今回は共働き世帯・単身者やシニアにうれしい、チルド惣菜や冷凍食品の現在についてご紹介したいと思います。
以前はコンビニ・スーパーの惣菜・冷凍食品といえば、どのような食材が使用されているのかわからない・体に悪い薬品を使用しているのではないか、などと手軽さと引き換えに健康状態を悪くする食べ物という印象が強かったかと思います。しかし、今では商品パッケージにも生産地、使用している材料もわかりやすく表記され安心・安全な商品というイメージに変化してきました。また、実際の味も以前に比べ各段に美味しくなっており、実際に調理するよりも美味しい商品もたくさん登場しています。
社会の変化に合わせて、保存がきいて、安心安全、しかもおいしい。チルド惣菜や冷凍食品の市場を少し確認していきたいと思います。
ファミリーマートはチルド(冷蔵)総菜の主力商品「ファミデリカ」の販促を強化する。包装や売り場の表示を見直して目立ちやすくしたほか、主力商品のポテトサラダも製法を変えて味を向上させた。ファミデリカを昨夏に発売して以降、チルド総菜の売上高は前年同期比約2割増えて推移している。新商品も順次投入し、販売拡大に弾みを付ける。
皆さんも感じているかとは思いますが、コンビニにチルド惣菜売り場や冷凍食品売り場は拡大傾向にあります。例えば、コンビニの惣菜売り場は今となっては、おにぎり、サンドイッチ、麺類、デザートと同じように壁一面に陳列していることをよく見かけるかと思います。私の知る限りでは、ここ5年ほどで電子レンジでチンして食べられるチルド惣菜の販売が上がってきたかと思います。また、冷凍食品もこれまでは、ペットボトルが陳列されている奥のケースにアイスと一緒に並べられていることがほとんどでしたが、現在では、アイスケースと一緒に並べられるかと思います。今となっては、おにぎり、お弁当と並ぶコンビニの主力商品になっているといえます。
商品・サービスの紹介
チルド惣菜・冷凍食品(コンビニ)
今や日本全国に6万店もの店舗があります。家の近くにコンビニがないなどという状況は考えられないかと思います。もっとも便利なコンビニのチルド惣菜や冷凍食品を確認しておきたいと思います。
セブンプレミアム
もっとも知られているプライベートブランドかと思います。主にセブンプレミアムとセブンゴールドに分けられています。セブンゴールドに関しては、品質、味に合わせた高価格帯で展開されています。
ファミリーマート
ファミデリカとして展開されています。
ローソン
ローソンセレクトとして展開されています。
コンビニ大手3社については、定期的に新商品の投入やデザインパッケージの一新などかなり力を入れていますので、今後も安心・安全・手軽・美味しい商品を期待できるかと感じています。
せっかくなので、セブンイレブンの商品で私個人のおすすめ惣菜をご紹介したいと思います。
セブンプレミアム(おすすめチルド惣菜)
■サラダチキン(税込213円)・・・さっぱりしているがボリューム満点。ダイエット時に最適。
■チーズ入りハンバーグ(税込198円)・・・チーズの量もちょうどよく、これさえあればご飯のおかずとして言うことなし。
■豚ロース生姜焼き(税込321円)・・・この価格でボリューム満点。ご飯のおかずから、お酒のつまみまで対応可能。
■味付き半熟ゆでたまご(税込み78円)・・・ちょうどいい塩加減。一度食べたらやみつきになります。1回で2個食べたくなる。
■寒天ゼリー(シリーズ3種)(税込100円)・・・ボリュームもあるが、ゼロカロリー。ダイエット時のおやつに最適。
■カニ風味かまぼこ(税込100円)・・・お酒のつまみに最適。安くて、ヘルシー。
■ペッパービーフ(税込198円)・・・ちょっと贅沢なお酒のお供。肉系のつまみが欲しい時に最適です。
セブンプレミアム(おすすめ冷凍食品)
■たいやき(税込128円)・・・シンプルに安くて美味しい。小腹が空いた時のおやつに。
■ミートソースパスタ(税込248円)・・・パスタが食べたくなった時に最適。安いが、冷凍食品とは思えないクオリティ。
安定した人気の冷凍食品
味の素 ザ・チャーハン
CMでも話題になりました。味は本格的。ボリュームがあって、チャーハン食べたくなったらこれを食べれば間違いなし。
ザ・チャーハンに引き続き、今度はシュウマイが発売しました。こちらも注目ですね!
味の素 やわらか若鶏から揚げ
王道の唐揚げ。冷凍食品とは思えないほどジューシーな唐揚げです。
味の素 ギョーザ
油も水も使わずに美味しく餃子が焼けます。安くて、手軽に調理できて、味もジューシーで美味しい!
その他注目の冷凍食品
ピカール
フランスの冷凍食品専門企業。パリの人気冷凍食品で2016年から日本で出店を開始。イオングループで展開されています。これまでの日本の冷凍食品イメージとは異なり、安売りではなく適正価格で、美味しくておしゃれな食品を取り扱っています。種類もパリらしさが出ており、見た目も華やかな商品やこれまでに日本ではなかったデザートの冷凍食品なども取り揃えているようです。
スタイルブレッド
料理人のために料理に合わせるパンを焼くシェフ専門のベーカリー。現在は一般消費者向けの冷凍パンの開発にも取り組んできるようです。昨年ガイアの夜明けでも取り上げられた企業で、イオンを中心に新しい冷凍パンの販売にも力を入れています。私個人としては豆乳はちみつパンが食べてみたいと思っています。
今後の展望・可能性
これまでにあった冷凍商品のクオリティ向上はもちろん楽しみなものの、これまでにない食品が冷凍で手に入れられ、解凍するとできたてのような状態で食べられような冷凍食品に注目があつまるのではないかと思います。
私個人としては、スタイルブレッドのような焼きたてのようなパンが食べられる冷凍パンの今後が楽しみです。また、冷凍する技術も日々向上しているため、消費者の購入の仕方の変化もあるでしょうし、ビジネスとして日本から海外への輸送の面でもどんどん変化してくのではないでしょうか?
まとめ
今回チルド惣菜と冷凍食品の現状についてご紹介しましたが、一般家庭の冷蔵庫の購入から見ても市場が伸びることが予想されます。現在冷蔵庫の購入検討されている方の選択のポイントとして、冷凍室の容量に注目されるようです。共働き世帯の増加により、土日にスーパーで冷凍食品のまとめ買いを行い、より多く保管したいという要望があるようです。そう考えると特に冷凍食品は注目かもしれません。