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【邦画・洋画別でご紹介】飲食業界で働く方に観てほしいグルメ・料理映画12選

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グルメ映画は、映像で映し出されることにより、料理の美しさや店の雰囲気だけでなく、調理場で起きる問題などの飲食店の内側で起こる出来事をよりリアルに感じることができます。

本記事では、飲食業界で働く方に観てもらいたいグルメ・料理映画を邦画・洋画に分けてご紹介します。なかには、ドキュメンタリー映画も取り上げており、新たな視点で刺激をもらえますよ。

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映像でこそ伝わる!食の美しさとリアルに表現された食文化がグルメ映画の魅力

グルメ映画の一番の魅力と言えば、美しい映像表現です。近年では、映画に出てくる料理をオマージュしたり、インスパイアされた料理を提供する飲食店が話題に上がることがあります。

映画ではフードコーディネーターが監修に付き、レシピの考案から料理の見せ方まで考えられているため、実際の現場でも、料理をより美味しく見せるための参考になりますよ。

また、異国の食べ物や料理を取り上げた作品に触れることで、新たな料理のインスピレーションが得られるかもしれません。

失敗やピンチの乗り越え方まで教えてくれる!グルメ映画から学べること

食の知識や新しい料理の発想はもちろん、映画から学べることはそれだけではありません。主人公が失敗をしたり、困難を乗り越えたりすることで、同じ業界で働く目線として学べることがあります。例えば、メニュー開発、集客、接客、スタッフ教育などです。

私たちと同じように、失敗して学び、時に大きな壁にぶつかって乗り越えていく主人公や登場人物の姿に、学ぶだけではなく勇気ももらえるかもしれません

親しみのあるリアルな料理が魅力!邦画のグルメ映画

邦画のなかから、特色の違ったグルメ映画を5選ご紹介します。

馴染みのある料理から、ひと工夫された料理まで登場します。使われる食材や作り方が詳しく描かれている映画を集めたので、ぜひ、参考にしながら観てくださいね。

かもめ食堂

日本から遠く離れたフィンランド・ヘルシンキで日本食がメインの食堂を営むサチエは、日本から観光で訪れたミドリやマサコの力を借りながら、ヘルシンキの地になかなか馴染まず、客足が伸びない「かもめ食堂」を切り盛りしていく。

日本でも可愛らしいデザインが人気な北欧を舞台に、北欧の食器を作中でも使用し、素朴な日本食とコラボレーションさせています。馴染みのある料理も新しく感じることができるでしょう。

にがくてあまい

大の野菜嫌いのマキは、ひょんなことからベジタリアンの渚と同居することに。性格も正反対の2人は事あるごとにぶつかりながら、次第にお互いが大切な存在となっていく。

作中では、ベジタリアンの渚が野菜嫌いのマキでも美味しく食べられるように、創意工夫を凝らした野菜料理を作ります。昨今の健康食ブームにぴったりと合った料理の数々は、きっと新たなメニュー開発の参考になるでしょう。

深夜食堂

営業時間は深夜12時から朝の7時頃まで。新宿の路地裏にある「めしや」を、人々は親しみを込めて「深夜食堂」と呼ぶ。メニューは豚汁定食と酒類が数種類のみ。あとは、作れるものならなんでも作ってくれるのがマスターの営業方針。

漫画が原作の本作は、ドラマシリーズの劇場版。漫画版とは違い、料理の手順を丁寧に解説してくれるのが特徴です。プロのフードコーディネーターが手掛ける作中の料理は、家庭的な料理でありながら、特別な日のご馳走のように美しく見えます

eatrip

フード・クリエイティブ・チーム「eatrip」を主宰するフードディレクター・野村友里氏が監督を務めたドキュメンタリー映画。俳優、歌手、茶道家、主婦といった、職業も生活する環境も異なる人々へのインタビューを通して、食文化や食との向き合い方を見直す。

作中に登場する実際に鶏を絞めて食べたというエピソードは、自然から命をいただいていることを改めて気付かせてくれます。インタビューするなかで「食」に対して紡がれる言葉たちは、日常では忘れがちな大切なことに気づかせてくれるでしょう。

リトル・フォレスト 【夏・秋編】【冬・春編】

都会に生きづらさを感じた主人公・いち子は、近くにスーパーもないような自然豊かな故郷へ戻ってきた。そこで自給自足の生活をしながら、学生の頃に家を出て行った母との思い出の料理や新鮮な食材を使った料理を通して、自身を見つめ直す。

【夏・秋編】【冬・春編】の2部作で構成される本作は、1年の変化を物語に取り入れることで、四季折々の食材や、その食材が作られる厳しい環境を映画のなかで感じることができます。郷土料理が出てくることもありますが、ほとんどがその地で採れた食材を活かしたアレンジ料理たち。食についての新たな発見が多い作品です。

