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東京・赤坂見附にあるレストラン「The Earth Table(ジ・アース・テーブル)」が、2026年9月17日、“肉イタリアン”としてリニューアルオープンしました。
プロデューサーに迎えたのは、食べログ「ピザ百名店2025」に選出された「尾山台 山田」のオーナーシェフ・山田タクシ氏。滋賀の精肉店「サカエヤ」の熟成牛や北海道「エゾモミジ」の蝦夷鹿、野菜など、素材そのものの魅力を引き出しながら、炭火を軸としたシンプルな調理で仕上げます。
レストランが掲げるコンセプトは、「野生をいただく」。
今回hibana編集部は、リニューアルに合わせて開催されたメディア試食会を取材しました。会場には共同オーナーを務める格闘家・朝倉海氏も登場。料理の試食に加え、朝倉氏と山田シェフによる「闘う身体と、回復する食」をテーマとしたトークセッションも行われました。
肉を豪快に味わうだけではない。野菜、肉、魚、果物といった食材そのものと向き合い、食べた人の“明日”まで考える――。The Earth Tableが目指す、新たな「肉イタリアン」を紹介します。
「野生をいただく」を掲げるThe Earth Table

The Earth Tableは、2026年4月8日に赤坂見附で開業したレストランです。
開業当初から掲げてきたコンセプトが、「野生をいただく」。
自然に、ラフに、カジュアルに、ナチュラルに。必要以上に手を加えるのではなく、肉や野菜をはじめとする食材が本来持っている生命力やおいしさを、料理を通して自然にいただくことを大切にしています。
そして2026年9月17日、その考えをより明確に料理として表現するため、The Earth Tableは“肉イタリアン”へとリニューアルしました。
その中心を担うのが、シェフの山田タクシ氏です。
「ピザ百名店2025」選出、山田タクシ氏が赤坂見附へ

山田氏は、イタリアンの名店でサービスマンとして勤務した後、ナポリピッツァの草分けとして知られる「SAVOY」で薪窯の世界に魅了され、料理人としての道を歩みます。
「ストラーダ」時代の玉城シェフに師事し、「テアトロアッカ」などで研鑽を積んだ後、2023年に東京・世田谷の尾山台で「尾山台 山田」を開業。
わずか10席のカウンターで、薪火と備長炭を駆使した料理を提供し、予約困難店として支持を集めました。2025年には食べログ「ピザ百名店2025」に選出されています。
その「尾山台 山田」を2026年7月に閉店。跡地を後輩の対馬シェフに託し、山田氏が次なる舞台として選んだのが、45席を構える赤坂見附のThe Earth Tableでした。
The Earth Tableでは、メニュー開発だけでなく、ワインのセレクトやキッチン指導まで山田氏が主導します。
これまで培ってきたイタリア料理の技術と、薪火や備長炭を自在に操る“焼く”技術。その経験を熟成肉という新たな主役に重ね合わせ、炭火で肉と野菜の魅力を引き出す「肉イタリアン」へと昇華させています。
食材への向き合い方が変えた、山田シェフの料理

今回の取材で印象的だったのが、山田シェフが語った「食材」に対する考え方です。
かつては、どのような食材であってもおいしい料理に仕上げることが料理人の役割だと考えていたという山田氏。
しかし、食への意識が高いスタッフとの出会いをきっかけに、自身の食生活や、店で扱う食材について改めて考えるようになったといいます。
良い食材を選び、その素材を生かそうとすると、必要以上に調味料や手数を重ねる必要がなくなっていく。結果として、焼くといった原始的でシンプルな調理方法へとたどり着きます。
余分なものを足しすぎず、素材が持つ味を生かす。
その考え方は、The Earth Tableが掲げる「野生をいただく」というコンセプトとも重なります。
山田氏が長年磨いてきた“火を扱う技術”と、The Earth Tableが大切にする“素材を生かす食”が出会ったこと。それこそが、今回のリニューアルを象徴するポイントといえそうです。
格闘家・朝倉海氏も共同オーナーとして参画

