カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)を運営する株式会社壱番屋のベーカリー業態「SPICE UP! COCOICHI BAKERY(スパイスアップ!ココイチベーカリー)」は、カレーパングランプリ®2024に初出場し、「プレミアム国産牛ごちそうカレーパン」と「黒ハッシュドビーフパン」の2商品が見事に各部門で金賞を受賞しました。
今回は、金賞受賞のカレーパンについてのこだわりや開発秘話について、開発担当の加藤さんにお話を伺いましたので、ご紹介します!
ココイチベーカリーについて
「SPICE UP! COCOICHI BAKERY(スパイスアップ!ココイチベーカリー)」(通称、ココイチベーカリー・以下同)は、「“スパイス×パン”という新しい提案により、お客様へわくわくをお届けしたい」という思いから誕生しました。
創業から45年以上にわたりカレーチェーンのリーディングカンパニーとして人気を博してきた”ココイチ”の開発力を生かしたカレーフィリングを使用。約1年半の開発期間をかけ、自信を持って提供できるカレーパンができあがりました。ブランド名の「SPICE UP」は、「料理にスパイスを加える」という意味だけでなく「物事に面白みを加える」という意味を持ちます。
ココイチベーカリーを通して、”お客様に新しい「楽しみ」を提供したい”という思いが伝わってきますね。
店舗としては、2022年12月に名古屋駅直結の地下街に1号店をオープン。2023年6月にはμPLAT(ミュープラット)一宮店もオープンさせています。元々、ベーカリーの新業態を始めた時から、カレーパングランプリ®2024(カレーパン日本一決定戦)への出場を予定しており、2024年の今回が満を持しての初出場となりました。
金賞受賞カレーパンの開発秘話
プレミアム国産牛ごちそうカレーパン(西日本焼きカレーパン部門)
表面にゴロゴロとした牛肉が見えているのが「プレミアム国産牛ごちそうカレーパン」の最大の特徴です。食欲をそそられますね。通常のカレーパンは中身にカレーやお肉が入っていますが、具材が見えているインパクトのあるカレーパンの開発を考えていたそうです。
また、牛肉はボリュームもたっぷりと80g程入っている一方で、相性の良い食パン生地を使用することで、その美味しさが余すことなく伝わる商品になっています。
プレミアム国産牛ごちそうカレーパンの開発秘話
最も開発に苦労した点は、ゴロゴロした牛肉をちょうどよい柔らかさに仕上げることでした。長時間煮込み過ぎたほろほろの状態では、お肉の旨味が逃げてしまい、肉本来の美味しさを楽しめなくなってしまいます。一方硬いお肉では、柔らかいパンとの相性が良くありません。
そこで、何度も試行錯誤をし、理想的なお肉の食感を目指しました。最終的に低温で長時間じっくり加熱することで、食べ応えがありつつ程よい柔らかさを残した食感を実現することに成功しました。
次に苦労した点は、カレーソースの量や味の調整でした。一般的なカレーパンはカレーソースが沢山入っていますが、「プレミアム国産牛ごちそうカレーパン」では、お肉にちょうど良く絡まるような状態を目指してソースの量や濃さを何度も調整し、お肉とカレーソースとパン生地の絶妙なバランスが取れるように仕上げたことです。
こうして見た目の”インパクト”も、それ以上の”食べ応え”や”美味しさ”もしっかりと感じられる「プレミアム国産牛ごちそうカレーパン」が完成しました。
黒ハッシュドビーフパン(バラエティ部門)
ココイチの店舗では、ハッシュドビーフ(ハヤシライス)も人気があるため、お客様から一定の支持を得られているという確信がありました。そこで、王道のカレーパンではなく、”ハッシュドビーフ”で美味しいパンを表現しようというアイデアが開発のスタートでした。
「黒ハッシュドビーフパン」のこだわりは、揚げパンと相性の良い食べ応えのあるゴロゴロとしたお肉を使用していることです。ハッシュドビーフはスライスされた薄切りの肉を使用するのが一般的ですが、「黒ハッシュドビーフパン」は、ゴロゴロとした牛肉のうまみが溶け込んだハッシュドビーフの美味しさを堪能することができます。
また、更なるこだわりとして、竹炭を練り込んだ目を引く黒い生地を採用しています。その理由は、他のカレーパンとの差別化を図るためでもありますが、さらに、お客様に”新しいパンの選択肢を提案したい”という思いを形にしたからだそうです。
黒ハッシュドビーフパンの開発秘話
