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【ニューオープン|創作和食 和尊(わそん)】代々木上原の地で創業93年、隠れ家創作和食店

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代々木上原駅から徒歩8分の商店街の中にある「創作和食 和尊」。2025年3月にオープンした、創作和食を食べられるお店です。オーナーが両親から受け継いだお店を、こだわりの詰まった新しいお店としてスタートさせました。本記事では、オーナーの加藤 裕さんにインタビュー。お店を受け継いだ経緯や、お店のこだわりなどを詳しく紹介します。

代々受け継がれたお店の新たなスタート


代々木上原に3月にオープンした「創作和食 和尊」。その前身は、祖父母が始めた「丹波屋」というお蕎麦屋さんでした。始まりは、約93年前に曽祖父が開いた魚屋まで遡ります。

約73年の間、代々木上原の人に愛されたお蕎麦屋さんは、オーナーの加藤さんの両親の代まで続いていました。そして今年、加藤オーナーが、新たに和食店として生まれ変わらせました。

もともとお店を継ぐつもりでいましたが、時代のニーズや経営面を考えたときに、蕎麦だけに絞るのは難しいのではないかと考えたそうです。同じ場所で、和食をベースにしたお店を開けば、蕎麦も取り入れつつ、より幅広い料理を提供できる。そう思い、和食店として新たなスタートを切ることを決めました。

お店の名前について

お店の名前は、お客様にお店を知ってもらうためにも、かなり悩んだそう。強い想いが込められています。

ある日、父親から聖徳太子の「和を以て貴し(尊し)となす」という言葉を教わり、「これだ」と直感したそうです。

「お客様と楽しく会話しながら、和やかな時間が流れる、そんな風景がぱっと浮かびました。」と加藤オーナーは話してくれました。

ロゴに使われているセージの花の花言葉は「家族愛」。新しいお店にも、家族や地域への想いが込められています。

料理人を目指すきっかけ

料理の道を志したきっかけは、幼い頃に母親の料理に感動した経験から。「母が何気なく作ってくれる料理が、いつも美味しくて。子供ながらにすごいな、と憧れていました。」と教えてくれました。

英語が好きで、カナダ・バンクーバーへ留学もしていたそう。留学後、調理師専門学校へ進学。インターンで訪れた渋谷の和食料理店の「食幹」の働き方に共感し、卒業後に食幹で料理人となります。本格的に和食を学び、さらにさまざまな魚に触れたいと、人形町「やま田」で修行を重ねました。

10年後には独立して一人前になれと言われていた中、家業の状況もあり、27歳で独立。早めの独立スタートとなりましたが、家族や地元への恩返しという気持ちを強く持っています。

お店を始める原動力


代々木上原の老舗「丹波屋」の看板を下ろし、新しい業態・新しい店名での再スタート。

「ゼロからお店を作るプレッシャーは大きかったです。」と、当時は不安や、お店を新しくする勇気も必要だったそうです。

それでも、自分のやりたいことを実現することが、原動力になったといいます。やりたかったオープンキッチンで自分で料理をすることを選びました。お客様と直接触れ合い、作った料理を目の前で楽しんでもらうという理想を叶えました。

お店の雰囲気について

和尊では、店に一歩足を踏み入れた瞬間から特別な時間が始まります。道に面した最初の扉を開けると、さらに通路が。アプローチを設け、2つ目の扉を開けてお店に入ります。この設計にすることで、入店時のワクワク感と、退店時に残る余韻を大切にしました。

内観は温かみのあるオレンジ色を基調に、リラックスできる雰囲気を演出。高級寿司店のような緊張感を排除し、「楽しく食事をする空間」を目指しました。

店内はカウンター席の他に、4〜6人と6〜8人用の完全個室を用意。家族やグループでも気兼ねなく使えるよう配慮されています。代々木上原エリアでは、和食で完全個室は珍しく、ファミリー層にもぴったりです。

また、カウンター席ではオープンキッチンを活かし、料理の臨場感やお客様とのコミュニケーションを楽しめる空間に。オープンキッチンでお客様と直接触れ合い、作った料理を目の前で楽しんでもらえます。

お店に入った時に目に入る、存在感を放つ太い組み木のような柱は、かつての丹波屋時代から受け継がれてきたもの。歴史を感じさせる、お店の象徴す。

料理とドリンクのこだわり

料理は、月に一度コース内容を一新。日本全国の旬の食材を取り入れ、普段出会えない食材や組み合わせを楽しめる工夫が施されています。

看板料理は「鴨」。蕎麦屋時代に加藤オーナーが親しんだ鴨せいろにヒントを得て、メニューに鴨料理を組み込んでいます。たとえば春には、山菜を使ったソースで鴨肉を味わう季節感あふれる一皿を提供しています。

また、山梨県産の軍鶏(しゃも)を使用した料理も定番メニュー。その他の内容は旬に合わせて柔軟に変え、常に新しい食体験を提案しています。

先代のお店の看板であるお蕎麦も、一品として提供。添える野菜などは季節ごとにアレンジを加えています。

ドリンクは、日本酒、ワインを中心に、ジン、ウイスキー、焼酎、リキュールまで幅広く揃え、和食に合うセレクションを厳選。特に日本酒はもちろん、ワインと和食のペアリングも積極的に提案し、新しい楽しみ方ができます。

お店から商店街を盛り上げる


加藤オーナーは、料理人としての個人評価やお店の評価にはこだわっていません。

「誰に向けて料理を作るかと聞かれたら、それはこの街や、商店街に恩返しをするため。育ててもらった地元に、少しでも貢献したいんです。」と語ります。

目標は、お店を拠点に地域の活性化や商店街を盛り上げること。誰もが気軽に立ち寄れ、居心地良く過ごせる空間づくりを続けていきます。

お店からのお知らせ


和尊では、ご家族での利用を大歓迎しています。小さなお子様がいても安心してお過ごしいただける個室をご用意しています。また、おひとり様のご来店や、当日のふらっと立ち寄りも大歓迎です。予約がなくても、お気軽にお越しください。

外から見ると格式高いお店に見えるかもしれませんが、中に入ると温かい雰囲気に包まれています。肩肘張らずに、ゆっくりと和食とお酒を楽しんでください。

店舗情報


店名:創作和食 和尊
住所:東京都渋谷区上原2-40-9 ソエル上原
電話番号:03-3467-1345

公式サイト:https://wason-yoyogiuehara.com/
Instagram:https://www.instagram.com/wason_yoyogiuehara_/
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131811/13307470/

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