The Earth Tableには、共同オーナーとして格闘家の朝倉海氏も参画しています。
メディア試食会では、株式会社The Earth Table代表取締役の小島有史氏、朝倉氏、山田シェフらが登壇。朝倉氏と山田シェフによる「闘う身体と、回復する食」をテーマにしたトークセッションも実施されました。
小島氏と朝倉氏が知り合ったきっかけは柔術だったといいます。
交流を重ねるなかで食について語り合い、意気投合。当初は食への関心がそれほど高くなかったという朝倉氏も、日々の食生活を意識するようになり、やがてThe Earth Tableの共同オーナーとして参画することになりました。
朝倉氏はトークセッションの中で、日々の食事で身体を意識した食材を積極的に取り入れるようになり、自身のコンディションにも良い変化を感じていると話しました。
The Earth Tableが目指しているのは、単純に“ヘルシーな料理”を提供することではありません。
おいしく、満足感がありながら、食後の身体まで考える。
アスリートはもちろん、日々仕事をするビジネスパーソンや、食生活を大切にしたい人にも楽しんでもらえる料理を目指しています。
「明日も楽しみ」と思える食事を

今回のトークセッションでは、レストランという言葉が「人を元気にする」という意味につながることにも触れられました。
おいしいものを食べることは、その瞬間の満足だけで終わるものではありません。
食事を終えたあと、そして翌日まで心地よく過ごし、「明日も楽しみ」と思える。そのための活力を食事から得てもらうことが、The Earth Tableの目指すレストラン像です。
自然の野菜や肉を選び、食材本来のおいしさを生かす。
「野生をいただく」という短い言葉の背景には、“何を食べるか”だけではなく、“食べたあとをどう過ごすか”まで考える食の思想が込められていました。
実食してわかった「野生をいただく」という料理

今回のメディア試食会では、リニューアル後のThe Earth Tableを象徴するコース料理を実食しました。
料理を通して感じたのは、食材の良さを前面に押し出す潔さです。
肉、魚、野菜、果物。それぞれに必要な仕事を施しながらも、味を重ねすぎるのではなく、素材そのもののおいしさを感じられる仕立てになっています。
ここからは、試食会で提供された料理を順番に紹介します。
ご挨拶|一口ミニバーガー(ジビーフ/蝦夷鹿)

最初に登場したのは、手のひらに収まるかわいらしい2種類のミニバーガー。
ジビーフのミニバーガーには白いバンズを、蝦夷鹿には竹炭を練り込んだ黒いバンズを使用しています。
見た目はコンパクトですが、中に挟まれた肉はしっかりとした存在感があります。

軽やかなバンズに対し、肉は噛むほどに旨みが広がる力強い仕上がり。一口サイズでありながら食べ応えがあり、コースの始まりからThe Earth Tableらしい“肉を食べる楽しさ”を感じさせてくれます。
白と黒という対照的なビジュアルも印象的で、これから始まるコースへの期待を高めてくれる一皿です。
ZUPPA|紅はるかの温かいスープ、落花生豆腐のフリット

続いて提供されたのは、紅はるかを使った温かなスープです。
紅はるかのポタージュに添えられているのは、落花生豆腐のフリット。
スープから感じられるのは、紅はるかが持つ自然な甘み。濃厚でありながら穏やかな味わいで、素材そのものの甘さがじんわりと広がります。
そこに、外側はサクッと、中はふわり、とろりとした落花生豆腐のフリットが加わることで、食感にも変化が生まれます。
派手な味付けで印象をつくるのではなく、食材がもともと持っている甘さや香りを丁寧に引き出す。The Earth Tableの料理に対する考え方が伝わる、やさしい味わいの一皿でした。
ANTIPASTO MISTO|野菜、果物、魚、肉を楽しむ前菜盛り合わせ