通常のハッシュドビーフは水分が多く酸味がありご飯に合うイメージがあります。しかし、カレーパンのフィリングとして、パンに包むために粘度をつけると、味がぼやけてしまいます。そこで、アクセントとして赤ワインや野菜などの具材を使用し旨味や酸味を加えました。試行錯誤を重ね、ハッシュドビーフの美味しさがしっかりと伝わるように、アクセントをつけて味の輪郭を出すことに成功しました。
こうして、カレーパンとしての見た目やコンセプトの新提案、思わず食べてみたくなる「黒ハッシュドビーフパン」が完成しました。
今後の展望について
2024年は「プレミアム国産牛ごちそうカレーパン(西日本焼きカレーパン部門)」と「黒ハッシュドビーフパン(バラエティ部門)」の2部門で金賞を受賞することができました。しかし、カレーパンと言えば「揚げカレー」パン。「揚げカレーパン部門」で最高金賞を狙うため、来年の2025年もカレーパングランプリ®に挑戦していくそうです。
また、ココイチベーカリーは、“スパイス×パン”という新しいコンセプトにより、15種類ほどのカレーフィリングを使ったバリエーション豊かなカレーパンを用意しています。一般的なパン屋のカレーパンは多くても数種類程度ですが、ココイチベーカリーは”選べる”カレーパン屋として、カレーパンだけで様々な種類や豊富なバリエーションを提供しています。他には真似できない”ココイチベーカリー”流のカレーパンの楽しみ方を、日本全国に広めていきたいそうです。
そして、開発担当の加藤さんの最終的な目標としては、「カレーパンを世界に広めたい」という思いがあります。カレーチェーンのリーディングカンパニーである壱番屋の知見を生かし、日本で生まれた”カレーパン”を世界中に広められたらと語って下さいました。ココイチベーカリーの今後の展開から目が離せませんね。
お店からのお知らせ
【期間限定イベント】キーマカレーフェスティバル
8月14日(水)より期間限定で、キーマカレーフェスティバルを開催します。
先行販売で大好評の「いろどり夏野菜のキーマカレーパン」や新商品「完熟トマトのキーマカレーパン」などココイチベーカリー自慢のキーマカレーパンが集結したイベントです。
- カレーなる世界 キーマ
- でらカレ〜パン
- 完熟トマトのキーマカレーパン
- いろどり夏野菜のキーマカレーパン
暑い夏に食べたくなるキーマカレーを美味しいパンにして、お客様にワクワクをお届けする企画です。
名駅サンロード店、ミュープラット一宮店の2店舗で開催します。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
最新情報は公式サイトやSNSをチェックしてください。
店舗情報
ココイチベーカリーの最新情報はこちらをチェック!
公式Instagram:https://www.instagram.com/cocoichi_bakery/
公式X:https://x.com/COCOICHI_BAKERY
名駅サンロード店
店舗名:「SPICE UP! COCOICHI BAKERY」名駅サンロード店
住所:愛知県名古屋市中村区名駅4丁目 7-25 名駅地下街 サンロード
営業時間:8:00~20:30 ※売り切れ次第終了
https://maps.app.goo.gl/LL1LFmviPEKYkx5E9
μPLAT 一宮店
店舗名:「SPICE UP! COCOICHI BAKERY」μPLAT 一宮店
住所:愛知県一宮市新生1 丁目1-1 μPLAT 一宮
営業時間:8:00~21:00 ※売り切れ次第終了
https://maps.app.goo.gl/Xs9dsxgFxz8wymE8A
イオンモール各務原インター店(期間限定店舗)
※一部取り扱いメニュー・価格が異なります。
住所:岐阜県各務原市那加萱場町3-8
出店場所:イオンモール各務原インター|1F (イーストコート わくわく広場向かい)
営業時間:9:00〜21:00
その他 販売店舗
※取り扱いメニュー・価格が異なります。
・セントレア店
店舗名:カレーハウスCoCo壱番屋 セントレア店(SPICE UP! COCOICHI BAKERY併設)
住所:愛知県常滑市セントレア一丁目1番地 中部国際空港旅客ターミナルビル4階
営業時間:7:00〜21:00
・新宿エルタワー店
店舗名:カレーハウスCoCo壱番屋 新宿エルタワー店(SPICE UP! COCOICHI BAKERY併設)
住所:東京都新宿区西新宿一丁目6番1号新宿エルタワーB2
営業時間:8:00~22:00
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