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(引用元:https://ecnomikata.com/ecnews/30006/)
日本で最も利用されるQR決済「PayPay」。改めてPayPayの特徴と強みを把握し、これからの飲食店経営にどのような影響を与えていくのかを考えていきたいと思います。また、飲食店経営に活かせる活用ポイントもまとめましたので参考にして頂ければと思います。
paypayとは
(引用元:https://ecnomikata.com/ecnews/30006/)
PayPayは登録者数約4700万人(現時点)越えのキャッシュレス型、「スマホ決済サービス」です。
ユーザーはスマホが一つあれば、お財布を持ち歩かなくても簡単にスマートにお買い物ができます。
大規模なポイント還元キャンペーンなどによるPR・集客効果や、導入までのハードルの低さなどで他のキャッシュレス型決済と比べて人気を集めています。
概要
スマホ決済サービスとして登場したPayPayは、残高のチャージの手軽さや支払いのスマートさ、大規模なポイント還元キャンペーンなどによって人気を博し、登録者4700万人を超える認知度の高いサービスとなっています。
特徴
「ユーザー」にも「加盟店」にもメリットが多いのがPayPayの特徴です。特にキャッシュレス型決済ということで、会計時にお釣りが発生しないので現金管理の負担が減ることが特徴です。
また、ソフトバンクスマホユーザーやワイモバイルスマホユーザー、Yahoo!プレミア会員の方などにはポイントの付与率が高くなるという特徴もあります。
「ユーザー」は現金を持ち歩かずにお得に買い物や支払いをすることができ、「加盟店」は現金管理の負担を少なくしながら効率的に集客することができます。
ユーザー層
PayPayのユーザー層の割合は40代が一番多く、次いで50代、60代と続いていきます。20代や30代の使用率も他社サービスと比べると高く、キャンペーンなどのPR効果が出ているサービスとなっています。
現時点ではユーザー数が約4700万人と、約3人に1人はPayPayを使用できる状態のため、幅広い年代の方に受け入れられているサービスになっています。
評価されている点
数あるスマホ決済サービスの中でもPayPayは大規模なポイント還元キャンペーンを行うなどしており、お得にPayPay ポイントを貯めることができる点が評価されています。
毎月条件達成によってポイントの付与率が高まるPayPay ステップという特典があることもユーザーには評価をされています。
また、加盟店が多く利用できるお店が多いこともユーザーにとっては良い点です。
他にもPayPay には関連サービス(PayPay モール、PayPay フリマ、PayPay グルメなど)が数多くあり、それらのサービスを使うことでお得にPayPay ポイントが付与されていきます。
決済サービスとしての利便性だけでなく、ポイント付与率の高さや利用店舗数が高いこと、関連サービスの豊富さが評価の高さに繋がっています。
paypayの主な機能・活用メリット(一般消費者向け)
(引用元:https://about.paypay.ne.jp/)
PayPayの主な使い方としては、PayPay残高を使用した支払い(決済)になります。
クレジットカードやプリペイドカードなどに比べて審査などがないため、手間が少なく簡単に始めることが可能です。
また、PayPayアプリ上では近くのPayPay加盟店を「近くのお店」というマップ機能を通して調べることができます。加盟店のプランによってはクーポンやスタンプカードもあるため、ユーザーはポイント付与以外にもお得に買い物や食事をすることができます。
そして、PayPay 残高のチャージや友達への送金などもアプリ上で簡単に行うことができ、ATMでの引き落としや現金の手渡しをせずとも出入金の管理ができます。
最新機能として加わった「あと払い」機能は、支払い時にPayPay残高がなくても支払いが可能となりクレジットカードの代わりとなります。
これまでの現金の取り扱いで生まれていたデメリットが解消できているサービスになっています。
主な機能
主な機能は「チャージ」、「送金」、「スキャン」、「マップ検索」です。
「チャージ」は銀行口座を登録しておくことで、いつでもPayPayへ残高のチャージができます。セブン銀行ATMやローソン銀行ATMからもチャージが可能です。
「送金」機能は、送り先の方のPayPayIDや電話番号が分かっていれば、いつでも、どこでも送金ができます。手数料もかからないため、小銭などの受け渡しをせずにお金の受け渡しが可能になります。また、「わりかん」機能を使えば、複数人に対しても同時に設定した金額を請求することも可能なので、細かい小銭のやり取りや受け渡し忘れなどをしなくて済む便利な機能となっています。
「スキャン」機能はお店でのお会計時に使用します。PayPayでの支払いは2パターンあり、お店の従業員の方にアプリのバーコードを読み取ってもらい支払いをするという方法と、ユーザーがお店に設置されているQRコードをスキャン機能で読み取り、お会計金額を入力して支払いをするという方法があります。
「マップ検索」の機能はPayPay加盟店をアプリ上で検索することができます。ホームタブの横の「近くのお店」というタブをタッチすることで、現在地から近くのPayPay加盟店を探すことができます。
活用メリット
活用メリットは大きく4つあります。
1.小銭を探すことなくスマートに決済することができる。
2.ポイント還元を利用することで現金よりもお得に買い物ができる。
3.支払い履歴をいつでも確認できる。
4.クレジットカードのように事前審査が不要で、誰でもすぐにキャッシュレス決済を利用することができる。
現金よりも便利でお得で、すぐに始めることができ、管理もしやすいサービスです。
また、スマホなどを紛失してもデータ管理を会社がおこなっているので再度別の端末からアクセスするということも可能です。