テーブルに運ばれてきた瞬間、思わず目を奪われるのが「ANTIPASTO MISTO」です。
大きな木製プレートの上には、野菜、果物、魚、肉を使った料理が約10種類。
一皿の中にさまざまな食材が並び、色彩も豊か。華やかなビジュアルとともに、しっかりとしたボリューム感があります。
肉料理だけに偏らず、野菜や果物、魚など、多彩な食材を少しずつ楽しめるのも特徴です。

それぞれの素材が持つ甘み、酸味、香り、食感を味わいながら食べ進めていくことで、自然と次の一口に手が伸びます。
“肉イタリアン”という言葉から想像する以上に、多様な食材をバランスよく味わえることもThe Earth Tableの魅力です。
CARNE MISTO|滋賀サカエヤ熟成ロースと北海道エゾモミジ蝦夷鹿ロースの炭火焼き

そして、コースの主役ともいえる肉料理が登場します。
滋賀・サカエヤの熟成ロースと、北海道エゾモミジの蝦夷鹿ロースの炭火焼きです。

The Earth Tableがメニューの中心に据えるのが、滋賀の精肉店「サカエヤ」の熟成牛。山田シェフが「尾山台 山田」時代から扱ってきた食材で、生産者との信頼関係が新たな店にも受け継がれています。

もう一つの主役が、北海道「エゾモミジ」の蝦夷鹿です。
炭火で丁寧に焼き上げられた肉は、噛み締めるたびに肉そのものの旨みが広がります。
濃いソースで味を覆うのではなく、肉が持つ味わいを中心に据えているため、ひと口、またひと口と噛み進めるほど素材の個性が感じられます。
そして、肉と同じくらい印象的だったのが付け合わせの野菜です。

じっくりと火を通した野菜は甘みが引き出され、みずみずしくジューシー。肉と野菜を交互に味わうことで、それぞれの旨みがより鮮明に感じられました。
山田シェフが培ってきた“焼く”技術と、The Earth Tableが掲げる「野生をいただく」という考え方。
その二つが、もっともストレートに伝わってくる一皿です。
GERATO|ヨーグルトのジェラート

肉と野菜をじっくり堪能した後には、口直しとしてヨーグルトのジェラートが提供されました。
合わせるのは、ラズベリーのこんぶ茶。
肉料理の余韻が残る口の中を、ヨーグルトの爽やかな酸味がすっきりと整えてくれます。
コース後半へ向けて気持ちまで切り替わるような、軽やかな一皿です。
PASTA|栗と舞茸、カラスミ、栗粉を練り込んだタリオリーニ

続いては、栗と舞茸、カラスミを組み合わせたタリオリーニ。
麺には栗粉が練り込まれており、見た目はどこか日本蕎麦を思わせます。

口に運ぶと、栗由来のほのかな香りとやさしい甘み。そこに栗そのもののほっくりとした食感や、舞茸の香りと歯触りが重なります。
素材それぞれの個性がありながら、一皿の中で調和しているのが印象的。
肉を主役に据えながらも、こうした季節の食材をイタリア料理として表現することで、コース全体に奥行きを生み出しています。
DOLCE|マルサラを使ったティラミス

コースを締めくくるのは、イタリアの酒精強化ワイン「マルサラ」を使用したティラミスです。
マルサラの芳醇な香りが広がり、口当たりはなめらかで、とろけるよう。
肉や野菜、栗や舞茸といった素材の味を重ねてきたコースの最後を、イタリアンらしい余韻でまとめ上げます。
サカエヤ熟成牛と蝦夷鹿を選んで楽しむディナー

リニューアル後のディナーでは、サカエヤの熟成牛と北海道エゾモミジの蝦夷鹿を中心に、好みに応じて肉を選べるコースを用意しています。
「北海道エゾモミジ 蝦夷鹿ロース 1種コース」は8,800円、「滋賀サカエヤ熟成ロース 1種コース」は9,900円。
さらに「サカエヤ牛 食べ比べ2種コース」11,000円、「サカエヤ牛 食べ比べ3種コース」13,200円と、肉の食べ比べを楽しめるコースもそろいます。

