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【リニューアル|個室会席 北大路 赤坂茶寮】伝統×革新の融合。板前が輝く“オープンキッチン”と、すべての世代がくつろげる“個室会席”へ

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東京・永田町の静かな街並みに佇む『個室会席 北大路 赤坂茶寮』が、2025年10月14日(火)にリニューアルオープンしました。これまでの“全席掘りごたつ個室”から、テーブル席を採用した新たな空間設計へと生まれ変わりました。

そして今回のリニューアルで最も注目を集めているのが、会席料理の世界では珍しい「オープンキッチン」の導入です。「板前が輝くお店づくり」をコンセプトに、料理人の所作までもがもてなしの一部となる新しい“北大路スタイル”が始まります。

「板前が輝くお店づくり」──伝統を次の100年へつなぐ挑戦


『個室会席 北大路 赤坂茶寮』を運営する大東企業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 北尾拓也)は、1927年の創業以来、日本料理の伝統を継承しながら革新を重ねてきた老舗企業です。

銀座エリアを中心に『個室会席 北大路』『個室和食 東山』など28店舗を展開し、2025年で創業98年を迎えます。

同社が次の100年に向けて掲げたテーマが、「板前が輝くお店づくり」です。

今回のリニューアルで採用されたオープンキッチンは、その象徴的な一歩です。これまで静かな個室空間の裏で料理が仕上げられていたスタイルから一新し、板前の包丁さばきや鍋の音、香り、湯気までもが“ライブ演出”としてお客様の目の前に広がります。

板前が自分の仕事をお客様に見てもらうことで、誇りと緊張感を持ち、さらに成長できる。その姿を通して、お客様にも日本料理の奥深さを感じていただきたい、という想いが伝わってくるリニューアルではないでしょうか。

長年受け継がれてきた職人技に、新たなステージが加わります。

全27室・216席、すべてが“完全個室”。2名〜80名まで幅広く対応


リニューアル後の赤坂茶寮は、全27室・216席という大規模ながらも、すべてが完全個室です。

「二人で落ち着いて話せる個室が欲しい」というお客様の声に応え、2名用の個室を新設しました。

一方で、大規模な会食や接待、慶事に対応できる最大80名規模の広間も備えています。

従来は掘りごたつ式が中心でしたが、今回の改装では約半数をテーブル個室に変更しました。

高齢のお客様や海外からのゲストにも快適に過ごしていただけるように配慮しています。

「足腰への負担を減らしたい」「海外の方を安心してお招きしたい」——。

そんな細やかな声に応えながら、“誰にとっても心地よい和の空間”を目指しました。

一方で、北大路らしさである和装スタッフによる丁寧な接客と、静謐な完全個室という価値はそのまま守られています。

格式とやすらぎを兼ね備えた空間で、時間を忘れるような会席のひとときを楽しむことができます。

日曜・祝日営業を開始。家族の記念日や慶事にも寄り添う店へ


これまで法人利用が中心だった『北大路』ですが、今回のリニューアルを機に日曜・祝日の営業をスタートしました。

永田町・赤坂という立地から徒歩圏内には、安産祈願や七五三で知られる日枝神社もあり、家族の慶事やお祝いごと、法要などにも対応していきます。

個室会席 北大路 赤坂茶寮 店長 伊藤 旭さん(中央)

「これまで“平日接待の店”という印象が強かったが、これからは“家族で訪れる日本料理店”としても認知を広げていきたい。どんなシーンでも、料理人とサービスが一体となったおもてなしを提供したい」と、店長の伊藤さんは語ります。

国内のお客様だけでなく、海外からのインバウンド需要にも対応し、赤坂・永田町という国際的なエリアにふさわしい柔軟なサービスを展開しています。

季節の会席。黒毛和牛とふぐが織りなす贅沢な一椀


【一人ひと鍋】黒毛和牛すき焼きと河豚会席(料理イメージ)

