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動画コンテンツという枠組みにおいて、リアルタイムで視聴者に配信される「ライブ配信」ができるサービスが広まってきました。そこで今回は飲食店がライブ配信を行い、あなたのお店をより深くお客様に知ってもらうことで集客に繋げていく方法をご紹介していきます。
あなたのお店でもぜひ参考にしていただき、これからの飲食業界を一緒に盛り上げていきましょう!
飲食店集客とライブ配信の関係性
SNSでのライブ配信というと、「ライバー」と呼ばれるライブ配信を生業としている人や、芸能人が行っているイメージが大半ですが、飲食店がライブ配信を行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
まず、ライブ配信の最大のメリットは「リアリティ感」。
YouTubeでは、主にカットや文字入れなどの編集作業が行われた状態で動画がアップされ、それを視聴者は自身のタイミングで視聴しています。しかしライブ配信はリアルタイムなので「今起きていることを、そのまま」の状態で視聴しているので、自分が実際にそこにいるような感覚になれるのです。
さらに、多くのライブ配信アプリには配信中にライバーへコメントをすることができるので、実際に視聴者とコミュニケーションをとることができ、視聴者との距離を縮めやすいというメリットもあります。
つまり、飲食店がライブ配信を行うことで、実際にお店に行かなくても雰囲気を知ることができる視聴者側のメリットと、密接にコミュニケーションをとることで顧客を増やすことができるお店側のメリットがあるのです。
ライブ配信できるアプリの種類
ライブ配信ができるアプリは意外とたくさんあります。
一般人が気軽に日常を配信できるような素人向けアプリから、副業としても成り立つようなものまで幅広く存在します。
その中でも、Instagram、ツイキャス、Pocochaは飲食店でも取り入れやすいアプリになっているので、それぞれの特徴をご紹介していきます。
- SNSの中でも大規模なアプリで世界中に配信できる
- ユーザー数が多い
- ライブ配信だけでなく、投稿・ストーリーズ・ショート動画も楽しめる
Instagramでのライブ配信方法はこちら
TikTok
- 縦型ショート動画。TikTokは15秒または60秒以内の短いビデオが共有されるプラットフォームです。この形式は、視聴者の注意を引きつけ、コンテンツをすばやく消化できるため、人気があります。
- AIによるアルゴリズムで視聴者を魅了。TikTokのアルゴリズムは、ユーザーの視聴履歴、行動、および関心に基づいて、個々のユーザーに合わせたコンテンツを提供するように設計されています。このため、TikTokは、ユーザーにとって魅力的で興味深いコンテンツを提供し続けることができます。
- クリエイティブなコンテンツ多数。TikTokは、ユーザーが独自の音楽、エフェクト、フィルターを使用して独自のコンテンツを作成できるようにするための多様なクリエイティブツールを提供しています。これにより、TikTokはユーザーがクリエイティブになり、独自のブランドを作成できるプラットフォームとしての魅力を高めています。
TikTokでのライブ配信方法はこちら
ツイキャス
- YouTubeやTwitterと連動できる
- 収益化できる
- 拡散されやすい
Pococha
- 国内最大級のライブ配信アプリ
- 気軽に視聴できる
- 24時間体制のセキュリティサポート
どのアプリも比較的規模が大きいですが、特にInstagramは既にユーザー数が多く、ライブ配信・視聴用のアプリをダウンロードする必要がないため、参入しやすく視聴者も集まりやすいのが特徴です。
飲食店でもできるライブ配信方法(準備~配信まで)
実際にライブ配信をしたいけれど、どうしたら良いのかわからない…。そう感じている飲食店のオーナー様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、Instagramでライブ配信をするための、準備から配信までのやり方を解説していきます。
Instagramを用いたライブ配信方法
準備するもの
- スマートフォン
- 三脚
- (必要であればライト)
配信方法
1、Instagramのホーム画面をタップする。
2、[ + ]をタップして新規投稿画面を開き、カメラアイコンをタップ。
3、下にあるタブを右にスワイプして「ライブ」モードに切り替える。
4、真ん中の配信ボタンをタップする。
以上の操作であっという間に配信することができます。終了する場合は再度真ん中のボタンをタップし完了です。見逃しても後からも楽しめるので、アーカイブ(保存)を残すのがオススメです。
撮影時の注意点
- 雑音が入らないよう、マイクを使用するか周囲が静かな状態で行う。
- 映してはいけないものが入らないようにする。
- ある程度の段取りや台本を考えておく。
