この記事の読了は約6分です。
2024年は、飲食店にとって新たな挑戦の年。訪日外国人客数も過去最高を更新し、コロナ禍を経て、異国情緒を楽しめるアジアグルメが注目されています。
本記事では、2024年トレンドのアジア料理やスイーツ15選をご紹介。巷で話題の商品や人気店のメニューを含め、丁寧に解説します。今流行りのアジアグルメを取り入れて、集客アップを目指しましょう!
2024年のアジアグルメ事情
アジアには20ヵ国以上もの国があり、食文化や味わいも千差万別。日本でも、毎年さまざまな国のグルメが流行します。
まずは、アジアグルメが人気の理由や集客におけるメリットをチェックしておきましょう。
人気の理由は食文化体験
アジアグルメの魅力は、異国情緒あふれる食文化を体験できる点にあります。
コロナ禍を経て、お金を払ってでも良い体験がしたいというニーズが高まり、外食でも新しい味や充実度を求める傾向も。特に2024年は、健康志向の高まりから、お米を使用した料理や低カロリーなものも流行中です。
アジアグルメは集客のカギ
アジアグルメを取り入れることで、メニューの幅が広がり、集客アップも期待できます。異国情緒あふれる料理はSNSで話題になりやすく、宣伝効果も抜群。特に、健康志向のメニューはさまざまな世代から注目されています。
今注目を集めるアジア料理
異国情緒あふれるアジア料理は、年代を問わずさまざまな層に人気です。本稿では、飲食店が今知っておくべきアジア料理を9つご紹介。話題の商品や繁盛店のメニューを取り上げつつ、それぞれの魅力を解説します。
ガパオライス/タイ
タイ料理の代表格。挽肉やパプリカをバジルとともに炒め、ナンプラーで味付けした香り高い料理です。
2024年8月にセブンイレブンで発売された「ガパオライス」は、本格的で美味しい!とSNSで話題に。ホーリーバジルの爽やかさと唐辛子の辛さが特徴で、別添のナンプラーバジルソースを加えると一層エキゾチックな味が楽しめます。味の調整ができる点も、幅広い層に人気の理由の一つです。
カオソーイ/タイ
濃厚なココナッツミルク入りカレースープに、揚げ麺と茹で麺の両方を合わせた料理です。コクのあるスープにサクサクの揚げ麺が絡む、食感のコントラストも流行のカギ。
2024年3月にローソンから発売された「カオソーイ〜タイ風カレーラーメン〜」は、手軽に本場の味を楽しめると評判です。
さらに、国際グルメサイト・TasteAtlasが発表した「世界の最高の料理100選」では、カオソーイが6位に選出。今後、ますます注目度は高まるでしょう。
フォー/ベトナム
さっぱりとしたスープに米麺を合わせた、ベトナムの定番ヌードル。健康志向の方や小麦を控えている方にも根強く支持されています。
コストコで発売された「シン・チャオ ベトナムフォー 牛だしスープ味」は、わずか5分の調理で、本場の味を楽しめると話題に!牛骨の旨味を凝縮させたスープが美味しいと評判です。
お店では、トッピングや味変アイテムを豊富に揃えることで、お客様の満足度はさらに向上するでしょう。
●公式サイト(コストコ オンラインショップ)
ルーローハン/台湾
ルーローハン(魯肉飯)は、甘辛く煮込んだ豚バラを白飯にのせた、台湾の家庭料理です。醤油味の濃厚なタレと八角の甘くスパイシーな香りは、ご飯と相性抜群。日本ではロングヒットのアジア料理で、美味しいお店やレシピがたびたび話題になります。
Youtubeでは、新大久保の名店「spicycurry 魯珈」のシェフがレシピ動画を公開。再生回数は21万回を超え、大きな反響を呼びました。調理のコツを詳しく解説しており、飲食店の方は必見です。
●Youtube ヒトサラチャンネル
「【レシピ初公開!】行列の絶えない名店の「ルーローハン」【SPICY CURRY 魯珈】齋藤絵理」
シェントウジャン/台湾
台湾で親しまれる朝食として、近年SNSで流行中!豆乳をベースに醤油や黒酢、ラー油などを加えたスープ料理で、パンを浸していただきます。
五反田の「東京豆漿生活」は、美味しいシェントウジャン(鹹豆漿)とともに台湾伝統のさまざまなパンが楽しめるお店。優しい味の豆乳スープからは干しエビや胡麻油の香りが漂い、台湾の食文化体験ができる人気店です。
●東京豆漿生活 公式Instagram
https://www.instagram.com/tokyodoujanseikatsu
アジアン粥
お粥といえば、日本では朝食や病後食のイメージが強いですが、アジア各国では”外食のごちそう”として親しまれています。
アジアン粥の魅力は、出汁の旨味。鶏や貝柱の出汁をスープに使用した、強い旨味が特徴です。
新宿の「おかゆと麺の店 粥餐庁(かゆさんちん)」では、バリエーション豊かなアジアン粥を提供。「蒸し鶏とみょうがのおかゆ 梅仕立て」や「海老と蒸し鶏のラクサかゆ」など、お腹をヘルシーに満たす一品が評判です。
●公式サイト:https://www.ghf.co.jp/brand/kayu-san-chin/
キンパ/韓国
韓国風の海苔巻きで、胡麻油で味付けしたご飯に牛肉や野菜ナムルを巻いた一品です。日本人に好まれる味と手軽さ、SNS映えする華やかな断面も流行のポイント。
