手作りの料理にこだわりたいけど…個人店・中小企業では難しい問題がこだわり料理と経営のバランスです。
すべて一から手作りでこだわった料理を提供して高価格帯を狙うには高いサービス技術も要求されますので人件費等のコスト管理が大切な部分です。
ではどちらのやり方が正しいのかという答えはなくて、マーケットの需要を見越して舵取りをしていく経営のバランス感覚が個人店・中小企業の経営者に最も求められるスキルです。
そこでこだわりの売れ筋商品はそのままに、サイドメニューは業務用冷凍食材等を使用して人件費の見直しや作業の負担を減らして作業効率をあげてみませんか。
業務用冷凍食材の業界も日進月歩で進化をしていますので、一度カタログを取り寄せたりするなどして導入を考えてみてはいかがでしょうか。
業務用冷凍食材の導入で経営の改善を!!メリット・デメリット!
冷凍食材の導入にはメリットだけでなくもちろんデメリットもあります。以下を参考に導入を検討してみて下さい。
メリット1・時間の節約
冷凍食材の一番のメリットは「時間の節約」になります。今まで1時間かけていた仕込みの時間が無くなり注文を受けた後で簡単な調理・盛り付けをするだけなので人件費の削減には大きな効果があります。
特に個人店のオーナーは仕込みも一人で行う方が多いですが、1時間仕込みの時間を削減して事務処理の仕事をできるのは冷凍食材導入の最大の魅力です。
メリット2・食材の仕入れ・管理
「在庫管理の手間」も省くことができます。例えば豚カツをメニューに載せようと思うと、豚肉を用意して塩胡椒で下味を付けます。その後、小麦粉・玉子・パン粉が必要となります。パン粉の保存状態、玉子の温度管理等、一つ商品を提供するに当たり様々な在庫管理が必要になりますが、冷凍食材を仕入れるとその作業が無くなります。
メリット3・コストカット
家庭用の冷凍食品に比べて業務用冷凍食材はロット数が大きいので、1個当たりの単価は比較的に安価で設定されている商品が多いです。
また手作りで仕込むより仕入れ値を抑えられる商品も沢山あり、1食づつ小分け包装されている等お店側が使いやすい様になっている商品もあります。
人件費・食材費・食品ロスの観点からも大幅にコストカットを望めます。
デメリット1・お客様に冷凍食品と思われたくない
デメリットを考えた時に最初に思いつくのがこちらではないでしょうか。やはりリスクはつきものですが盛り付け・添え物・ソース等でひと工夫加える事でグッとグレードが上がります。
また業務用の冷凍食材を扱う専門の業者では一般的には流通させず飲食店のみに卸しているサイトもありますので、原価がお客様に分かってしまうという様な事がありません。
デメリット2・手作りにこだわりたい
個人店ではお客様との繋がりが強い分、「貴店の味」にお客様のファンが付いているというお店が多いです。その様なお店では冷凍食材を使うにはリスクが大きいので導入は慎重に行う必要があります。
ただし仕込みの負担を減らしたいとお考えであれば、ABC分析(※)を行い、出数が少ない商品は取り下げそこへ冷凍食材を使用してみる等の最適化を行いましょう。
こだわる所はこだわり、作業を軽減させる所は徹底的にコストカットを行うのも経営者として重要な判断です。
※製品の売上・コスト・在庫など重視する指標を決め、ウェイトが大きい順に並べて分類し、管理する方法
大切なのはお店のブランディング
冷凍食材を使用するのはメリット・デメリットありますが、大切なのはお店のブランディングでオーナーがお店をどのようなお店にしていきたいかが重要になります。
冷静に分析して導入するかを考えてみましょう。
もちろん、冷凍食材は作業を軽減してくれます。空いた作業時間で事務作業・サービスの見直し等、個人店オーナーは作業負担も多いのでそちらに時間を割く事で、結果的にお客様の満足度を上げる事も出来ます。
お勧めの仕入れ先をご紹介します!!