初心者の方や不安な方は、生配信に挑戦する前に一度撮影をしてみて、声が入っているか、綺麗に映っているかなどを確認してみると良いかもしれません。
そして、いざ生配信となると進行内容が思い出せないこともあるので、台本を手元に置いておくと安心ですね。
飲食店のライブ配信アイデア
Instagramで写真の投稿はできても、ライブ配信となると何を配信したらいいのか内容に迷うところですよね。
そこで実際にライブ配信を取り入れている飲食店が行っている内容をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
新商品の紹介
季節メニューなどの新商品、または限定入荷したおすすめ飲料の紹介など、「新しい情報」には常連さんも新規のお客様でも興味をひかれますよね。また、季節の食材とおすすめの飲料の組み合わせなど、実際に来店して注文したい!と思ってもらえるような魅力的な情報が伝えられると良いですね。
アルコール類の紹介
居酒屋なら限定入荷したおすすめの日本酒、イタリアンやフレンチのお店なら、ワインを紹介していくのも一つの案です。アルコールの種類や、料理ごとに合う飲み物を紹介することで、実際にお店に行ったときにプラスして注文していただけるかもしれません。あなたのお店の自家製ドリンクなどおすすめもぜひご紹介しておきましょう。
また、コーヒーショップやカフェなら、コーヒー豆の種類や焙煎の仕方を配信するのも良いですね。
ラテアート
自宅ではできないからこそ見入ってしまうラテアート。ただラテアートを配信するのではなく、視聴者のリクエストに応えて配信することでコミュニケーションも取ることができます。
ケーキやスイーツのデコレーション
YouTubeの動画で、洋菓子屋さんやパティシエがケーキのデコレーション動画を配信している例があります。生クリームが様々な絞り方でデコレーションされていく過程や、ケーキにイラストが描かれていく過程は大人から子どもまで楽しめる配信内容ですね。
自宅でもできる!調理のワンポイントアドバイス
お店の味を再現したい!と思うお客様は多いもの。そこで自宅でも簡単にできるワンポイントアドバイスがあれば嬉しいですね。例えば、焼肉店であれば肉の焼き方やスーパーで美味しい肉を見分けるときのコツ。コーヒーやビールの美味しい入れ方も視聴者は気になるところかもしれません。
調理過程×ASMR
YouTubeでも流行ったASMRを利用して、調理過程を流すのも面白いかもしれません。ASMRとは、Autonomous Sensory Meridian Responseの略で日本語に直訳すると「自律感覚絶頂反応」という意味になります。これは動画を通して聴覚が刺激を受け、心地よく感じる現象です。
YouTubeでは、野菜を切る音や咀嚼音などの動画がよくアップされています。
しかし、ASMRにおいてはスマホだけではなく高性能なマイクが必要な場合もあるので、よくリハーサルをしておくことが大切です。
スタッフの自己紹介
常連のお客様でないとスタッフの方のお名前や顔を覚えることはなかなか難しいのではないでしょうか。ですが、ライブ配信でスタッフの方に自己紹介をしてもらうことによって、あなたのお店でどんな人が働いているのか、改めてお客様に事前に知ってもらうことができます。あなたのお店により親しみを覚えてもらうことができ、また実際に来店した時のお客様からの会話のきっかけにもなります。
ライブ配信はお客様とのコミュニケーションツール
いかがでしたでしょうか?ライブ配信中は、質問やコメントなどを受け付けることができ、お客さまと双方向のコミュニケーションを取ることができるという利点がありますね。
また、写真だけでは感じることのできないあなたのお店の雰囲気や温度感、そして商品の魅力をライブ配信を通じて届けることができれば、あなたのお店のファンを作ることができるのです。
あなたのお店らしいスタイルでライブ配信をすることによって、お店のブランディングにも繋がりターゲットのお客様層を増やすこともできるかもしれませんね。
まとめ
難しいイメージのあるライブ配信ですが、準備にあまり費用もかからずアプリ自体も無料なので、簡単にお客様に配信することが可能です。
チラシや広告では届けることのできない他県、さらには他国にも配信されるので世界規模で集客できるのがライブ配信の魅力でもあります。旅行やインバウンドなどの需要も少しずつ増加しているので、ライブ配信をアーカイブで保存しておけば、SNSで飲食店を検索するお客様の目に止まることもあります。写真だけでなく、あなたのお店をより深く知ってもらうための良いコンテンツになります。
新型コロナウイルスの影響もあり、SNSを利用して会社をPRしている企業も増えてきています。その中で、競争の激しい飲食店こそSNSを最大限に活用することで、他のお店と差をつけられるかもしれません。
ぜひあなたのお店を盛り上げるためにも、ライブ配信にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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