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【2026年最新ワイントレンド】女性のプロ430名が選んだワイン『サクラアワード』が飲食の現場を変える理由

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日本の女性ワインプロフェッショナルだけが審査する国際コンペティション「“SAKURA” Japan Women’s Wine Awards(通称・サクラアワード)」が、2026年7月13日、ザ・キャピトルホテル東急で活動方針説明会を開催しました。

テーマは「女性の感性が創る、“ワイン”と“食”文化」。在外公館や後援団体、酒販・流通の関係者など延べ約450名が集まり、第13回(2026年)の実績と、第14回(2027年)へ向けた戦略が共有されました。

飲食の現場にとって、この賞は「日本の食卓で売れるワイン」を見極める羅針盤になりつつあります。

女性が審査する国際コンペ


田辺由美氏

サクラアワードは、審査員全員が日本の女性という、世界でも例のない国際ワインコンペティションです。2011年設立の一般社団法人ワインアンドスピリッツ文化協会が、2014年に立ち上げました。主宰・審査責任者は、同協会代表理事でワインエデュケーターの田辺由美氏。日本ソムリエ協会「名誉ソムリエ」、フランス農事功労章オフィシエ(2024年受章)を持ち、北海道大学客員教授も務める、日本を代表するワイン専門家の一人です。

審査を担うのは、ソムリエ、ワインスクール講師、ワインジャーナリスト、インポーター、流通・販売の専門家など、日々ワインと消費者をつなぐ現場のプロフェッショナルたち。銘柄や産地を伏せた完全ブラインドで、味わい・バランス・個性・料理との相性を総合評価します。

理念は「食卓に合うワインを探すお手伝い」「日本のワイン消費量を増やす」「女性の活躍の場を広げる」の3つ。和食をはじめとするアジア料理とのペアリングを審査基準に組み込んだ、世界でも唯一のコンペです。

なぜ飲食の現場が注目すべきか


サクラアワードの受賞ワインが業界にとって有用なのは、「日本の消費者に売れる観点」で選ばれているからです。

ポイントは、「日本の女性 × 和食・アジア料理とのペアリング × 消費者」。強みは、女性の味覚、日本市場への適用、食文化との強い絆、消費者へのアプローチの4点です。評価するのは、実際に店頭やレストランでワインを消費者へ手渡している女性たち。抽象的な品質だけでなく、「どんな料理と合うか」「どんな場面で選ばれるか」が評価軸に組み込まれています。

受賞ボトルに付く桜のメダルロゴステッカーは、「女性審査員が選んだ一本」という売り場での訴求点にもなります

和食やアジア料理に合うワイン賞


飲食店が最も活用しやすいのが、サクラアワード独自の「和食・アジア料理に合うワイン賞」です。

この特別賞は、9つの料理カテゴリーごとに、最も相性の良い受賞ワインを選定するもの。カテゴリーは、寿司・天ぷら・すき焼き・焼き鳥・鉄板焼き・寄せ鍋・中国料理・韓国料理・タイ料理。「このワインは寿司に」「この一本は焼き鳥に」と、皿とグラスの組み合わせが具体的に示されます。

赤・白・スパークリングだけでなく、オレンジ、デザート、フォーティファイド、コストパフォーマンス、そして日本ワインの最高峰を称える「“グランプリ”ジャパニーズワイン賞」まで、特別賞は多彩。品揃えのヒントの宝庫といえます。

トレンド①|ロゼは最大の「伸びしろ」


今後、注目すべき領域として、サクラアワードが示したのがロゼワイン

当日公開されたカテゴリー別データを見ると、ロゼはエントリー全体の4.2%、受賞のうち4.1%にとどまります。赤(受賞45.0%)、白(同31.2%)、スパークリング(同16.1%)と比べれば、市場での存在感はまだ小さいのが実情です。裏を返せば、開拓余地の大きいカテゴリーということでもあります。

田辺氏は、日本でロゼが「売れない」と言われる現状に対し、本当に売れないのか、それとも売り方を見直すべきなのか、と問題提起しました。2026年6月のWINE TOKYO 2026でロゼを集めてプレゼンテーションを行ったところ、「品種でこんなに味が違うのか」という驚きの声が多く寄せられたといいます。VISION2027でも「売れないロゼから売れるロゼへ」を掲げ、普及キャンペーンの実施を明言しました。ロゼは、他店と差をつけるメニュー・売り場づくりの切り札になり得ます。

