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2023年10月、水道橋駅から徒歩4分の立地に、「阿酒羅(ashura)」がオープン。ひっそりと隠れ家のような雰囲気漂う阿酒羅では、旬の煮野菜を使った創作料理、豊洲市場直送の魚介、こだわりのお酒など、四季を感じられる美味しいお食事が楽しめます。また、テーブル席だけでなくバーカウンターも構えており、グループもおひとり様も歓迎。オーナーの角振さんに、お店のこだわりや魅力についてお伺いしました。
お店のコンセプト
「旬の煮野菜を美味しく食べる」のが阿酒羅のメインテーマだそうです。
そして、四季折々の野菜に加えて、豊洲市場から仕入れる新鮮な魚介、お肉、お酒、全てを楽しめるような創作料理の数々を提供しています。
また、「煮野菜」を大切にしている理由もお伺いしました。
コロナ禍を経て、お客様の健康意識の高まりやお酒を飲む頻度の減少もあり、外食をして後悔するような「罪悪感」を感じさせないためだそうです。
家庭ではなかなか調理しないようなしっかりした「煮野菜」を提供して、体の健康を気にしつつも、美味しくお酒を飲んだり、お食事を楽しんで頂くことで、お客様に喜んで頂けるのではないかという理由からです。
店名に込められた意味
「阿酒羅」は、三面六臂姿の仏教の守護神(※阿修羅)に由来しています。お野菜、お魚、お肉、お酒とお客様が喜ぶ食材を全て提供したいという意味が込められています。
ロゴは阿修羅像をモチーフにしています。四本の手はそれぞれ、お野菜、お魚、お肉、お酒を持ち、忙しく塞がっていますが、前面の二本の手は合掌をしています。これは、「お客様への感謝」を表しているそうです。ロゴに込められた意味がとても奥深いですね。
※阿修羅:三面六臂(顔が三面と腕が六本の姿から、転じて、一人で何人分かの働きをする意味)姿の仏教の守護神。
オープンの経緯
水道橋は、東京ドームシティなどのあるとても賑やかな街です。飲食店は非常に多いが個人の飲食店は少ないため、大衆酒場とはまた違った個性や付加価値を提供できれば、個人店にも勝算があるのではないかと考えて水道橋での出店を決意されたそう。
実は、オーナーの角振さんは、前職は新卒からずっとメーカーの営業職に携わっていたそうですが、飲食の道を選び、二年間中目黒のお店で修行をさせてもらってからの開業となりました。二年間はとても充実していて沢山のことを学ばせてもらったという濃い二年間で、開業まで大変でしたが、何とかオープンに漕ぎ着けたそうです。
お店のこだわり
外観
阿酒羅のロゴの看板があり、一見シンプルで外からはどのようなお店か分からない隠れ家的な雰囲気を漂わせています。でも、少し勇気を振り絞って入ってもらえれば、中にはあたたかい空間が広がっているというイメージで構えているそうです。
内観
木を基調とした、まるで家でくつろいでいるような、あたたかみのある空間になっています。テーブル席と、オープンキッチンのバーカウンターも構えており、気分によってお席が選べるのも嬉しいところ。
また、ちょっと変わった面白くて笑えるような仕掛けを用意しているとのこと。お客様のお話のきっかけになればと、野菜を置いておくこともあるそうです。ちょっとした気遣いが嬉しいですね。
料理のこだわり
名物「海宝焼売」
記憶に残る名物は、「海宝(かいほう)焼売」。一つ一つ手作りで、れんこん、長ネギなどの煮野菜を具にした自家製の焼売に、新鮮な海の幸が大量に乗った、目でも舌でも楽しめるインパクト大の一品です。
ご飯
阿酒羅では土鍋ご飯も楽しめます。寒鰤と自家製牡蠣バターの土鍋。鰤の甘い煮付けと牡蠣バターの相性が抜群の一品です。
煮野菜
阿酒羅が大切にしている「煮野菜」。ただ野菜を煮込んでいるだけではなく、プラスでひと手間かけて、一品料理としても提供しているそう。
旬の食材を、季節ごとに創意工夫しながら調理しているとのことで、家庭では味わえない手間暇かけた一品が嬉しいですね。
ドリンクのこだわり
阿酒羅オリジナルのベジフルサワー(野菜を使用)は、アボカド、にんじん、大根、トマトと種類も豊富です。この時期の旬、いちごを使ったフルーツサワーも提供しています!
旬の味覚がドリンクでも楽しめるとは楽しいですね。
日本酒は、都度新しいものを取り寄せているそうです。お客様にとっては、来店する度に違う銘柄が楽しめるようにとの配慮が嬉しいですね。
接客・サービスのこだわり
阿酒羅では、個人店はサービスが命だと考えているそうです。大衆酒場よりも価格も上がるため、接客で付加価値をつけていく必要があります。お客様に「阿酒羅に来て良かった」と、喜んでもらえるよう心掛けながら日々お客様と接しているそうです。
オーナーのご経歴
前職はサラリーマンだったという角振さんですが、飲食の道を選んだ理由をお伺いしました。
営業職で目の前のお客様とのコミュニケーションが好きだったり人を喜ばせることにやりがいを感じていたことと、もともと食べることが好きで、一人暮らしでずっと調理の腕を磨いていたことから、飲食店の開業を目指したそうです。
二年間修行をさせてもらった中目黒のお店では業務全般に携わりましたが、メインはホール業務でお客様と接する機会がとても多く、そこで飲食店での接客スキルも磨かれてきたそうです。
今後の展望
まだオープンしたばかりですが、お客様が美味しいと喜んで帰って下さることが、とても嬉しいことで、もっと沢山の人に阿酒羅というお店を知ってもらいたいそうです。
また、2号店、3号店と拡大していき、さらに水道橋という場所をもっと盛り上げていきたいとお話くださいました。今後の阿酒羅の展開がとても楽しみですね!
店舗情報
店名:阿酒羅(ashura)
営業時間:17時〜24時
定休日:不定休
住所:東京都千代田区神田三崎町2-12-5ニュー千代田ビル1階
TEL:03-6261-0399
公式Instagram:https://www.instagram.com/ashura.suidoubashi/
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