JR三鷹駅から徒歩3分の肉料理専門店『かまど焼 NIKUYOROZU』。店内は木のぬくもりに包まれた、薪火の香る落ち着いた雰囲気。ダウンライトが照らす素敵な空間で、国産ブランド肉の上質な味わいをゆったりと楽しむことができます。精肉店も併設しているので、気に入ったお肉のお持ち帰りも可能。また、オンラインショップでは大切な方へのギフトまでご用意。今回は、オープンまでの試行錯誤や、こだわりの薪焼きについて、そして、認定生食用食肉取扱者として安心で新鮮な生肉を提供されているなど、お店の見どころをたっぷりとご紹介させていただきます!
かまど焼NIKUYOROZUの誕生秘話
実は、別業態の店舗をリニューアル改装して、2022年5月に新業態としてオープンした「かまど焼NIKUYOROZU」。元々は地元三鷹の皆様に愛されて15年続いていた90席近くある大型の店舗だったところ、コロナ禍の自粛要請があり、大規模な宴会はこれから先需要がなくなっていくだろうと考え、思い切って今までやったことのない新しい業態にチャレンジしてみよう!と、和牛を中心にしたお肉料理の専門店を新しく始めることに。厳しいコロナ禍でも、社員・スタッフの皆様がいかに新しいチャレンジや取り組みをされてきたのか、その実態を教えてくださいました。
オープンまでのエピソード
和牛を取り扱う業態で一番最初の店舗として、2022年の1月に「神楽坂 囲炉裏 肉よろず」をオープン。その後2月に精肉ギフトのオンラインショップをオープンし、同年5月に精肉店を併設した「かまど焼 NIKUYOROZU」をオープンさせたそう。
元々は、居酒屋業態を6店舗ほど運営していて、飲食業としてのノウハウはあったものの、高単価の肉料理専門という形態は初めて。加えて精肉店とオンラインショップも新しく開設。今までに経験のない分野をまとめて新規開拓したため、従業員の皆様も手探りで新しいことを勉強しながら、本当にゼロベースのスタートだったそうです。社員の皆様が一丸となって協力しながらオープンに辿り着くことができたという経験はとても大きな財産ですね。
お店のコンセプト
かまど焼 NIKUYOROZUについて
一つの建物の中に「精肉店」と「レストラン」が同居しているかまど焼 NIKUYOROZU。そのコンセプトをお聞きしました。
コロナ禍で、実際にお客様がお店に来てご飲食されるという機会が減っていく可能性が高かったため、二つの柱を考えたそう。一つは、自宅ではなかなか味わえない絶品の「かまど焼きのお肉料理のレストラン」と、もう一つは「精肉店」で、お持ち帰りいただいてご自宅でも美味しいお肉を召し上がっていただきたいという思いから。「お肉屋さんがやってるレストランが魅力的」、または「美味しいレストランで食べたお肉を実際にお持ち帰りできる」など、総合的なシナジーがあるので、こういった新しい形で営業しているそう。まさに、今の時代のニーズに合った営業スタイルですね!
神楽坂 囲炉裏 肉よろずについて
立地も都心ということで、一つのトレンドの発信地のため、新しい業態を始めるにあたってより多くの方に認知してもらえたらという思いを込めて、神楽坂にフラッグシップ(企業の顔となるようなモデル店舗)として1店舗目をオープンしたそう。神楽坂 囲炉裏 肉よろずは、炭火でお肉を焼いて美味しい和牛を提供していく肉割烹というコンセプトだそうです。
かまど焼 NIKUYOROZUのこだわり
薪焼きで焼くお肉
かまど焼 NIKUYOROZUでは、調理法として、炭焼きに加えて「薪焼き」という調理も取り入れています。炭焼きと薪焼きの違いについてお聞きしました。実は、かなり大きな違いがあり、炭焼きは温度が非常に高いのが特徴で、一方で薪は燃える温度が低いとのこと。炭焼きは高温なので、内側はレアでも外側をパリッと香ばしい焼き上がりにすることができる点が特徴。対して薪焼きでは、薪に水分が含まれているので水分が保たれた状態かつ、低温でお肉をじっくりと焼くことができるという特徴が。そのため、薪焼きはお肉に余計なストレスを与えすぎず、お肉の旨味を十分閉じ込めた状態でしっとりと焼き上がるそう。また香りも、木を燃やして焼き上げるため、燻製香のような独特のスモーキーな香りがプラスされて、お客様にも大変ご好評をいただいているそうです!
生肉の提供
かまど焼 NIKUYOROZUの特徴は、最近あまり見かけなくなかった、いわゆるユッケ等の生肉の提供ができるというところ。牛のユッケや生のお肉のお刺身を提供できるのが一つのセールスポイントになっている。法整備がされて専用の許可を取得することで、適合するお肉であれば生食として提供できるので、お客様に安心して召し上がっていただきたいとのこと。しっかり許可を取って提供しているお店が数少ない中、かまど焼 NIKUYOROZUのこだわりを感じますね。
ジビエの提供
また、和牛だけにこだわらずに、ジビエであったり、国産の地豚、地鶏など多くの種類をメニューに取り入れ、和牛だけではなく様々なお肉を取り扱っているそう。ジビエやブランド肉などメニューの選択肢がたくさん増えることで、来店時の楽しみが増えますね。
外観・内観
お店の外観・内観もとても素敵で、洗練されつつも居心地の良さそうな印象を受けます。実は、運営会社のRHグループでは、飲食店だけでなく建築業も営んでいるそうです。2011年が飲食業開業で10年目という中、東日本大震災の際に営業自粛という形で飲食店の営業がストップしてしまい、新しく始めたのが建築業だったそう。建築業も10年程かけて成長してきたという経緯があり、かまど焼 NIKUYOROZUの改装には建築事業部の方が関わり、初めての精肉店と併設した肉料理レストランという形態のモデル店舗になっています。飲食店の設計から開業までを全て自社でできるというのは、大きな強みですね!
