近年グルメサイトでの集客だけに頼らずsnsを使っての販売促進・集客を行う事が主流になりましたが、中でもinstagramの運用は必須になりました。
しかし、多くのユーザーがいる分その中でお客様の目に留まる投稿をするのが難しいという側面もあります。
また、instagramのバージョンアップで様々な機能が追加されますので全てについていくのも店舗営業との両立という面で大変な作業になります。
そこで今回は飲食店instagram担当の方に抑えておいて欲しいポイントをまとめました。
飲食店のinstagram運用って必要ですか?
オープンしたばかりのお店ならいざ知らずうちは長年経営して顧客も付いてるしinstagramやった方がいいの?そのようにお考えの経営者の方も多くいらっしゃいます。
まずは何故、instagramを運用した方がいいかを解説します。
instagramのユーザー数
画像参照:b35ae5f1c1bb080006384fef945bbb3c.jpg (960×720) (akamaized.net)
昨年発表されたデータですが、日本国内でのinstagramユーザー数は3,300万人を越えています。上記の4媒体に加えてyoutubeを併せてsns主要5媒体全て運用している方もいらっしゃるかと思いますが、では何故instagramが飲食店向きなのでしょうか。
画像参照:mau_sns201712.png (686×505) (fukuemon.me)
コンテンツの種類という意味ではfacebookやtwitterとほぼ似た機能が多いですが、特徴という所の「アクティブユーザーが多い」「写真や動画がメイン」「世界観の重要性」という所がinstagramに力を入れた方がいい点です。
アクティブユーザーが多い→見込み客の目に留まるチャンスが多い
写真や動画がメイン→文字で表すより多くの情報を盛り込める
世界観の重要性→お店のブランディングがし易い→ターゲットにリーチし易い
instagramの拡散力
長年お店を経営しているからこそinstagramを運営した方がいいのはその拡散力にあります。お客様がお店をタグ付けしてくれればそのお客様のユーザーがお店の事を知るきっかけになります。
長年経営されているお店はそれだけ沢山の顧客を持っていますのでinstagramを始めた際の母数が圧倒的に多いという事になります。
飲食店で使えるinstagramの便利な機能と注意点
instagramを運用していくなかで知っておきたい便利な機能・コツをご紹介します。
投稿機能
基本となる機能ですが使い方でお店のブランディングに非常に重要になります。
通常投稿すると左のような画面になります。ここでポイントはユーザーは画面をスクロールしていきますのでいかに見てもらうかです。一投稿が目に触れる時間は1秒未満と言われていて、いかに見てもらうかは写真のクオリティになります。また複数枚写真を投稿して滞在時間を長くするのがお店に興味を持ってもらうきっかけになります。
一枚目の写真には「本日10%off」「〇〇が安い」等、お客様に有益な情報を載せておきたいです。
投稿で大切なのがハッシュタグですが、写真と関係ないハッシュタグはNGです。
お店の場所、料理名など写真に関係のあるタグにとどめておきましょう。
ハッシュタグのつけすぎも良くなく5~6個くらいが投稿をスッキリ見せるコツです。
もっと多くのタグを付けたい時はコメント欄にハッシュタグを付ける事も出来ますのでそちらに付けましょう。コメントをoffにすると隠れます。
投稿が貯まってくると画像の右側のプロフィールが充実してきます。ここで大切な事は写真の統一感です。美味しそうな料理の写真、カクテルの写真、元気に働くスタッフの笑顔など、お店の売りで統一したいです。※スタッフの写真を使う時は必ず本人に許可を得ましょう。
プロフィール文はお客様が訪問したくなるようにお店の魅力を載せておきます。
「〇〇で修行したシェフが腕をふるう…」「毎日自らの目で見て仕入れてます」等お客様の胃袋に訴えかけましょう。
また「〇〇駅から〇分」やお店の電話番号を載せるなどお客様の利便性を向上させる事も大切です。
