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「かつおはタタキより刺身が旨い」──そんな食通の声を東京で体感できるイベントが始まります。
2025年9月12日から10月31日までの7週間、「気仙沼旬かつお祭り」が都内の鮮魚専門店 sakana bacca(サカナバッカ) や飲食店で開催されます。水揚げ日本一を誇る宮城県気仙沼から、朝獲れのかつおを新幹線で直送。東京にいながら“現地でしか味わえない鮮度”のかつおを体験できる貴重な機会です。
「気仙沼かつお」の価値を伝える

かつおといえば高知や静岡を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし実は、気仙沼市は28年連続で生鮮かつお水揚げ量日本一を誇る“かつおのまち”。東日本大震災の直後も、いち早くかつお漁を再開し、その年も日本一を守り抜いた歴史があります。
今年はさらに特別な節目。紀州から「溜め釣り漁法」が伝わって350年を迎える年であり、この伝統を未来につなぐ意味でも、首都圏の人々に“気仙沼かつおの真価”を知ってほしいと企画されたのが今回の祭りです。
仕掛け人は「生鮮流通に新しい循環を」を掲げる 株式会社フーディソン。鮮魚専門店「sakana bacca」を運営する同社は、産地と都市を結ぶ新しい流通の形を模索しており、この祭りを通じて“漁獲から消費までの情報を見える化”する取り組みにも挑戦しています。
東京で出会える、極上のかつお体験

刺身で味わう、現地級の鮮度

気仙沼市 菅原市長(中心)
気仙沼市長が「かつおは生(刺身)が基本」と語るように、現地では刺身こそが王道。今回のかつお祭りでは、JR東日本の高速輸送サービス「はこビュン」を活用し、朝に気仙沼で水揚げされたかつおを、その日のうちに東京へ直送。市場流通を経ずに店頭に並ぶため、通常よりも1日早いスピードで提供されます。まさに「現地で食べる鮮度」を東京で再現する仕組みです。
サカナバッカ各店での特別販売
中目黒や五反田、東京駅直結のグランスタなど、都内の人気エリアに展開する sakana bacca 6店舗 で、気仙沼かつおを店頭販売。買ってすぐに家庭で“現地級の刺身”を楽しめます。
▼sakana baccaについてはこちら
sakana bacca公式サイト:https://sakanabacca.jp
都内飲食店13店舗の期間限定メニュー
さらに、都内のレストランや居酒屋では、かつおのカルパッチョや漬け丼、創作和食など、シェフが工夫を凝らした限定メニューが登場。鮮度抜群だからこそ成立する料理が揃い、かつおの奥深い魅力を再発見できるラインナップです。
例えば、シンプルに醤油と薬味で味わう刺身はもちろん、炙りで香ばしさを引き立てたり、洋風アレンジでワインと合わせたり──。一口ごとに「こんなに旨い魚だったのか」と驚かされるはずです。
▼参加店舗はこちら
気仙沼旬かつお祭り公式サイト:https://kesennuma-shun-katsuo.com
おすすめポイント


「かつお=タタキ」という固定観念を覆す、刺身の旨さ。
「流通に時間がかかる魚」という常識を打ち破る、新幹線直送の鮮度。
そして「地方のブランド魚が首都圏で脚光を浴びる」という新しい食の循環。
今回の「気仙沼旬かつお祭り」は、ただのイベントではなく、食の未来を描く挑戦そのものです。首都圏に住む私たちが、産地とつながり、旬の美味しさをそのまま味わえるチャンスはそう多くありません。
食卓で、レストランで、魚屋で──。
ぜひこの機会に、“刺身で旨い、気仙沼かつお” を体験してみてください。
イベント概要
- イベント名:気仙沼旬かつお祭り
- 期間:2025年9月12日(金)〜10月31日(金)
- 場所:
・sakana bacca 6店舗(中目黒/中延/都立大学/五反田/グランスタ東京/グランスタ丸の内)
・都内小売店2店舗、都内飲食店13店舗
※詳細・参加店舗は 公式サイト を参照 - 実施内容:
・気仙沼かつおの販売(sakana bacca、小売店)
・気仙沼かつおを使った限定メニュー提供(飲食店)
・「はこビュン」による当日輸送 - 主催: 気仙沼市デジタル水産業推進協議会
株式会社フーディソン
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