トレンド②|アルコール離れを新市場に


サクラアワードは、市場の構造変化にも審査体制で対応しています。

2026年は特別賞に「ノンアルコールワイン賞」「低アルコールワイン賞」を設け、フレーヴァードワインのカテゴリーも新設しました。いずれも「新時代のワイン」と位置づけられています。背景にあるのが、若年層のアルコール離れと低アルコール需要、そしてサステナブル志向という市場の課題認識です。

第1部で講演した日本洋酒輸入協会の磯野太市郎理事長は、若年層のアルコール離れを縮小ではなく「新しい市場」として捉える視点を示しました。VISION2027でも、ビオ・オーガニック・低アルコール・ノンアルコールへの対応を柱の一つに据えています。飲まない層・控えめに楽しむ層まで取り込む品揃えは、これからの飲食店や小売にとって現実的な打ち手です

「賞」から「ブランド」へ


説明会が最も力を込めたのが、サクラアワードを「賞」から「ブランド」へ進化させる構想です。13年の歩みは、創設期(女性が選ぶ意味を造る)、成長期(アジア最大へ)、発展期(市場への影響力強化)と段階を重ねてきました。

次に目指すのは「受賞ワイン=売れるワイン」の確立です。SNS・ジャーナリスト・インフルエンサーを通じたPRやインバウンド需要の掘り起こし、アジアでの知名度拡大を進め、「世界で最も日本市場に影響力のあるワインアワード」を掲げます。大阪・関西万博2025との連携や、在日大使館・海外ワイン団体の後援も、その国際的な足場です。

女性が造り、女性が選ぶ

サクラアワードは、「女性が選ぶ」だけでなく「女性が造る」ワインにも光を当てています。

2026年の「女性ワインメーカー賞」グランプリは、ブルゴーニュ・ボーヌの名門「ブシャール・エネ・エ・フィス」のAmélie Faivret / アメリー・フェーヴレ氏に贈られました。同氏のワインはダイヤモンドトロフィーにも輝いています。「9世代にわたり受け継がれた伝統を土台に、精緻さ・バランス・エレガンスでブルゴーニュらしさを表現する」。受賞コメントからは、造り手としての誇りが現れています。

女性の活躍の場を広げるという理念が、審査員と生産者の両輪で形になりつつあります。

「ワインと食」を体現した懇親会


説明会の第2部は、受賞ワインの試飲を交えた立食形式の懇親会でした。最高峰のダイヤモンドトロフィーとダブルゴールド、計208アイテムが並び、会場は4つのワイン提供エリアで構成。料理ステーションは、握り寿司、海老と野菜の天麩羅、焼き鳥、国産牛リブロースの網焼き、中華、タイ風春雨サラダ(ヤムウンセン)、韓国料理など、「和食・アジア料理に合うワイン賞」のカテゴリーと連動していました。「食卓に合うワインを探す」という理念を、来場者が実際のペアリングで確かめる場です。

ブルガリア・ジョージア・フランス・イタリアなど各国大使館の関係者や約30団体の来賓が列席。国内外の期待の高さがうかがえる一日となりました。

選ぶ力が日本のワイン市場を広げる


サクラアワードは、消費者に最も近い女性のプロが、日本の食卓を基準に選ぶワインコンペです。ロゼ、ノンアル・低アル、東欧、そして日本ワインなど受賞リストとトレンドは、飲食・流通が次に仕込むべきカテゴリーを具体的に指し示しています。

エントリーの18%が未輸入ということは、まだ誰も出していない一本に出会える可能性でもあります。「女性が選ぶ」という視点が、日本のワイン市場を確実に広げようとしています。次の一本を選ぶとき、サクラアワードのロゴは信頼できる目印になるはずです。

2027年の募集要項


第14回・サクラアワード2027の募集概要は以下のとおりです。

  • エントリー期間:2026年10月1日(木)〜11月30日(月)
  • サンプル配送:2026年12月10日(木)まで
  • 審査会:2027年2月2日(火)大阪/2月9日(火)東京
  • 受賞結果発表:2027年3月1日(月)
  • サクラアワードJWWA グランド・テイスティング:2027年4月20日(火)
公式サイト:https://www.sakuraaward.com/

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