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四国の南に広がる太平洋、その豊かな海からもたらされる魚介や、温暖な気候に育まれた農畜産物。高知県の食材は、全国の食通を魅了する確かな存在感を放っています。
2025年10月1日から翌年1月31日までの期間限定で開催される「高知県メニューフェア」は、こうした高知の旬の味覚を全国の食卓に届ける特別な取り組み。登録飲食店350店舗以上が参画し、鰹のタタキ、新生姜の肉巻き、トンゴロいわしの素揚げなど、多彩な料理が登場します。今回はフェアの背景や注目メニューを、実際に取材した渋谷の創作居酒屋「べるまっしゅ」での試食会を交えてご紹介します。
高知が誇る“海と人”を全国へ
高知といえば「鰹の一本釣り」が全国的に知られています。しかし、実はキンメダイ、ブリ、メジカなど、海の多様性を象徴する魚種が豊富に獲れる土地でもあります。加えて、新生姜やいたどりといった野菜も全国屈指の名産。
こうした食材の魅力を広く伝えるために生まれたのが、2014年に始まった「高知家の魚応援店制度」。高知県の水産事業者と県外の飲食店をつなぎ、現在は全国1,600店以上が登録。
今回のメニューフェアはその取り組みの一環であり、“高知はひとつの大家族”という「高知家」ブランドの理念を、料理を通して発信しています。
渋谷「べるまっしゅ」で味わう高知
取材で訪れた渋谷の「べるまっしゅ」では、今回のフェアを象徴するような多彩なメニューが登場しました。
鰹のタタキ塩ポン酢
香ばしく炙った鰹に、すっきりとした塩ポン酢を合わせた一品。口に含むと香ばしさと鰹本来の濃厚な旨みが広がり、薬味のねぎやにんにくが後味を引き締めます 。
トンゴロいわしの素揚げ
小ぶりながら旨味の濃いトンゴロいわしをカラッと揚げた素朴な一皿。ビールや日本酒との相性は抜群で、思わず手が止まらなくなる“おつまみ力”があります。
新生姜の肉巻き
高知特産の新生姜を豚肉で巻き、表面を香ばしく焼き上げた料理。ピリッと爽やかな辛みとジューシーな肉の旨みが絶妙に絡み合い、食べ進めるほどにクセになる味わいです 。
リュウキュウと鯵の酢の物
沖縄の食材と思われがちな“リュウキュウ”は、実は高知でも古くから食べられてきた郷土野菜。鯵と和えることで、さっぱりとした清涼感が食欲を誘います。
いたどりのキンピラ
山菜のいたどりを用いた一品は、シャキッとした歯ごたえが魅力。醤油とみりんで甘辛く仕上げたキンピラは、ご飯にも酒肴にもぴったり。
鰹のハランボとチチコの塩焼き
鰹の希少部位「ハランボ（腹皮）」と「チチコ（心臓）」をシンプルに塩焼きで提供。ジューシーで脂のりが良いハランボと、独特の食感を楽しめるチチコは、地元でも通好みの味として愛されています。
店舗情報（渋谷「べるまっしゅ」）
- 店名：べるまっしゅ
- 所在地：東京都渋谷区南平台町13-1 佐藤ビル B1F
- アクセス：京王井の頭線 神泉駅から徒歩約5分
- 電話番号：03-3461-0708
- 営業時間：17:00～23:30（L.O.料理22:30／ドリンク23:00）
- 定休日：日曜
- 席数：40席（カウンターあり）
公式サイト：https://berumasshu.foodre.jp/
Instagram：https://www.instagram.com/berumasshu.nanpeidai/
フェアの魅力とおすすめポイント
このメニューフェアは、単に高知の味を広めるだけでなく、生産者の想いを届ける場でもあります。高知の漁師や農家が手塩にかけた食材が、都会のレストランで新たな表情を見せる。
また、全国350の飲食店が参加しているため、皆さんの近くの街でも高知の味を楽しめる可能性が高いのも魅力。普段はなかなか出会えない食材との一期一会を体験できる機会です。
「高知県メニューフェア」は、2025年10月から翌年1月末まで全国規模で展開される食の祭典です。鰹だけでなく、多彩な魚介や農産物の魅力を再発見できる絶好のチャンス。
“食べることは地域を知ること”──そんな体験を求めて、ぜひこの秋冬はお近くの参加店舗を訪れてみてはいかがでしょうか。
【高知メニューフェア】概要
開催期間：2025年10月1日(水)～2026年1月31日(土)
※フェアメニューの提供期間は店舗により異なります。
開催店舗：「高知家の魚応援店制度」に登録する全国約350店舗
実施内容：期間中、フェア参画店舗にて高知県産水産物・農畜産物を使ったメニューを販売。
店舗情報・フェア開催期間・フェアメニュー情報など、最新情報は 特設サイトでご確認ください。
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