この記事の読了は約4分です。
「食堂 でべこ。」は、高円寺の人気店「うどん酒場 でべそ」の2号店として、2022年12月にオープン。「でべこ」はうどんではなく”おばんざい”がメインのお店です。
個性的なオリジナルキャラクター”でべこちゃん”が描かれた暖簾をくぐると、店内は古民家風のあたたかな雰囲気に包まれています。木のテーブルが並んだ料理たちを引き立たせ、舌はもちろん、目もご機嫌。他のお店にはないオリジナルの”おばんざい”や上質なお酒が楽しめます。
2号店ではあるものの「でべこ」がうどん屋さんではない理由、オープン準備にまつわる苦労、”おばんざい”に対するこだわりなど、オーナーの大島さんと店長の井上さんにたっぷりとお伺いしました!
食堂でべこ。のコンセプト
旬の食材を使った”おばんざい”がでべこの看板メニュー。”何月まで”等の提供期間を具体的に設けず、その時仕入れた食材で考案されたメニューが、常に10種類ほど名を連ねています。
レシピの決まっていないメニューを常に出すのは仕入れや考案が大変なのでは…そんな心配を吹き飛ばすように、「常連さんに楽しんでもらいたい」と大島さんと井上さんは笑顔でお話しくださいました。
一度行ったお店に二度三度足を運ぶ人が多い高円寺。「お客様が飽きないように」「いつ来ても違うものを食べられるように」そんなあたたかい思いのもと、でべこは”旬の食材を使ったおばんざい”を主軸に運営しています。
”お客様にその瞬間の最高の料理を食べてもらいたい”そんな思いが強く込められているからこそ、10種類以上もの旬メニューを常時提供できるんですね。
オープンまでの経緯
「食堂 でべこ。」は「うどん酒場 でべそ」の2号店ではありますが、開店にあたり、はじめから”うどんではないお店にしよう”と思っていたそうです。
高円寺駅から徒歩1分の好立地にいい物件が見つかったのもご縁。
店舗同士が近いこともあり、コンセプトの違うメニューを提供することで、新規で色んなお客様に来てほしい・「でべそ」と「でべこ」両店舗に来てくれるお客様には違うものを食べて欲しい、という思いから「食堂 でべこ。」はでべそとは異なるスタイルでオープンしました。
お客様も出動したオープン準備
なんと、内観のほとんどは大島さんやスタッフ、でべその常連さんたちと一緒になって作り上げたとのこと。
とはいえ、全員が一般の方々。技術的な面でも時間的な面でも作業は大変だったそうです。ペンキ塗りやタイル貼りなど、できるところは自分たちで手がけ、どうしてもできないところはプロに依頼。工事は想定していた期間を大幅に超えて、およそ2ヶ月かかったそうです。
その甲斐あって、店内はとても和やかで居心地の良い空間。経緯をお聞きして、あたたかさの理由がわかったような気がします。自然の香りが漂い、おばんざいに加えてお酒もすすみますね。
お店のこだわり
内観
手作りのあたたかさが溢れる内観は、自然派の資材を中心に古民家風にまとめられています。昔ながらの京文化である”おばんざい”が映えるように、ぬくもりのある木や珪藻土などを選んだそう。料理やお酒がいっそう美味しくなる雰囲気です。
ロゴ・暖簾
一度見たら忘れられないフォルムの”でべこちゃん”。
高円寺っぽさ、親しみやすさを目指したというキャラクターデザインを描かれたのは、他ならぬオーナーの大島さんだそうです。来店や覚えてもらうきっかけになればとお話しくださいました。
確かに、気になって足を止めたくなりますね。時々写真を撮っているお客様も居るそうです!
こだわりのフードメニュー
おばんざい
看板メニューとして、その時々で姿を変えるのがでべこのおばんざい。
旬の食材は随時仕入れ、各食材がなくなり次第、次の食材を使ったメニューに変わるそうです。常に10種類以上を提供。選びきれない場合は、おまかせの盛り合わせで注文することもできます。
一期一会のおばんざい、味わう価値ありです。
レアアジフライ
見た目のインパクトが大きいアジフライのレアバージョン。
お刺身で出せる鮮度をもつアジを、あえてフライにしているそうです。これが、そのままで食べるよりも美味しいからびっくり!レアな見た目から、新鮮さに驚くお客さんもいるそうです。他のお店では味わえない逸品です。
肉豆腐
黒毛和牛がガツンと乗ったパンチのある一品。
甘辛の割り下が絶品で、日本酒のおつまみに最高です。
骨付鳥の一本焼き
香川でうどん修行を積んだオーナーが、リスペクトを込めて提供している香川名物。しっかりした食感のおやどりとやわらかくてジューシーなひなどりを味わえます。
こだわりのドリンクメニュー
クラフトコーラ
自家製のクラフトコーラを提供中!
ドリンクメニューの試行錯誤を繰り返し、辿り着いたのがノンアルでも楽しめるクラフトコーラだったそうです。
おばんざいのお供にぜひ。
日本酒
常に10種類ほどが用意されている日本酒。
瓶が空いたら次は基本的に同じものは仕入れないそうで、常に銘柄が入れ替わります。
ラインナップは、店長の井上さんが飲んで美味しかったものやおばんざいに合うものなど。
おばんざいと同じく一期一会、その瞬間の組み合わせを無限大に楽しむことができます。
今後の展望
常連さんがいつも楽しめるように、という思いで旬のおばんざいをメインに据えているでべこ。これからも「どんどん常連さんに来てもらいたい!」とのことです。新規のお客様は、高確率でおばんざいの虜になってしまうようですね!
さらに、「高円寺を盛り上げたい!」「飲食店仲間とイベントしたい!」という気持ちも強いそうで、6月〜9月には高円寺の飲食店の合同イベントに参加予定。
ゆくゆくは3店舗目の展開も考えられているとのこと。でべそ、でべこ…次はどんなお店に出会えるのか、とても楽しみですね!
お店からのお知らせ
6月〜9月に開催予定の「高円寺ハーヴェスト」に参加します!
イベントでは、高円寺の飲食店が杉並野菜を使った限定オリジナルメニューを考案。6月〜9月の各月末の金土日に、それぞれのお店で食べられます。
でべこでも、旬の杉並野菜や各県の産地直送野菜を使った新作料理が登場予定。ぜひご賞味あれ!
店舗情報
店名:食堂 でべこ。
営業時間:11:30〜23:30 ※年中無休!
住所:東京都杉並区高円寺北3-22-12 ハイエスト高円寺 1F
公式Instagram:https://www.instagram.com/shokudo.debeco/
こちらの記事も読まれています。