財布が紛失した際にお金が盗き取られていたというようなことがないため、現金と比べてもセキュリティ面において安心して活用できます。(不審な支払いは履歴から確認できます)
paypayの主な機能、活用メリット(飲食店向け)※paypayグルメ
(引用元:https://about.paypay.ne.jp/pr/20211028/01/)
飲食店がPayPayを活用するメリットは数多くあります。
現金管理の負担が軽減でき会計の効率化ができることや他のキャッシュレス決済(クレジットカードなど)と比べて、初期費用や運用費用を安くしながら使用できることです。
また、PayPayが行なう還元キャンペーンなどによるPR効果によって、PayPayユーザーの利用が後押しされ店舗の集客効果にも繋がります。(飲食店がPayPayユーザーの来店を促すにはYahoo!が運営する「PayPayグルメ」に参画することもおすすめします。)
クレジットカードや電子決済などのように専用の読取機も不要なため、コスト面だけでなくスペース的に負担のないサービスです。
「PayPayマイストアライトプラン」に加盟をすればPayPayアプリ上でクーポンやスタンプカードを発行することができ、お客様の再来店の後押しをすることができます。
主な機能
飲食店側の主な機能としては、「支払い取引」や「店舗PR」があります。
支払い時にPayPayでの支払い希望のお客様には、バーコードを読み取るか、お客様に店舗のQRコードを読み取ってもらうことで支払いが完了します。2021年10月から決済手数料がかかるようになりましたが(制限プランは1.98%、ライトプランは1.60%)、業界最安水準で運用できます。管理画面では「返金」や「平均単価」なども分析できるのでお店の効率的な運営にも役立ちます。
また、管理画面では店舗情報や写真などを入力することができるため店舗PRに繋がり、PayPayアプリ上で加盟店を探すお客さまに対しての発見性を高めることができます。
「PayPayマイストアライトプラン」に加入した場合は月額1980円の利用料がかかるものの、店舗ごとにクーポンやスタンプカードを発行することができ、新規集客や再来店の促進、客単価の向上などを促すことができます。
活用メリット
メリットは第一に「会計業務の効率化」ができることです。PayPayを活用することで現金の取り扱いが減るので、出入金管理や、釣銭の準備、レジ締めの負担が減るというメリットがあります。また、盗難や強盗、従業員の内部不正の防止などにもつながるので店舗運営には大きなメリットがあります。PayPayの活用に慣れれば会計業務に携わる従業員数や労働時間も減らすことができるため、人件費などの削減にも繋げられます。
また、キャッシュレス決済のニーズが高まるなかで、PayPayはクレジットカードなどのキャッシュレス決済と比べても、初期導入費や手数料が安いため利用しやすくなっています。(クレジットカードは一般的に決済手数料3~7%、初期費用約3万円以上)
PayPayユーザーの来店を後押しする方法(PayPayグルメ)
PayPay加盟店はPayPayユーザーの来店を後押しする方法として「PayPayマイストアライトプラン」に加入して、お店独自のクーポンやスタンプカードを使うことをおすすめします。新規のお客様の集客やリピーター作りに役立ちます。
また、飲食店であればYahoo!が運営する「PayPayグルメ」への参画もおすすめします。
飲食予約サイトである「PayPayグルメ」はPayPayユーザーに対してお得なポイント還元をおこなっており、PayPayユーザーの集客を後押しをします。
また、PayPayグルメ参画後はYahoo!関連サービス(Yahoo!地図、Yahoo!ロコ、Yahoo!検索)での発見性が高まり、認知度向上が期待できるほか、PayPayグルメとLINEとの連携も始まりLINEPLACEやLINE公式アカウントからの集客も可能になりました。LINE公式アカウントからお客様が予約した場合、送客手数料は発生しないため、初期費用・固定費無料でリピーター作りが可能になります。
PayPayユーザーの来店を後押ししつつ、Yahoo!、LINEの各種関連サービスからの発見性も高まるため、新規集客や認知度向上、リピーター作りを目指す飲食店にはとても相性のよいサービスになっています。
paypay(グルメ)の今後の展開
(引用元:https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2022/02/08a/)
PayPayは今後、親会社のYahoo!が運営する各種関連サービスとの連携を強め、より便利に、お得に使用できるサービスになっていくでしょう。
特に飲食店は「PayPayマイストアライトプラン」や「PayPayグルメ」に参画することで、PayPayユーザーの来店をより促せるようになっていきます。
そして、2022年2月からPayPayグルメとLINEとの連携が始まったことにより、お店とユーザーがLINE公式アカウントというチャットツールを通じて飲食予約をすることが可能となりました。(送客手数料無料)
LINEというコミュニケーションツールを使うことでPayPayグルメのユーザーのリピーター化を促せるという、便利で効率的な店舗運営ができる世界になっていきます。
お店でのお会計時にも「PayPay払い」が進んでいくことで会計業務の効率化ができ、人件費や入金管理の負担が削減できるようになります。
PayPayやYahoo!関連サービスが作り出す世界で、これまで解決できなかった飲食店経営の課題がなくなっていくでしょう。
まとめ
PayPayは下記の通り、ユーザーにも飲食店にも大きなメリットがあるサービスです。
- 現金管理の負担が少なく、効率的な支払いや金銭管理ができる
- PayPayが行うお得な還元キャンペーンによって加盟店は集客効果が生まれる
- ライトプランやPayPayグルメなどの関連サービスへの参画で効率的で効果的なPayPayユーザーの集客ができる
ユーザーにも飲食店にもメリットのあるPayPayというサービスを使いこなし、新しい飲食店経営の在り方を確立することが今後の飲食店経営に必要になってくると考えられます。