業務用食材の仕入れ先としてお勧めの仕入れ先をご紹介いたします。
ミクリード
業務用の食材を扱う最大手の会社「株式会社ミクリード」が運営するサイトです。
飲食店の事を考えて作られたサイトですので利用者の満足度も非常に高く、約4,000点の品揃えに加え、見積もり不要・365日年中無休毎日お届け・全国配送・使い易いポーションでの包装等、徹底的に飲食店の無駄を省いてくれるお勧めのサイトです。
お客様情報登録 | 業務用食材・飲食店仕入れ | ミクリード (micreed.co.jp)
active
プロ専用の冷凍食品のアクティブ!!冷凍食品約900品・年中無休の注文受付・14時迄の注文で当日配送・無料サンプルは何度でも注文ok!!・定期的なsaleの開催、飲食店には嬉しいサービスのきめ細やかさが際立つサイトです。
業務用の冷凍食品|プロ専用冷凍食品メーカーのアクティブ (active-pro.jp)
ロコパン
取り扱い商品厳選1万点!!日本最大級の業務用ネットスーパーです。
圧倒的な品揃えでは業務用食材から青果・ワイン・ビール・日本酒等の飲料・グルメ産直まで注文出来るのは大きい魅力が際立つサイトです。
日本最大級の9万点の商品取扱い ・ロコパン (locopan.jp)
アミカネットショップ
株式会社大光が運営する「業務用食品スーパー アミカ」のネットショップです。
豊富な品揃えに加えて定期的なイベント特集を行っていて、各種メニューの提案に定評があるサイトです。
Foods Fridge
【業務用】食品・食材を扱うECサイトです。「フーヅ(食品)」×「フリッジ(冷蔵庫)」を組み合わせた造語で「飲食店の”冷蔵庫”になりたい」という想いから設立されたフーヅフリッジ株式会社が運営しています。
こちらのフーヅフリッジ株式会社は珈琲で有名なuccグループに属していて、そのネットワークを駆使した品揃えやinstagram・line・facebook・youtube等のsnsで告知・紹介される最新情報・商品紹介動画も見られる等のきめ細かいサービスが消費者にはお勧め出来るサイトです。
【業務用】食品・食材はUCCのフーヅフリッジ(旧 ロイヤルシェフ) (foodsfridge.jp)
肉のハナマサ
ご存知の方も多いと思いますが、プロから一般の方まで幅広くお客様を持つ業務用スーパーです。
品揃え・価格もさる事ながら店舗の多さも有難いポイントです。
また1部店舗では24時間営業を行っているお店もありますのでお店の近くにある店舗はチェックしておきたいです。
肉のハナマサ プロの方、一般のお客様大歓迎! (hanamasa.co.jp)
冷凍食材・食品を大胆アレンジ!!時短・アレンジレシピ!!
冷凍食材・食品を使いアレンジを加える事でお店のクオリティになります。どういったアレンジがあるかをご紹介します。
蛸とジェノベーゼソースの冷製マリネ
(※イメージ写真です)
ミクリードで販売されている「たこぶつ」を使い簡単アンティパストメニューが作れます。
解凍するだけで使える野菜等を加える事で更に豪華なお店メニューになります。
ミクリードの「たこぶつ」は1食づつの個別包装されている為、注文後に簡単解凍で食品ロスの削減にも役立ちます。
自家製タルタルのチキン南蛮
(※イメージです。)
冷凍の唐揚げを使ったチキン南蛮!!1から全てを用意するのは時間がかかる…冷凍唐揚げを「唐揚げ」として販売したくない…そんな時にお勧めです。
タルタルソースは手作りで、時短・アレンジレシピと組み合わせて使う事で作業・管理の負担が軽減されます。
ランチに肴に「カツとじ」
(※イメージです。)
冷凍の豚カツをお出汁とフワフワの卵でとじると「カツとじ」として1品出来上がりです。
ランチ営業を行うお店ではご飯とお味噌汁を付ければ立派に定食として販売出来ますし、夜は「カツとじ」としてお酒の肴にもなります。
昼・夜で同一の商品をアレンジして販売する事で食品の回転率をあげ在庫過多になるのを防ぐ目的もあります。
業務用冷凍食材を上手に使うコツは⁉
業務用冷凍食材は多くのサイト・スーパーで沢山の品数が販売されています。個性的な商品から王道まで幅広い品揃えですので返って迷ってしまう物です。
1.お店のコンセプトに沿った商品を選ぶ
2.実験的にメニューにいれてお客様の支持が得られるかを見極める
3.冷凍食品をそのまま販売せずソース・盛り付け等で差別化を図る
4.業者を選別する際は価格・配達エリア・注文から納品までのスピード
最低限上記の項目に気を付けて頂ければきっと経営者や現場スタッフの負担を軽減でき将来的にお店の利益にも繋がっていくでしょう。
ぜひ今回ご紹介した内容をもとに、「業務用冷凍食材」の有効活用に取り組んでみてはいかがでしょうか?
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