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【2023年最新版・実例あり!!】飲食店向けinstagram有料広告ガイド(後編)

この記事の読了は約3分です。

前回の記事に続きinstagramの有料広告ガイド記事になります。前回instagramでの有料広告の掲載方法について記事をまとめましたが、今回はそのなかで実際に広告を出す時に注意したい事・つまづき易い箇所などを細かく解説していきます。

instagram課金条件について

インスタグラムでは広告の目的によって課金条件が異なります。注意しながら選択して自店に一番有利な条件を選びましょう。

クリック課金(CPC課金)

クリック課金とは字のごとく広告がクリックされると課金される方式です。こちらの方式はオークション制の為、料金が変動するので必ずしも低価格での広告掲載とは限りません。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金はクリックされたら課金になるCPCと違い、広告が1,000回表示されたら課金となります。

動画視聴課金(CPV)

動画広告を掲載して、その動画が1回再生されるごとに4円〜7円の広告掲載費が発生する課金方式になります。

飲食店がinstagram広告を掲載するのは、お客様にお店に来店して頂く事が主な目的ですので、ECサイトでの売上を伸ばす事を目的にしない限りこちらの課金方法はお勧めできません。

アプリインストール課金(CPI)

広告を掲載しユーザーにアプリをインストールしてもらうと、100円~150円の費用が発生する課金方式です。飲食店で自社アプリを保持している会社は多くありませんので、中小・個人店向けの課金方式ではありません。

画像参照: Bing images

目的を明確にして課金方式を選択

  • 商品やブランドの認知向上ーCPM
  • コンバージョン獲得ーCPM・CPC
  • 投稿へのエンゲージメント獲得ーCPM
  • アプリインストールーCPI
  • 動画の再生数アップーCPV

※コンバージョンとは広告主の目標に対してユーザーがアクションを起こしてくれた状態。

※エンゲージメントは投稿に対するユーザーの反応で「いいね」「コメント」「保存」など。

飲食店でinstagram有料広告を掲載する場合はクリック課金方式(CPC)がお勧めです。

CPCですとインプレッションが発生しても、広告費用はかかりませんので初心者でも安心して運用出来ます。

※instagramにおけるインプレッションとは「投稿が何回表示されたかを示す指数」です。

オーディエンスの設定

画像参照: Bing images

コアオーディエンス

位置情報、ユーザーデータ、その他に興味や関心などの一定の条件でターゲティングしていきます。

コアオーディエンスは「ユーザー属性ターゲティング」「インタレストターゲティング」の2つに分かれます。

  • ユーザー属性ターゲティング
    登録情報を元に分類し地域、性別、年齢、属性などが設定出来ます。
  • インタレストターゲティング
    インタレストターゲティングは興味・関心と行動の2種類で分類し、ユーザーがinstagram上でどの様な行動をとったかで、絞り込みをしていきます。

具体的には「いいね」「コメント」や発見タブで検索したワードなどを元にタブします。

カスタムオーディエンス

既存の顧客や接点のあるユーザーにリーチ出来るターゲティングです。

カスタムオーディエンスは先ほどご紹介したコアオーディエンスに比べて、高い費用対効果が望めます。

しかし元になるデータはinstagramに結びつけてあるfacebookのデータを参照にしますのでfacebookのユーザー獲得が必須となります。

類似オーディエンス

類似オーディエンスはカスタムオーディエンスをさらに深掘りしたターゲティング手法で、既存のお客様の他にお店に興味を示す可能性の高いユーザーへもリーチします。

記事参照:Instagram広告のターゲティングって何がある?種類や使い方を解説 | Infinity-Agent Lab

キャンペーン作成時の注意点

  • 目標設定をする
  • instagramの広告も自社の商品
  • 常に良い広告を心掛ける

画像参照: Bing images

目標設定をする

常に広告を出し続けるのは広告費の無駄ですのでしっかりと目標を設定しましょう。

飲食店で例を挙げると。
「期日を決める」→「〇月末までに」
「何を」→「来店客数を/売上を」
「どのくらい」→「〇組/〇%」
「成果」→「達成する」

やはり気軽に取り組めるinstagramでも広告費は発生しますので、しっかりと目標設定を行い効果が見込めない場合は一度広告を取り下げる等の検討が必要です。

instagramの広告も自社の商品

プライベートでinstagramを活用している方も多くいらっしゃると思いますが、店舗のアカウントですと直接集客・売上に関わってきますので、気軽に運用出来なくなります。instagramで扱う広告も自社の商品(料理やドリンク等)のように丁寧に扱いましょう。写真の見栄えや宣伝文は誤字脱字はないかをチェック、料理などと同じ様にお客様に提供出来る商品であるかのチェックは怠らないように心掛けたいです。

常に良い広告を心掛ける

一度広告を掲載しその成果を確かめた上で、もう一度広告を掲載する際は以前広告を使いまわすのではなく、更に良い広告になるように常にブラッシュアップする気持ちで望みたいです。

実際に広告を出して費用対効果を検証しました(後編)

あるお店のご協力で実際に広告を掲載した結果が下記になります。広告を掲載したのは3月末ですが、直近のデータも頂きましたので併せてみていきましょう。

直近データ(5月第二週)のデータ

広告掲載直後のデータ1

リーチの数、プロフィールへのアクセスなどをチェックしましょう。

広告掲載直後のデータ2

広告からの流入数、保存数をチェックしましょう。

有料広告で時間の節約を

  • 毎日instagramの投稿を行っている
  • 何となく運用している

上記に該当する方は一度有料広告の掲載を検討してみてはいかがでしょうか。掲載後に費用対効果を分析して、自店のブランディングとマッチしていれば定期的な広告掲載で売上のアップも十分に望めます。

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  • 記事を書いたライター
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Mas

鹿児島県出身。18歳で上京後、俳優業の傍ら様々な飲食店で働く。30歳で俳優を廃業。新天地を求めて海外を放浪。帰国後はレストランへ就職、海外での経験値をあげたいと思いレストランの海外勤務地への転勤に立候補。ミラノでの3年のレストラン業務を経験後に独立・開業。バーオーナー/飲食店開業コンサルタント・マーケティング支援/ライター/メディア運営

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