日本版では東北が舞台になっていますが、韓国版も制作されており、料理は韓国版オリジナル。韓国の土地に合わせた料理の数々を観ることができます。

異国の料理に刺激をもらえる!洋画のグルメ映画

ここからは、洋画のなかからグルメ映画を5選ご紹介します。料理人たちに焦点を当てたもので、さまざまな国のグルメ映画を集めました。

国が違えば、食の文化も違う。そこには、まだ出会ったことのない料理の世界が広がっているかもしれません。ぜひ、アイデアの参考にしてみてください。

シェフ 三ツ星フードトラックはじめました

ロサンゼルスの一流レストランの総料理長である主人公は、オーナーと対立したうえ有名グルメブロガーとも口論になり、店を辞める。グルメブロガーとの一件で再就職が決まらないなか、再起を賭けてキューバサンドのフードトラック販売でアメリカ横断の旅を始める。

アメリカ各地のグルメも登場し、一緒に旅している気分にもなれます。また、アメリカを旅しながら、SNSを駆使して宣伝する姿がリアルです。

理想と現実の間で葛藤し、それでも美味しいものを届けたいと奮起する主人公の姿に共感する部分も多いのではないでしょうか。

大統領の料理人

フランス官邸、100年を超える歴史のなかで女性で初めて大統領に仕えた料理人の実話を映画化。それまでの伝統を覆す型破りな料理が、厨房だけでなく官邸の大改革を巻き起こす。

彼女の料理は、一皿に食べる相手への想いが乗せられて、「食べる人のことを本当に考えた料理とは何なのか」を教えてくれるようです。家庭的で素朴ながら、色とりどりのフランス料理にも注目。

恋人たちの食卓

かつて一流ホテルの厨房でシェフをしていた父親と、恋の悩みを抱える3人の娘の物語。一家には、日曜の夕食は必ず共に食卓を囲むというルールがあった。そんなある日曜の夕食時、次女は父親の味覚が衰え始めていることに気がつく。

台湾を舞台にした本作。冒頭から始まる調理シーンやテーブル一杯に広がる豪華な台湾料理の数々が魅力。まさに飯テロ映画と呼べる作品です。日本では見慣れない食材や調理風景など食文化の違いを感じられます。

ソウル・キッチン

ドイツでレストランを営む主人公・ジノスの身に次々と不運が降りかかるところから物語は始まる。まずジノスは、孤高の天才シェフ・シェインを雇うことでレストランの立て直しに前進。しかし、トラブルメーカーの兄の存在がまたもやジノスに危機をもたらす。

冷凍食品や安価な食材に大胆なアレンジを加える調理シーンや、ジノスがシェインに教わりながら料理するシーンが見どころです。軌道が乗り始めた店には陽気な音楽が流れ、料理を作る側もどこか楽しそう。作る側も楽しむという根本的な考えを思い出させてくれます

国内外で話題!アニメーションのグルメ映画

アニメーションを使うことでより料理が魅力的に見えることもありますよね。シズル感たっぷりに描かれた料理が魅力のアニメーション作品から2選ご紹介します。

料理は、食べる前から視覚でも楽しませることがとても大事です。どのようにすれば料理が魅力的に見えるのか。ぜひ、料理の見た目の参考にしてみてください。

レミーのおいしいレストラン

料理が苦手で雑用ばかりの毎日を送る見習いのリングイニは、料理が得意でシェフになることを夢見るネズミのレミーと出会う。そして、2人は一流シェフになるための秘密の特訓を始める。美食の都フランス・パリの5つ星レストランを舞台にした、夢と友情の物語。

フランス・パリの5つ星レストランを舞台にしていることもあり、メインになるのはフランス料理。そのなかでも物語のメインとなる料理はラタトゥイユです。CG技術によるリアルな調理・盛り付けのシーンが魅力で、今の季節にピッタリの夏野菜を使ったラタトゥイユは、皿に美しく盛られています。

天空の城ラピュタ

主人公パズーはある日空からゆっくりと落ちてくる謎の少女・シータを受け止める。シータが持つペンダントの不思議な力を求める怪しい政府機関や、空賊たちに追われることとなった2人は、導かれるように天空に浮かぶ幻の帝国「ラピュタ」へとたどり着く。

数あるジブリ作品の中でも料理の登場シーンが多い本作では、空賊の統領ドーラがかぶりついていた「かたまりハム」、シータが作ってくれた「ブラウンシチュー」などが有名です。とくに、パズーとシータが洞窟で食べる「目玉焼きパン」は、パズーの豪快な食べっぷりが観る人の食欲をそそります。

『天空の城ラピュタ』のようにスタジオジブリで制作された作品では、多くのグルメが登場します。近年では、作中の再現グルメが食べられる飲食店が話題を集めています

まとめ

ここまで、映画が伝える食や食文化の美しさや、リアルに映し出される料理人たちの姿から得られる学びなどを解説しながら、実際に現場で働く方におすすめしたいグルメ映画をご紹介してきました。

物語としてもどれも面白い作品なので、「勉強や仕事のため」と気負わずに、ぜひ楽しみながらお気に入りの作品を見つけてくださいね。


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  • 記事を書いたライター
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ワズミ リンカ

兵庫県出身。東京都在住。編集者・ライターとして活動。趣味は料理と料理・グルメ系コンテンツを鑑賞すること。

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