長い自粛期間でお酒を飲むという習慣がなくなったという方も多くいらっしゃいます。
今の時代、飲食店ではドリンクの売上で稼ぐということが難しくなりました。
そこで注目したいのが「サイドメニュー」。美味しいおつまみがあればお酒も自然とすすむので、サイドメニューを研究して売上アップに繋げましょう!
大手チェーンに学ぶサイドメニュー
大手チェーン店で提供されているサイドメニューは、定番化されているものがほとんどです。そこで大手チェーンのヒット商品をアレンジして自店のサイドメニューに取り入れてみませんか?
マクドナルド
マクドナルドといえば「フライドポテト」が思い浮かぶほど、メインメニューよりも人気のある商品です。大人も子どもも大好きで、まさにサイドメニューの王様。
マクドナルドでは他にも「ナゲット」が人気で、定番のバーベキューソースやマスタードに加え、期間限定のソースが登場するなど、行くたびに楽しめる工夫もされています。
モスバーガー
新鮮な野菜を使用し、ボリューミーなハンバーガーに定評のあるモスバーガーでは、「オニオンフライ」が非常に人気なサイドメニューです。
新鮮な玉ねぎをリング状にカラッと揚げたオニオンフライは、玉ねぎが甘く病みつきになる商品。
このオニオンフライとほくほくのポテトが楽しめる「オニポテ」は、モスバーガーでしか楽しめない逸品です。
サイゼリア
コスパも良く味も美味しいサイゼリアはサイドメニューの数が多く、どれも同じくらい人気な商品ばかりです。
しかしその中でも人気なのが「辛味チキン」と「ポップコーンシュリンプ」です。
辛味チキンはジューシーな鶏肉を甘辛いたれに絡めた一品。程よい辛みがついつい手を伸ばしてしまい、お持ち帰り用も発売されたほど。
ポップコーンシュリンプは小エビを揚げたシンプルな商品ですが、ディップするオーロラソースが食欲を加速させます。
スシロー
寿司のチェーン店であるスシローですが、サイドメニューで人気なのはなんと「ラーメン」。サイズ感がちょうどよく、みそ汁のようにサラッと食べられるのが人気の秘密かもしれません。
そして寿司屋ということもあり、スープに魚介のうまみが凝縮していて味も抜群。
中には寿司を食べずにラーメンを食べに行くという人もいるそうです。
定番商品も簡単アレンジで人気メニューに!
みんな大好きな定番のサイドメニューを、簡単アレンジして看板メニュー化してみましょう!
他のお店と差をつけることで、このお店でしか食べられないという価値を生み出すことができます。
ポテトサラダ
居酒屋にあったらなんとなく頼んでしまうポテトサラダ。
定番の商品ではありますが、最近ではポテトサラダにこだわっているお店も多いのです。
ポテトサラダは材料を少し変えてみたり、味付けを工夫することで一風変わった商品にすることができます。
例えば「カレー風味のポテトサラダ」。いつものポテトサラダにカレー粉を加えるだけで、ポテトサラダのマンネリ化を防ぐことができます。
フライドポテト
シンプルなフライドポテトだからこそ、アレンジの幅は広いのです。
ディップするソースを変えるのもひとつの手ですが、トロッとチーズをかけたり、ジャーマンポテト風にしたりすることで、いつもとは違うフライドポテトを楽しむことができます。
漬物
漬物ってアレンジできるの?と疑問に思いますよね。実は味が染みている漬物はアレンジしやすく、いろいろな楽しみ方があるのです。
例えば、そのままみじん切りにしてチャーハンにしたり、お肉と炒めて野菜炒めにしたりと、家庭で余りがちな漬物も最後まで美味しく食べられるのです。
唐揚げ
どのお店で注文しても、基本的に間違いのない定番商品の唐揚げ。しかし定番だからこそ他のお店と差がついていると、「ここの唐揚げは他と違う!」と強く印象をつけることができます。
唐揚げはそのまま食べたりレモンを絞るのが定番ですが、チキン南蛮にしたり、あんかけの唐揚げにしたりと、何かひと工夫するだけでいつもの唐揚げではなく、こっちを頼んでみようという気になります。
サラダ
シーザーサラダやチョレギサラダなど、サラダの種類はたくさんあります。食事バランスのためにとりあえずサラダを注文するという方は多いはず。
