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2025年注目!話題の大手チェーンカフェ・レストラン・居酒屋10選

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2025年、全国の大手カフェやレストラン・居酒屋チェーンは新たな戦略を展開中!DXによる業務効率化に加え、高級感のある空間やこだわりのメニューで差別化を図る動きが見られます。ローカル色を活かしたブランドも注目される中、2025年要チェックのカフェ・レストラン・居酒屋チェーンを10店ご紹介。近年の大手飲食チェーンの動向を含め、詳しく解説していきます。

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2025年大手チェーンの動向


近年、大手企業によるM&Aや新規出店が顕著で、ローカルチェーンの出店も続々と進んでいます。2025年の動向を見ると、多様化する消費者ニーズにどう対応するかがカギ。ここでは、大手チェーンの戦略や具体的な取り組みをチェックし、カフェ・レストラン・居酒屋のトレンドを探っていきましょう。

大手チェーンの最新戦略

近年の大手チェーンの戦略ポイントは、DX化による業務効率化や高付加価値にあります。

DX化とは、AIやデジタル技術を活用して業務効率化することで、お客様の満足度と収益性の両方を高める戦略です。

たとえば、すかいらーくでは、お会計から次のお客様を案内するまで一定時間が過ぎるとテーブル番号が光るシステムを導入。これにより、回転率がアップし、客数が3%増加したという効果も!また、人手不足に対応するセルフ注文システムや少人数運営の小規模店といった効率化も進んでいます。

このように、業務を効率化しつつ、店舗ならではの強いコンセプトや地域特性を活かしたブランド戦略も増えてきました。

カフェ、レストランのトレンド

2025年のカフェ・レストランチェーンでは、メニューや空間づくりにおける「高付加価値」の提供がトレンドです。

全国で大手チェーンの競争が激化する中、「圧倒的な体験価値」を打ち出す店舗が増加。専門店レベルの自家焙煎コーヒーや健康志向のメニューなど、独自の強みを持つお店が注目を集めています。

他にも、お客様が「行きたくなる理由」を生み出すため、海外気分を味わえる空間や丁寧な接客など、個性を光らせる戦略が多数。競争が激しい今こそ、他にはない魅力を打ち出すことが求められています。

今注目するべき大手チェーン一覧


大手チェーンが激戦の2025年、注目しておきたいカフェ・レストラン・居酒屋をご紹介。非日常気分を楽しめるカフェやフック商品を持つ居酒屋などがあり、体験価値と親しみやすさもポイントです。

カフェ、喫茶店チェーン

●コナズ珈琲

「いちばん近いハワイ」をコンセプトに、ハワイの民家を再現した空間と本格的なハワイアンフードが楽しめるカフェ。連日満席の人気ぶりで、運営はトリドールHD傘下の株式会社KONA’S。2025年現在、全国45店舗を展開しています。

メニューはパンケーキやロコモコ、ハンバーガーなど王道のハワイアンフードが充実。ハワイ産の豆を使った自家焙煎コーヒーや、SNS映えするアサイーボウルも人気です。

フードは1,500円前後、ドリンク込みで2,000円超えとやや高めですが、非日常体験を求めて開店前から行列ができる日も。お客様が気軽にハワイ気分を体感できる、まさに体験価値のある一軒です。

公式サイト:https://konas-coffee.com/

●アジアンカフェ蓮屋珈琲店

あの大戸屋が手掛ける、新業態のアジアンカフェ。2024年9月に立川市に1号店がオープンし、本格的なアジアングルメやベトナムコーヒーを提供しています。

注目すべきは、定番のアジア料理を中心に、親しみやすいメニューも充実していること。王道のフォーやパッタイなどの他、オムレツナポリタンやシーフードドリアなども提供し、幅広い客層を取り込んでいます。

和食レストランとして知られる大戸屋が、アジアンカフェという全く新しい業態に挑戦した注目のチェーンブランド。変化する消費者ニーズに、柔軟に対応する同社の戦略は要チェックです。

公式サイト:https://www.hasuya-coffee.com/

●カフェ 山と海と太陽

モスバーガーが2020年に立ち上げ、2024年9月に関東初出店したカフェ業態。駅ナカや駅近に出店し、移動中でもスピーディーに満足できる食事を提供しています。

最大の特徴は、スピーディーに提供できるメニュー展開。お店の場所柄、短時間での提供が求められるため、ハンバーガーのパティはスチームオーブンで短時間で仕上げています。

さらに、野菜たっぷりのハンバーガーやデリ付きプレートなどを提供し、急いでいる中でも満足度の高い食事を実現。モスバーガーのブランド力を活かしつつ、異なる切り口で、新しいお客様の獲得を目指しています。

公式サイト:https://yamaumitaiyou.jp/

●Stand by Mos

2024年8月、池袋に1号店がオープンしたモスバーガーの新業態ドリンクスタンド。近年高まる健康ニーズに応え、手軽に栄養チャージできる野菜スムージーやジュースを提供しています。

さらに、注目すべきはSDGsへの取り組みです。規格外として廃棄される野菜を活用することで、フードロスを削減。モスバーガーが契約する全国2,379軒の農家に加え、規格外の野菜を仕入れることで生産者を支援しています。近年のトレンドである、健康・SDGs・経営効率を意識した店舗づくりに注目していきましょう。