北大路の料理の魅力は、旬を映す会席料理にあります。

季節の移ろいに合わせ、2ヶ月ごとに献立を刷新し、四季折々の味覚を丁寧に表現しています。

取材当日に提供されていたのは、【一人ひと鍋】をテーマにした「黒毛和牛すき焼きと河豚会席」でした。

前菜には、小松菜と占地(しめじ)のお浸し、慈姑(くわい)豆腐、黒豆カステラ、鶏松風など、

見た目も華やかな八寸が並び、まるで秋の庭を切り取ったような美しさです。

※写真は河豚刺しです。

御造りは鉄刺し・皮刺し・鮪・甘海老が揃い、旬の河豚と海の幸が美しく共演します。

「鰤と大根の炊き合わせ」「河豚唐揚げ」など旬の食材を日本料理の技術で美味しく仕上げられたお料理を楽しむことができます。

そしてメインの「黒毛和牛すき焼き陶板」は、フルアテンドで一人ひと鍋を提供します。

熟練のスタッフが目の前で火入れを行い、割り下の香りがふわりと立ちのぼる瞬間には、誰もが自然と笑みをこぼしてしまいます。

締めには、「河豚と京揚げの炊き込みご飯」と「抹茶プリン 小豆 梨」。

一品ごとに素材の持ち味を最大限に引き出し、五感で季節を感じられる構成となっています。

板前たちの“ライブ感”を五感で味わう


※写真は河豚刺しの盛り付けシーン

オープンキッチンの導入によって、調理の瞬間がエンターテインメントへと昇華しました。

包丁のリズム、鉄鍋の音、立ちのぼる湯気、炙りの香ばしさ——。

これまで厨房の奥に隠れていた職人の仕事が、店の主役となります。

お客様は料理が出来上がるプロセスを楽しみ、板前は自らの技でお客様の表情を間近に感じ取ります。

双方の距離が近づくことで、“料理人と客の共鳴”という新たな価値が生まれています。

「日本の食文化を世界へ」。北大路が描く次の100年


運営元の大東企業株式会社は、「日本の食文化を伝える料理人の技を通して、地域の人々と社会を楽しく」というミッションのもと、国内27店舗、海外ではタイ・バンコクにも1店舗を展開しています。今後も海外出店を積極的に進めていく予定です。

また、2022年には「板前オープンスクール」を開講し、職歴や年齢を問わず、自社店舗で働きながら板前の技を学べる環境を整えました。

次世代の料理人を育て、世界で活躍できる人材の育成にも力を注いでいます。

今回のリニューアルも、単なる店舗改装ではなく、“板前の誇りと日本料理の未来を体現する舞台”としての意味を持っています。

創業100年に向け、伝統と革新を融合させた新しい北大路の姿が、ここ赤坂から始まります。

おすすめポイント


  • オープンキッチンで味わうライブ感ある会席体験
  • 全室完全個室・2〜80名対応の贅沢な和空間
  • 黒毛和牛やふぐなど、季節ごとに変わる極上食材
  • 日曜・祝日営業で、家族の慶事や接待にも対応
  • 赤坂・永田町エリア屈指の利便性(駅徒歩1分)

「静けさの中に活気がある」——。

そんな言葉が似合う場所が、赤坂の一角に誕生しました。

目の前で輝く板前の姿を眺めながら、季節の香りと日本の心を味わう。

それが、リニューアルした『個室会席 北大路 赤坂茶寮』の新たな魅力です。

店舗情報


個室会席 北大路 赤坂茶寮

住所:東京都千代田区永田町2-13-5 赤坂エイトワンビルB1F
アクセス:東京メトロ「赤坂見附駅」徒歩1分/「永田町駅」徒歩4分/「赤坂駅」徒歩5分
電話番号:03-5512-3737
営業時間:
【平日】昼 11:30〜14:00(L.O.13:00)/夜 17:00〜22:30(L.O.21:00)
【土曜】昼 11:30〜15:00(L.O.13:00)/夜 17:00〜21:00(L.O.19:00)
【日曜・祝日】昼 11:30〜17:00(L.O.15:00)
定休日:不定休
席数:216席(全27室・完全個室)
公式サイト:https://kitaohji.co.jp/akasakasaryo


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