「毎月グルメサイトにお金をかけたくない」「無料で集客できるWeb媒体はないの?」と考えている飲食店経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事ではそういった方を対象に無料で活用できるWeb媒体をまとめています。お店の今後の運営の参考にしていただけると幸いです。
無料活用できる媒体1 – SNS –
今やSNSで飲食店を探す人が増えています。飲食店を運営されている方なら、店舗でも使い売上貢献に役立てたいと考えている人も多いでしょう。しかし、実際には苦戦しているお店が多いものです。この章では各SNSの特徴をまとめていますので、運用のヒントにしていただけると幸いです。
Facebook上でページを作成しお店専用アカウントとして運用します。発信できる情報量が多いためホームページ代わりに使っているお店も多い。アカウントがある場合は費用をかけて宣伝する際に比較的容易にできます。
比較的高年齢層(40代以降)にユーザーが多いため、この年代に向けた情報発信ツールとしては最適です。またユーザーは実名で利用している人がほとんどなのでセキュリティ等は他のSNSと比べてしっかりしています。そのためか他のSNSより拡散性が低めなのがネック。運用には継続的な努力が必要です。
特徴 | ・40代以降に強み ・コンテンツや情報を多く掲載できる ・他のSNSと比べてフォーマルな印象 |
国内ユーザー数 | 約2,600万人 |
必要な更新頻度 | 週1〜月1回程度 |
若者に人気で「インスタ映え」という言葉を生み出した”写真で伝える”SNSです。後述するTwitter同様に拡散性がとても高く、素材のいい写真と少しのコメントですぐさま投稿した内容が拡散される可能性があります。言葉を多分に使わなくてもよい為、更新が比較的ラクなのも売り。運用する際は写真のクオリティに最も気を遣いましょう。
特徴 | ・圧倒的な若者人気で利用者の半分以上が10~20代 ・「インスタ映え」するモノ・コトが人気 ・企業やお店側からもラフに画像投稿できる ・アクティブユーザー数が多い ・ハッシュタグの活用 |
国内ユーザー数 | 約3,300万人 |
必要な更新頻度 | 2~3日に1回 |
1回の投稿が140文字と比較的短文なので、あまり深く考えずに投稿ができます。利用ユーザーは匿名の方がほとんどなので気軽にリツイート(拡散)できる環境です。いい情報も悪い情報もあっという間に広がっていく可能性のあるツールですので発信する情報には一定の注意が必要です。うまくいけば他のSNSよりも早くお店のことを知ってもらえる可能性がある媒体ですが、情報管理という部分ではとてもデリケートな媒体です。
特徴 | ・10~30代の若者中心 ・利用者の平均年齢は35歳 ・リアルタイム性・拡散性が高い ・ハッシュタグの活用 |
国内ユーザー数 | 約4,500万人 |
必要な更新頻度 | 2~3日に1回 |
LINE公式アカウント
LINEの店舗バージョンとも言えるべきツール。LINE公式アカウントを使ってつぶやけば一気にたくさんの人へ情報を届けることができます。また返信は1対1で行えることも特徴です。
LINEを日常的な連絡手段として利用している人が多く、同じ感覚でメッセージを受け取ったりアンケートに応えたりすることができる為、飲食店側からすると営業活動に役立つことでしょう。他のSNSツールと同様、比較的簡単に情報発信ができる反面、他の媒体と違い最初に「友達登録」を促す必要があるので、店舗で対策するなど最初の努力が必要です。
特徴 | ・日本国民の約3/4が利用しているプラットフォーム ・全世代で幅広く活用されている ・スタンプなど種類豊富でフランクな印象を与えられる ・アクティブユーザー数が多い ・メッセージとタイムラインの2種類の機能が活用できる |
国内ユーザー数 | 約8,000万人 |
必要な更新頻度 | 週1〜月1回程度 |
SNS活用のコツ
- 使用するツールはなるべく絞る
- 特徴をおさえて強みを生かす
- 営業色を出しすぎない(=ファンづくりに徹底する)
- なるべくお客のつぶやきをひろう
無料活用できる媒体2 – Google My Business –
飲食店など店舗型のビジネスならば必ず登録しておくべきGoogle My Business(グーグルマイビジネス)。こちらも無料で活用できるサービスですので是非とも活用したいところです。最近では利用者数も増えており、一部では大手グルメ口コミサイトの利用者数を抜いたとも噂されています。
そんなGoogle My Businessですが、「そもそもどういう機能があるの?」と気になる方もいらっしゃるでしょう。
Google My BusinessとはGoogle Map に掲載されるあなたのお店の情報が記載されているページのことです。掲載できる情報は、店舗のアクセス情報、営業時間、写真など多岐にわたります。簡易的ですが無料でホームページを作れる機能があったり、投稿機能やデリバリー・テイクアウト対応表記が可能になったりと活用の幅はとても広いです。グルメサイトやUberEatsも連動でき、「インサイト」という機能を使って店舗ページに訪れたユーザーの分析もできます。
無料活用できる媒体3 – ホームページ –
これからホームページを解説したいという方や、あるいは既に自店でホームページなど開設されている方もいらっしゃるでしょう。今やホームページも無料で開設できるサービスが揃っています。既に自店サイトがある方にはその活用法を、これから開設したいと思っている方に向けては各媒体の特徴を紹介をしてきます。
WordPress
システムやデザインのカスタム性が高く、簡単に更新できる機能をサイト内に設置できるところが魅力です。Web上には様々な機能の活用の仕方が公開されているので、自ら調べられる方にとっては編集には困らないでしょう。手間暇がかかってしまうことがネックですが、自力でしっかりとサイト構築したいといった方にはおすすめです。
Wix
500種類以上あるテンプレートの豊富さが売りのWix。好みのテンプレートに必要な情報を入力していくだけで、ある程度見栄えのいいWebサイトが出来上がります。また白紙のテンプレートもあり、よりカスタマイズしたい方にはこちらがおすすめ。ネット予約アプリとの連携やニュースレター送信機能など、飲食店運営で欠かせない機能も搭載されています。
Jimdo
150万人以上が利用しているサービス。飲食店向けのテンプレートが豊富なことも売りです。和食・洋食・カフェ等、業態ごとにデザインが分かれており自店にあった雰囲気のテンプレートを選ぶことができます。AIによる簡単ページ作成機能もあるので、短い時間でページを作成できます。SNS連携やフォーム機能もあり使いやすいでしょう。
まとめ
「毎月グルメサイトに払っている費用を少しでも減らしたい」「無料で活用できる媒体を探している」という方向けに、無料で利用できるWeb媒体をご紹介しました。無料ゆえに気軽に始められるのが売りですが、どの媒体もすぐに集客が期待できるということはあまりないでしょう。地道な更新をしっかりと続け、お店の売りを打ち出していくことが重要です。徐々に更新を続けていき軌道に乗ってきたと思ったら、既存の有料媒体の費用を減らしていくという方法が良いと思われます。
弊社ビゴップでも各媒体の活用法について無料相談を受け付けています。現在使用しているグルメサイトの集客効果を高めるために、ぜひご相談ください。