2024年6月、ファミリーマートが「香るアジアフェア」で「2種のキンパ(プルコギ巻と野菜ナムル巻)」を販売。胡麻油の風味がきいて美味しい!とXで話題に。飲食店で取り入れる際は、テイクアウトメニューにもおすすめです。
ソトック/韓国
トッポギ用の餅とソーセージを串に刺し、甘辛いソースをかけた韓国の屋台料理。もちもち食感とジューシーさが特徴で、特に若者に人気です。新大久保や原宿で楽しめる、今知っておきたいアジアグルメ。
2024年7月、牛角の韓国フェアで登場した「甘辛チーズソトック」は、甘辛いチーズソースが美味しいと評判です。チーズがとろりと伸びるSNS映えも、若者ウケするポイント。
ビリヤニ/インド
2024年、大注目。インドの高級米・バスマティとスパイス、お肉を炊き込んだ「世界三大炊き込みご飯」の一つです。注目が集まる中、ビリヤニを名物メニューとして提供するお店が増加中。お店独自のスパイス配合が楽しめる点も醍醐味です。
セブンイレブンで毎年人気の「エリックサウス監修ビリヤニ」は、専門店に引けを取らない本格的な味とSNSで大きな話題に。
ビリヤニが脚光を浴びる今、一度トライしてみてはいかがでしょうか。
東京で流行りのアジアンスイーツ
アジアンスイーツは進化が早く、常に新しいトレンドが登場します。流行をキャッチするには、日頃からSNSやメディアでの情報収集が大切です。
本稿では、2024年に話題のアジアンスイーツを6つご紹介。デザートやカフェメニューに、ぜひ取り入れてみてください。
ディップチュロス/韓国
揚げ菓子のチュロスを、さまざまなフレーバーソースに浸して食べる韓国発のお菓子。日本でも、大手チェーンから個人系のカフェまでいろいろなお店が提供しています!
フレッシュネスバーガーで発売中の「揚げたてチュロス」は、外はカリッと、中はもちふわの食感が特徴。生チョコ発祥の名店・シルスマリアの生チョコを使用した、素材へのこだわりも美味しさに繋がっています。
アイスブンオパン/韓国
たい焼きの形をしたサクサクの生地に、アイスクリームを詰めたハイブリッドスイーツです。インパクト抜群の面白いビジュアルで、SNS映えも最高!サクサクの生地とアイスクリームの対比が美味しく、日本人が親しみやすい味わいもポイントです。
新大久保の「SHINCHON CAFE」は、アイスブンオパンはもちろん、流行りの韓国スイーツを楽しめるお店。次世代のトレンドスイーツを知りたい方は、ぜひチェックしておきましょう。
●食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130404/13286486/
グリークヨーグルト/韓国
2024年、話題沸騰中!発祥はギリシャですが、韓国では十分に水切りを行い、フルーツやグラノーラをたっぷりと乗せるスタイルです。
そのもっちりとした食感と濃厚な味わい、さらに健康的なイメージで、主に若い女性の間で流行中。
原宿の「グリークヨーグルト専門店Bowls#」は、一杯1,650円という高価格帯ながら、行列のできる人気店。ヨーグルトは粘土が高く、その味が新感覚!と話題に。飲食店で提供する際は、手軽なデザートとして提供するのもおすすめです。
●公式Instagram:https://www.instagram.com/bowls_yogurt/
モノクロスイーツ/韓国
白と黒のコントラストが特徴の韓国発スイーツ。黒ごまや竹炭パウダーを使った奥深い風味とSNS映えで、若者から人気を集めています。
渋谷の「KITASANDO COFFEE Lab.」では、竹炭パウダーを使用したモノクロのラテが名物。さらに、”無機質”と呼ばれるスタイリッシュな空間とともに非日常の体験が楽しめます。
●公式Instagram:https://www.instagram.com/kitasandocoffee_lab/
豆花(トゥファ)/台湾
豆乳を固めた台湾の伝統スイーツで、柔らかく滑らかな食感です。甘みは少なく、シロップやトッピングで自分好みの味にできる点も大きな魅力。
御茶ノ水の「東京豆花工房」は、2015年のオープン以来、今も人気の実力店です。毎朝フレッシュな豆乳で手作りする、流行に左右されない確かな美味しさが支持されています。はとむぎや白キクラゲなど、珍しいトッピングが楽しめる点もポイント。
●公式サイト:https://tokyomamehana.com/about/
台湾かき氷/台湾
日本式かき氷との違いは、牛乳や果汁入りの氷を使用していること。一口の満足度が高く、ふわふわの食感と贅沢なトッピングが楽しめます。
2024年は、「春水堂」や「THE ALLEY」といったタピオカチェーンが台湾かき氷を提供。特にTHE ALLEYでは、パフェ風のかき氷を手軽に楽しめると評判です。飲食店では、気軽に楽しめるサイズ感にする、季節感を演出するなどの工夫をすることで他店と差別化が図れるでしょう。
まとめ
- 2024年のトレンドは異文化体験
- 定番を本格化したもの、目新しいものがヒット中
- アジア料理の流行は早い。近年、認知度が高まっているメニューは要チェック
今後ますます目が離せないアジアグルメ。話題のメニューを積極的に取り入れて、集客に繋げましょう!
こちらの記事も読まれています。
こちらの記事も読まれています。