向け予約台帳アプリ「ヨヤクノート」を提供開始 より