この記事の読了は約５分です。
秋冬に売れるドリンクを開発したい飲食店の方は必見です！2024年の最新トレンドを踏まえた、おすすめの秋冬ドリンクを特集します。巷で話題となったメニューを紹介し、人気のポイントを詳しく解説。秋冬ドリンクのアイディアを見つけ、お客様に喜ばれる一杯を提供しましょう。
秋冬ドリンクの最新トレンド
秋冬といえば、栗やお芋、りんごや苺、チョコレートなどさまざまなドリンクが登場します。定番のフレーバーに加え、2024年のトレンドを取り入れることで、人気上昇がさらに期待できるでしょう。飲食店が今知っておくべき、ドリンク市場の情報を解説していきます。
ノンアルコール市場の拡大
2024年のノンアルコール市場は、過去最大規模に達しています。サントリーの調査によると、その市場規模は4,191万ケース（10億584万本）に上ると発表されました。
調査対象30,000人の回答結果では、ノンアル人気の理由として、「種類の豊富さ」「美味しさ」「健康志向」が明らかに。数ある種類のうち、最も人気の味はビールテイスト、次に人気の味はレモンサワーテイストという結果でした。
さらに、IWSRの調査によるとノンアルコール市場は世界的にも拡大中で、2023年の消費量は前年より5%増加。その背景には、敢えてお酒を飲まない人々の増加やライフスタイルの変化など、さまざまな要因が関わっています。
飲食店では年代や趣向に関係なく楽しめるノンアルドリンクを提供することで、多様なニーズに応えられるでしょう。
参照：
サントリー「サントリー ノンアルコール飲料レポート2024 」
IWSR「アルコール市場全体に占めるノンアルコールのシェア予測」
フルーツ系ドリンクが人気
フルーツを使用したドリンクは、世界市場で安定的に人気です。特にフルーツジュース市場は、2026年頃まで成長が見込まれています。
一方、人工着色料や高糖分を含むドリンク消費は減少傾向に。多くの国で健康志向が高まる中、最近では砂糖不使用や無添加などさまざまなジュースが注目を集めてきました。特に、果肉を贅沢に乗せたフルーツ系ドリンクはSNS映えを狙えて、集客に繋がるチャンスです。
参照：
株式会社グローバルインフォメーション「フルーツジュース市場レポート」
PR TIMES「フルーツジュース市場、2021年から2026年にかけて堅調な成長見通し」
居酒屋・レストランにおすすめ
最新トレンドを取り入れた秋冬ドリンクは、居酒屋やレストランでも提供可能です。さらに、ドリンクと相性の良い料理を提案すれば売上の相乗効果も期待できるでしょう。本稿では、人気のドリンクメニューやアレンジポイントを詳しく解説していきます。
目で見て楽しいフルーツドリンク
カフェチェーンのPRONTOが夜に展開する”キッサカバ”（喫茶酒場）では、若者ウケ抜群のドリンクが人気。特に、「フローズンフルーツサワー」（税込902円）はフルーツたっぷりのサワーに、凍結した果肉を乗せた贅沢な一杯です。SNS映えも抜群で、いちご味（赤）とキウイ味（緑）を並べれば、より華やかなビジュアルに！
さらに、りんごやチェリーなどさまざまなフルーツをウィスキーと合わせた「ザ・喫茶ハイボール」も注目のメニュー。旬のフルーツを使用したオリジナルドリンクで、お客様の興味を惹きつけましょう。
公式サイト：https://www.pronto.co.jp/kissakaba/
人気沸騰中のノンアルコール
お酒を控えている方にも大人気のノンアルコール飲料。ビールやワイン、デザートカクテルなどさまざまな形で提供できます。
キリンビールの「グリーンズフリー」は、飲食店での取り扱いが増えた大注目のビール飲料。2024年1月〜3月は、昨年の1.7倍の売上を記録しました。ターゲットはノンアルに馴染みのないお客様で、まるで本物のビールのような美味しさが人気となっています。
飲食店で提供する際は、細かな配慮が喜ばれます。ビールの泡立ちや温度管理にも気を配り、お客様に満足していただけるよう心がけましょう。
公式サイト：キリンビール https://www.kirin.co.jp/alcohol/nonalcohol/greensfree/
体温まるホットワインやカクテル
