タピオカ・バナナジュース・レモネード等飲料トレンドは毎年目まぐるしく変わっていきますが果たして2021年は何が流行るのでしょうか?飲料・飲食のトレンドは台湾や韓国の流行を追えと言われてますが、他に方法はないのか?
ロンドン・ニューヨーク等、最先端の情報発信地ではソバーキュリアスという考え方が密かなブームになりつつあります。ソバーキュリアスとは何なのか?詳しく解説します。
また新型コロナウイルスの感染拡大により日頃の健康状態や免疫力アップを見込める食材等が注目を集めていますが、飲料にも置き換えて発信していけないのかを探っていきたいと思います。
ソバーキュリアスとは⁉
近年流行の発信地であるニューヨーク・ロンドンで広まっている考え方で日本でもミレニアル世代で多くの若者が実践しています。
お酒を受け付けないという訳ではなく、お酒は飲めるけど敢えて飲まなかったり少量で止めておくという考え方・ライフスタイルです。
断酒・禁酒と違ってお酒自体を否定しないでシラフで過ごせる時間を大切にしようという柔軟な発想が、若い世代に受け入れられています。
若い世代が成長して社会の中核を担う様になると当然ながら外食産業のメインターゲットはその世代に移ります。
お酒の販売で売上を立てている飲食店舗は早めにフードのラインナップ・満足度を向上させたりサービス面でのスキルアップ等が必要になってきます。
sober+
物産フードマテリアル株式会社から販売されている商品です。
沢山のフルーツとスパイス・ハーブをミックスしてある今もっとも注目を集めるノンアルコールドリンクです。
モクテル
「モクテル」とはいわゆるノンアルコールカクテルの事ですが、似せる・真似る・疑似を意味する「mock(モック)」と「cocktail(カクテル)」を併せた造語でイギリスのロンドンを発祥の地として世界中に広まっています。
それならノンアルやジュースでいいのでは?と思われる方も居ると思いますがbar等に入った際にソフトドリンクは注文しづらいなと感じた場合にでも「モクテル」なら注文もしやすく、その日のお客様の気分に合わせて配合を変えてくれるでしょう。
日本のワイナリーが手掛けるリッチな気分になれるジュースがヒットの予感⁉
国産のクラフトビール・クラフトジンや国産ウイスキー等が注目を集めた昨今ですがワイナリーも負けてはいません。様々な商品を開発・販売しているワイナリーが多く存在します。
ワイナリーだけではありませんが地域の特産品を使用した特色のある商品などもあり、コンビニでは買えないという付加価値が付きますので、店舗で販売するには食事とのペアリング等のご提案が出来れば一つの強みになります。
ココ・ファーム・ワイナリー「LOVE&PEACH」¥1,800(税込)
画像引用:https://cocowineshop.com/SHOP/834632/list.html
ココ・ファーム・ワイナリー「ココ・ファームのぶどうジュース」¥850(税込)
画像引用:https://cocowineshop.com/SHOP/834632/list.html
桜庭りんご農園「りんごジュース ストレート 無添加」
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/sakuraba-apple/201001/
ノンアルコールワイン・ノンアルコールスパークリング
こちらも日本のワイナリーより多くの商品が発売されています。お店で提供する際はワイングラス・スパークリンググラスでのご提供になる為ソフトドリンクという感じがなく、お酒を飲まない方やソバ-キュリアスを実践しているインスタグラマーにも多くの愛飲者がいます。
ココ・ファーム・ワイナリー「ロゼスパークリングジュース」¥1,600(税込)
画像引用:https://cocowineshop.com/SHOP/834632/list.html
2021年飲料トレンドのキーワードは免疫力アップ⁉
2020年は「新型コロナウイルスの脅威」の一言に尽きる一年でした。手洗い・うがいを始めとして自己防衛を求められた一年の中で普段から健康を意識することの大切さが浮き彫りになりましたが、その一環として免疫力アップをする食材・飲料が注目を集めました。
来年流行?そのキーワードは「茶」にありそうです。
緑茶
緑茶には抗菌・抗ウイルス作用がある「カテキン」が多く含まれています、その他にビタミンc等も含まれており免疫力アップ飲料の代表的な存在です。
ただそれだけでは店舗の目玉にするには弱いので、ランチ等の食後にそっと緑茶のサービスがあると顧客満足度が上がるのは間違いないでしょう。
紅茶
紅茶も免疫力を向上させる飲み物として知られていますが、緑茶に比べて組み合わせる事が比較的簡単に出来ますのでお店で取り入れ易くなります。
代表的なところでは「チャイ」等ありますが、蜂蜜や生姜と組み合わせる事で更に効果・効能がアップしますので、お店でオリジナルの組み合わせを提供してみてはいかがでしょうか。
焼酎がひそかなブームとなっている⁉
在宅ワークが増えるに連れて缶チューハイ等の売上が順調で飲食店でもサワー類の売上は以前として高く焼酎の人気が伺えます。
そこで注目したいのが昨年頃からじわじわとブームとなっている『フレーバー焼酎』です。
これまで韓国産のフレーバー焼酎はありましたが国産メーカーも力を入れだし様々なヒット商品が世に送り出されています。
組み合わせを工夫すれば競合店とのメニューの差別化も図りやすく、またお店に導入するのにもハードルは低いのでお勧めです。
創業150年の酒造メーカーが作る本格芋焼酎
2018年に濱田酒造より発売された本格芋焼酎。
ライチの様な華やかな香りが広まります。
だいやめ~DAIYAME~:濱田酒造
画像引用:https://www.hamadasyuzou.co.jp/denzouin/products/daiyame.html
田苑酒造より創業130年を記念して発売されたシリーズ
香りを楽しむ本格焼酎として発売された『DEN-EN FLAVOR』シリーズ
『DENEN FLAVOR まるでマスカット』
『DENEN FLAVOR まるでバナナ』
『DENEN FLAVOR まるでメロン』
田苑酒造:https://www.denen-shuzo.co.jp/
奄美大島の気候が育んだリキュール
人気の黒糖焼酎『れんと』に『たんかん』の香りを閉じ込めたリキュール
暑い日にソーダなどで割ると間違いなし‼
すっきりれんと たんかんフレーバー:株式会社 奄美大島開運酒造
画像引用:https://www.denen-shuzo.co.jp/
まとめ
結局の所なにが流行るのだろうか?ピンポイントでこの商品というのは難しいですが、ソバーキュリアス・ノンアルコール、この流れは加速していくでしょう。
また免疫力向上やオーガニックと言った口にしても罪悪感の少ない商品の開発は飲食店にとって急務ではないでしょうか。
缶チューハイ・缶レモンサワー等のヒットに見るように、再び気軽に外食へ行けるようになると様々なフレーバーを楽しめるサワー・カクテル等は抑えておく必要がありそうです。
2020年は飲食店経営者にとっても苦難の一年でした、中には苦渋の決断で廃業や店舗の縮小といった決断を迫られた経営者の方も多くいたのではないでしょうか。
2021年は皆様にとって発展の一年になれる様に願いを込めて、『hibana-ヒバナ-』は引き続き皆様に有益な情報をご提供いたします。