また、ソムリエとしての経験も持つ山田シェフがワインをセレクト。
ナチュールとクラシックの双方をそろえ、宴会コースを除く各コースには+6,600円(税込)でワインペアリングを追加できます。
炭火で引き出した熟成肉の旨みをワインとともにじっくり楽しむのも、The Earth Tableならではの過ごし方です。
赤坂見附ランチでは炭火焼き熟成肉をプレートで

The Earth Tableではランチ営業も行っています。
ランチメニューには「炭火焼きサカエヤ熟成ロースプレート」4,400円、「炭火焼きエゾモミジ蝦夷鹿ロースプレート」3,300円、「炭火焼きハンバーグプレート」2,750円、「有機野菜とスパイスカレープレート」2,200円をラインアップ。
ディナーだけでなく、赤坂見附ランチで炭火焼きの熟成肉や蝦夷鹿を楽しめるのもポイントです。
ランチタイムにもディナーコースを注文できるため、ゆっくり時間を取れる日にはコースでThe Earth Tableの世界観を体験することもできます。
「野生をいただく」を、一皿の料理から体験する

今回の試食会を通して感じたのは、「野生をいただく」という言葉が単なるキャッチコピーではなく、一つひとつの料理へ落とし込まれていることでした。

印象に残ったのは、必要以上に料理を複雑に見せようとしないこと。
肉には肉の旨みがあり、野菜には野菜の甘みがある。
その食材が持つ魅力を見極め、炭火をはじめとしたシンプルな調理によって、おいしさを引き出していく。

特に、サカエヤの熟成牛と蝦夷鹿の炭火焼きは、「食材」と「火」という料理の根源的な要素を真正面から楽しませてくれる一皿でした。
一方で、前菜では肉だけに偏らず、野菜、果物、魚などを幅広く取り入れています。コース全体を通してしっかり食べたという満足感がありながら、素材を生かした料理が中心であることも印象的でした。
百名店に選出された10席の店から、45席のレストランへ。
山田シェフがこれまで磨いてきたイタリア料理と“焼く”技術に、The Earth Tableが大切にしてきた食への思想が重なり、新しい「肉イタリアン」が生まれました。
赤坂見附で肉料理をじっくり味わいたい日にはもちろん、食材そのもののおいしさと向き合う料理を楽しみたいときにも訪れてみたい一軒です。
店舗情報

店名
The Earth Table(ジ・アース・テーブル)
リニューアルオープン
2026年9月17日(木)
所在地
東京都港区赤坂3-10-4 2F
アクセス
東京メトロ「赤坂見附駅」から徒歩2分
営業時間
ランチ 11:30~14:30
ディナー 17:00~21:00
定休日
日曜日・月曜日
席数
45席
・個室2室(6名×1室・4名×1室)
・フロア貸切(着席最大50名・立食56名)
主なランチメニュー
・炭火焼きサカエヤ熟成ロースプレート 4,400円
・炭火焼きエゾモミジ蝦夷鹿ロースプレート 3,300円
・炭火焼きハンバーグプレート 2,750円
・有機野菜とスパイスカレープレート 2,200円
主なディナーコース
・北海道エゾモミジ 蝦夷鹿ロース 1種コース 8,800円
・滋賀サカエヤ熟成ロース 1種コース 9,900円
・サカエヤ牛 食べ比べ2種コース 11,000円
・サカエヤ牛 食べ比べ3種コース 13,200円
※価格はすべて税込
※宴会コースを除く各コースにワインペアリング+6,600円(税込)を追加可能
運営
株式会社The Earth Table
公式サイト:https://earth-table.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/the_earth_table/
Google:https://share.google/6bN0oanLnGHFWMKVv
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