しかしどうせなら、このサラダ美味しそう!という思考にさせたいですよね。
ドレッシングにこだわってみるのもいいですが、あえてごろっとした野菜を使ったり、タコやイカなどの海鮮を加えるのもおすすめです。
変わり種サイドメニューでテレビの取材も⁉
通常のメニューには載っていない、従業員向けに作った賄いが美味しすぎて商品化したというケースは少なくありません。
実際に通常のメニューよりもブレイクしてテレビの取材が入ったという飲食店もあるのです。
他にはない変わり種商品は看板メニューにもなりやすいので、ぜひアイデアを練ってみてくださいね。
ミニ丼
ファミリーレストランやラーメン屋でもよく見る、サイドメニューとして食べるミニ丼。
たくさんの種類を食べたいときに、小さいサイズがあると嬉しいですよね。
ネギトロ丼や天丼などの定番どんぶりも魅力的ですが、一風変わったミニ丼があるとこれも頼んでみようという気になるかもしれません。
タコライス丼
さっぱりとしたタコライス丼は、サラダ感覚で注文することもできそうですね。
スパイシーなひき肉に野菜をたっぷりと使用すると、ミニ丼ではありつつもメインの商品にも並びます。
チーズをかけることでミニ丼でも満腹感を得られるので、どの角度からでも注文しやすい一品になるかもしれません。
チャーシュー丼
ラーメン屋さんに行くとプラスして注文したくなってしまうチャーシュー丼。
ラーメンにのせられない不揃いなチャーシューを小さく刻んで、葱を添えて食べるシンプルな商品です。
ラーメンと一緒に食べるチャーシューよりも、しっかりチャーシューの味を感じることができるので、ラーメンではなくチャーシュー丼のみを注文する人もいるほど人気なのです。
鶏マヨ丼
甘辛いたれに絡めた鶏の唐揚げに、マヨネーズをかけたボリューミーな丼ぶり。
味が濃いものを食べたいけど、カロリーが気になるという女性でも気軽に注文できる商品です。たれをチリソースにしたり、和風にしても美味しいかもしれませんね。
郷土料理
沖縄料理店や博多料理をメインにしたお店はよくありますが、郷土料理をメニューに取り入れている飲食店は少ないのではないでしょうか。
まだまだ知られていない郷土料理も多く、何だろうと興味を持つお客様もいるかもしれません。
多くの郷土料理の中から、今回は汁物に注目してご紹介します!
せんべい汁
青森の郷土料理のせんべい汁は、醬油ベースで仕立てた汁物に南部せんべいを入れた料理です。青森県民でなければ、汁物にせんべいを入れることが新鮮に感じるので、メニューをみて興味を持つお客様も多いかもしれません。
せんべいの形や色を変えたり、ロゴなどをプリントしたりすることで「インスタ映え」を狙うこともでき、若い世代にも注目されるのではないでしょうか。
打ち豆汁
滋賀県と福井県の家庭で親しまれている打ち豆汁。打ち豆とは大豆を水につけて戻し、石臼の上にのせて木槌でのばしたものです。それを大根や里芋などが入ったみそ汁に入れたものが打ち豆汁になります。
野菜もごろっと入っており、豆にはたんぱく質が豊富に含まれているので、健康志向の人でも追加しやすい一品ですね。
冷汁
郷土料理の中でも有名な宮崎の冷汁は、シメの一品として最適です。
お酒を飲んだ後はサラッとしているので、喉を通りやすくさっぱりしますよね。
また、特に夏の食欲があまり出ない時期でも冷汁ならつい頼みたくなってしまうかもしれません。
汁のベースを少し変えてみたり、トッピングを選べるようにするだけで少し変わった冷汁を作ることもできます。
【まとめ】サイドメニューを見直してみる!
改めてメニューを見返してみると、改善できそうな商品もあったのではないでしょうか。
定番商品をそのままメニューにするのではなく、ひと工夫することで他の飲食店との差別化を図ることができるのです。
まずは定番商品を洗い出し、自店の色にあわせてアレンジをしてみましょう。サイドメニューが少ない場合は追加してみるのもいいかもしれません。
また、ベーシックなものからアレンジしたものまでメニューに掲載し、選べるようにすることでメニューを見るのも楽しくなりそうです。
是非こちらを参考にして、メニューを一新させてみてくださいね!