寒い季節に嬉しいホットアルコールは、香り豊かな味わいも魅力です。
定番のホットワインは、赤ワインにシナモンやクローブなどのスパイスを加え、沸騰直前まで火にかけたもの。白ワインを使用したものや自家製サングリアなど、多彩なアレンジが可能です。他にも、旬のフルーツを使用したホットカクテルや温かいデザートドリンクなど、ターゲット層が好む味を作ってみましょう。ネットではさまざまなレシピが公開されているので、ぜひチェックしてみてください。
カフェにおすすめ
栗やさつまいもなど、秋冬の旬食材を使用したドリンクは毎年大人気です。暖色の彩りはSNS映えし、拡散効果が期待できます。近年、テイクアウト需要が引き続き高まっているため、SDGsに配慮した容器やデザインも購入を後押しするポイントです。
りんごや苺など旬のフルーツ
秋冬は旬のフルーツが豊富で、フルーツ系ドリンクはカフェメニューに欠かせません。2015年に日本に進出したティーカフェ「貢茶（ゴンチャ）」では、フルーツティーが大人気です。
2024年9月に発売された「じゅわっと巨峰」シリーズは、国産の巨峰果汁を使用し、旬の芳醇な香りを楽しめる一杯。2023年秋の大ヒットに続き、今年は第2弾として「巨峰ウーロンティー」が使用されました。鹿児島県、静岡県、宮崎県産のブレンド茶葉に巨峰の香りをつけ、貢茶にしかない味わいです。巨峰風味のソースやゼリー、ナタデココも加わり、まさに巨峰づくしの美味しさで大人気となりました。
このように、旬の食材と品質にこだわり、トッピングを多層的に加えることで満足度の高い一杯が提供できるでしょう。
公式サイト：https://campaign.gongcha.co.jp/kyoho-2023/index.html
栗やさつまいも、チョコなど濃厚系
こっくりと濃厚な味わいは、秋冬に特に恋しくなるもの。スターバックスの秋冬ドリンクは毎年話題で、2024年9月の「焼き芋香ばしカラメルフラペチーノ」も大きな注目を集めました。こちらは焼き芋と氷をブレンドし、さつまいもの濃厚なコクとカラメルソースのほろ苦さをマッチさせた一杯です。その美味しさとビジュアルがSNSで話題となり、さらにインパクトの強い店頭ポスターも購入を後押しするポイントです。
公式サイト：https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2024-5227.php
ゴディバでは、チョコレートドリンクの新作「ショコリキサー ハートフルジャンドゥーヤ」が登場しています。
※終売日は店舗へ要問い合わせ
上質なチョコレートとヘーゼルナッツの贅沢な味わいが楽しめ、ホイップクリームやハート型チョコをトッピング。温かいタイプもあり、寒い冬に嬉しい濃厚な一杯です。
公式サイト：https://www.godiva.co.jp/drink/
スパイスで体温まるドリンク
体をぽかぽかと温めるドリンクは、秋冬に欠かせません。スパイスや生姜をたっぷり使った「ホットチャイ」は、今やカフェチェーンでも定番のドリンク。近年はチャイ専門店も増えています。
中目黒の「カフェモクシャチャイ」は、人気テレビ番組で紹介されたチャイ専門店。生姜やシナモン、カルダモン、クローブをインド産無添加クラフトリーフティーにブレンドした絶品のチャイを提供しています。おしゃれなテイクアウト容器はSNS映え抜群、自宅で簡単に楽しめるティーバッグも大人気です。イートインやテイクアウト、お土産、オンラインショップと多様な販売チャネルを持ち、広く人気を集めています。
公式Instagram：https://www.instagram.com/moksha_chai/
まとめ
- 2024年のトレンドは、ノンアルコール飲料とフルーツドリンク
- 秋冬の旬食材を使用し、寒い季節に嬉しい味を提供する
- 食事とのペアリングやテイクアウトの工夫も大切
秋冬は暖かいドリンクを楽しむ人が増え、体も心も温まります。コート掛けや膝掛けを用意して、お客様が快適に過ごせる環境作りもお忘れなく。秋冬ドリンクをきっかけに、お店の魅力を存分にアピールしていきましょう。
こちらの記事も読まれています。
こちらの記事も読まれています。