公式サイト:https://www.mos.jp/standbymos/

●MACCHA HOUSE 抹茶館

京都発の抹茶スイーツ専門カフェ。天保7年から続く老舗茶屋・森半の宇治抹茶を使用したメニューを提供し、行列ができる人気店としてSNSで注目を集めています。運営会社は、磯丸水産や雛鮨を手掛けるクリエイト・レストランツ・ホールディングス。2025年2月現在、全国12店舗、海外3店舗を展開しています。

看板メニューは、SNSで話題の「宇治抹茶のティラミス」。日本の伝統的なヒノキの升を器に使い、見た目の特別感と濃厚な味わいが楽しめる一品です。

世界から熱烈な支持を受ける「抹茶」市場は、2025年も目が離せないトレンド。抹茶メニューの戦略や海外展開など、今後の動向に注目しておきたいブランドの一つです。

公式サイト:https://maccha-house.com/

●果実屋珈琲

「自然の恵みを贅沢に」をコンセプトに、旬のフルーツを贅沢に使った多彩なメニューが魅力のカフェ。焼肉きんぐを手掛ける物語コーポレーションが運営し、東京・調布市に店舗を構えます。

看板メニューは、旬のフルーツの魅力を最大限に引き出すサンドイッチ。国産小麦の自家焼成パンに、マスカルポーネ入りクリームと新鮮なフルーツをサンドした、目にも美しい一品を提供しています。

近年、他の主力ブランドで積極的な出店やSNSマーケティングに注力している物語コーポレーション。同社が手掛ける、このブランドの今後の展開に注目したいところです。

公式サイト:https://www.kajitsuyacafe.jp/

●純喫茶ロビンソン

近年のレトロ喫茶ブームに乗った、銀だこ酒場を手掛ける株式会社ALWAYSの新業態。2024年6月に群馬県にオープンし、昔懐かしい喫茶文化を再現した店舗として、老若男女の幅広い客層を取り込んでいます。

喫茶メニューは、ロビンソン特製プリンやナポリタン、ミルクセーキなど昔懐かしい定番の数々。特に、毎日店内で焼き上げるプリンは、昔ながらの喫茶店らしい一品として人気です。

近年SNSやメディアで話題の純喫茶文化は、昭和世代には懐かしく、Z世代には新鮮なカルチャーとして支持を拡大中。これからの展開次第では、全国的なヒットも期待できるブランドです。

公式サイト:https://shops.alwayssaisei.co.jp/detail/1590001/

レストラン、居酒屋チェーン

●BAKERY RESTAURANT C

店内で焼き上げる、20種以上のパンが魅力!サンマルクホールディングスが運営するレストランで、2024年オープンした渋谷マークシティ店がSNSで注目を集めています。

メニューは店舗ごとに異なり、多彩な洋食とパンのセットを提供。パンは単品で購入でき、キューブ型パンやクロワッサンサンド、流行りの生ドーナツなど、トレンドを意識した商品展開が特徴です。

2029年までに営業利益2.5倍を目指し、M&Aも拡大中のサンマルクホールディングス。成長を続ける同社が手掛けるこの業態は、パン×飲食の可能性を広げるヒントになりそうです。

公式サイト:https://www.saint-marc-hd.com/baqet/

●イタリアン リゾート ペルティカ

2024年8月に東京・小平市に1号店がオープンした、すかいらーくの新業態イタリアン。最大の特徴は、「五感で味わうリゾートレストラン」をテーマに、体験価値を重視したメニュー展開です。ジェノベーゼパスタはお客様自身でソースを作り、カルボナーラは客席で仕上げるなど、食の楽しみを演出しています。

40種以上のドリンクが飲み放題の「インペリアルドリンクバー」では、専門店レベルの本格コーヒーや紅茶を提供。さらに、セルフ注文や無人レジを導入し、DX化と顧客体験を両立させています。2025年以降、3年間で30店舗の出店を目指す注目のブランドです。

公式Instagram:https://www.instagram.com/__pertica__/

●おでん屋たけし

「あご出汁」と「鶏だし」、2種類の出汁を使い分けた創作おでんがウリの居酒屋。銀だこ酒場を手掛ける、株式会社ALWAYSが運営しています。2024年7月のテレビ放映を機に話題となり、2025年現在は全国59店舗を展開中。

上品な風味の「あご出汁」と濃厚な旨味が詰まった「鶏だし」は、それぞれで全く異なる味わいを演出。定番の大根や玉子だけでなく、海鮮や骨付き鶏を出汁ごとに使い分けた独自のメニュー開発が強みです。

選ぶ楽しさや健康志向にも応えるメニュー展開は、2025年ぜひ注目しておきたいポイント。ヒット業態を次々と生み出すALWAYSのブランド戦略は要チェックです。

公式サイト:https://alwayssaisei.co.jp/oden/

まとめ


  • カフェ・レストラン・居酒屋チェーンは、業務効率化と高付加価値がカギ
  • フック商品や空間づくりなど、足を運びたくなる訴求ポイントを

飲食業界を牽引する大手チェーンの戦略は、参考になるポイントが満載です。各チェーンがどのように全国展開を進めていくか注目し、最新のトレンドをチェックしていきましょう。


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水島みほ

東京都在住。グルメを愛するフリーライター。趣味は商店街巡り、個人系の飲食店を食べ回ること。

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