こだわりのかまど
店内中央には特注のかまどを設置している。薪火が香る温かみのある店内で、肉料理専門店ならではの上質なお肉を心ゆくまでご堪能いただけます。また、かまどで燃やす薪は間伐材を使用。間伐は森林を守るために大きな役割を果たすことから、間伐材の使用はSDGsに貢献できる方法のひとつです。
こだわりのメニューのご紹介
かまど焼きのお肉料理、一体どのようなメニューなのか、興味と期待を持っていただけたのではないかと思います。ここからはお店からのお勧めメニューを写真と共にご紹介していきます!
原始かまど焼
ほとばしる肉汁の旨みを存分に感じる「原始かまど焼」。かまどの薪の炎で、約30分もかけてじっくり焼き上げたお肉。表面は薪の香ばしさを感じ、内側はしっとりとした食感をお楽しみいただけます。
薪焼きローストビーフ
名物“原始かまど焼”のなかでもおすすめは「薪焼きローストビーフ」。赤身の旨味が凝縮された和牛もも肉を低温でじっくり火入れした後、薪の炎で香ばしく仕上げました。香味野菜と醤油ベースの特製ソースに、西洋わさびの爽やかな香りがアクセントになっています。
牛とろ椀しゃぶ
熱々のお出汁をお客様の目の前で注ぐ「牛とろ椀しゃぶ」。小豆島産オリーブ牛のとろける旨味をお楽しみいただける人気のメニューです。
※香川県小豆島のブランド「オリーブ牛」。オリーブ牛の美味しさは、オリーブに豊富に含まれる「オレイン酸」と「抗酸化成分」に特徴が。オレイン酸によって旨味が増し、抗酸化成分によってヘルシーでやわらかいお肉に。高品質で安心安全な黒毛和牛ブランドです。
純生 肉刺し
かまど焼 NIKUYOROZU名物の、上質でフレッシュな生肉を堪能できる「純生 肉刺し」。「認定生食用食肉取扱」の許可を取得しているので、より安心安全な生肉をお楽しみいだけます。オリーブ牛の上質な脂でしつこくなく、さっぱりとお召し上がりいただけます。近年なかなかお目にかかれない、本物の肉刺しをぜひ、かまど焼 NIKUYOROZUでお楽しみください。
コース(NIKUYOROZUコース)
かまど焼 NIKUYOROZU自慢の名物料理を余すことなくご堪能いただけるコースメニューとなっています。
KENZO ESTATE
かまど焼 NIKUYOROZUでは、50種類を超えるアルコールドリンクをご用意。
中でも特にお勧めしたいのが、「KENZO ESTATE」。世界のトップ100ワイナリー、ナパ・ヴァレーのトップ10ワイナリーに選ばれている。紫murasaki 2017は「ヴェルベットのようにやわらかなタンニンとあざやかな酸を感じるミディアム・ボディ」が特徴。
また、お店にはお肉ソムリエが在籍しているので、お肉との相性を考えてワインのセレクトが可能。
多彩な肉料理に合うおすすめのワインはスタッフまでお気軽にお尋ねください。
今後の展望
和牛を中心に取り扱っているため、和牛を丸ごと一頭買いし、自分たちでさばいて全て自社完結という形でお客様にお肉を提供することを目指しているとのこと。
一頭買いをすることで、自社で選んだ質の良いお肉を安心安全に提供できることを、自信を持ってお客様にお伝えすることが一つのゴールだそうです。
また、それを実現するためには、店舗数を増やすことが必要なので、今後も色々な店舗展開ができればと考えていらっしゃるそうです。今後の展開からも目が離せませんね。
お店からのお知らせ
今後の店舗展開も目指している状況なので、熱い思いをもった仲間を随時募集中!また、かまど焼 NIKUYOROZUは1年目のお店ということで、これからもお店を益々盛り上げていくため、現場で働くスタッフの方も募集しています!
そして、今後のゴールデンウィークや母の日・父の日といった春のイベントに向けて、ぜひオンラインショップのNIKUYOROZUの精肉ギフトもご覧ください!日本全国からご注文いただけるので、ぜひこの機会に、オンラインショップもチェックしてみてくださいね。
オンライショップはこちら:https://nikuyorozu.shop/
店舗情報
店名:かまど焼 NIKUYOROZU
住所:東京都三鷹市下連雀3丁目15-13 1F
電話番号:0422-48-5880
営業時間:Lunch /12:00~14:00(L.O.13:30)
Dinner/17:00~23:00(Food L.O.22:00、Drink L.O.22:30)
精肉店:11:30〜23:30
公式HP:https://nikuyorozu.jp/kamado/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kamadoyaki.nikuyorozu/
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