お店の住所をプロフィールに載せておくとgooglemapに飛べるようになるので必ず記載しておきましょう。
ストーリーズ
instagramを開くと上部に位置する〇で囲われた写真や動画を数秒間表示出来る機能です。
例えばお店のオープン情報、自慢の一品を仕込んでいる写真など、現在instagramで集客を行っているお店ではストーリーズ機能を上手に使いこなしています。
また投稿機能ではいいね!を押してもらわなければどのユーザーが投稿を確認したのか分かりませんがストーリーズでは閲覧者が分かりますのでどのくらいのユーザーが閲覧したかが確認出来ます。
投稿では新規フォロワーの獲得、ストーリーズでは既存のフォロワーへの情報提供といった具合に使い分けていきましょう。
また毎日両方の更新が大変というお店では投稿画面の紙飛行機のようなマークを長押しするとストーリーズに追加する事も出来ますので併せて活用しましょう。
ストーリーズを追加する際に上にスワイプすると上記のような画面が出てきます。
貴店の場所をタグ付けも出来ますので活用しましょう。
ハイライト機能
ストーリーズでは投稿が24時間で消えてしまうので注意が必要ですが、ハイライト機能を使えばプロフィール上に残しておく事が出来ます。
操作も簡単に出来ます。
プロフィール→ストーリーズハイライトの下にある新規をタップ→今までストーリーズに載せた投稿が出るので選択する
多くの店舗で「今月のお休み」「季節のお勧めメニュー」などをハイライト上に残して上手に利用しています。
リール
ストーリーズと似ていますが使い方を覚えればストーリーズ以上の宣伝効果を生み出せます。
instagramを開くと下の写真にあるアイコンが下部に表示されますのでタップして下さい。
タップすると画面が切り替わり下のような画面になりますので右上にあるカメラのアイコンをタップして下さい。
次に出てくる画面から動画を投稿していきます。
左側に並んでいる5つのアイコンから「音楽、長さ、動画の速さ、エフェクト、明るさ、タイマー」を調節して投稿していきます。
リール機能では投稿すると発見タブで表示されるので既存のフォロワー以外にもお店の魅力を知って貰うチャンスが増えます。(非公開アカウントで投稿した場合は既存のフォロワーにしか表示されません。)
ストーリーズでは投稿のアイコンをタップしないと閲覧出来ませんが、リールの場合は「フィードにもシェア」出来ます。
ストーリーズは既存のフォロワーとのコミュニケーションと捉えて、リールはより多くの方に知って頂く販売促進と捉えましょう。
インスタライブ
よく芸能人の方でインスタグラム内のライブ配信機能を使ってライブを行っているのを見ます。
料理人の方でも料理配信をインスタライブで行う方も多くユーザーにもとても評判の良いコンテンツの一つです。
しかし準備に時間を取られる事とライブ配信に時間を取られる事を考えると店舗経営者には決してコストパフォーマンスが良いとは言い切れません。
基本的なinstagramの機能を使いこなして、且つ仕込み・営業など店舗経営に支障がなければ挑戦したいコンテンツです。
instagramと併せて使いたいアプリをご紹介します
instagramを運営していくと写真・動画のクオリティが大切な事に気付きます。
もちろん料理の写真を過度に加工すると実際に召し上がったお客様は写真と違うと感じてクレームに繋がりますので注意が必要です。
明るさを調整したり、背景をぼかして料理に目がいきやすくする等の工夫をしたい際に使えるアプリもありますので参考になさってください。
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無料ツールを上手に使いこなそう
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で飲食業界では非常に厳しい状況が続きます。
その中でもお店を維持していくためには削れる経費の見直しが急務です。
snsの発達により無料でお店の情報を発信出来るようになりました。一つ一つ覚えて使いこなすのは大変ですが未来に繋がる顧客獲得の為に楽しみながら上手にツールを使いこなして頂きたく思います。