Facebookは現実的な人間関係を元につながっているユーザーが多く、口コミのように情報を拡散することができるSNSとなります。企業の情報発信するツールとしてマーケティングに役立つSNSのため、今回は導入に向けての基本知識をご紹介していきます。
Facebookの機能確認

引用元:https://ja-jp.facebook.com/
Facebookページを活用する
Facebookには「個人ページ」と「Facebookページ」があります。Facebookページとは企業、団体、ブランドが主に使用するツールとなります。記事、写真、動画、リンクなどの最新情報を公開したり、イベントを作成して情報を配信することが可能です。Facebookページに「いいね!」をした人(ファン)やその友達は、ニュースフィード(メインページで記事が表示される部分)を通じて、最新情報を受け取ることができます。
Facebook活用の流れ
- Facebookページを開設
- 投稿する
- ユーザーから「いいね!」をもらう
- ユーザーに気に言ってもらった投稿をシェアしてもらい、情報を拡散する
簡単に言うと以上の流れになります。
ただ、ここで重要なポイントがあります。それは、「どのようなユーザーに見てもらいたいのか?」また、「興味を持ってもらうためにはどのようなコンテンツを配信すればよいのか?」ということです。SNSマーケティングの重要なポイントは「ユーザー視点」です。見てもらうユーザーのことを考えて運用していくことが最も重要になります。
顧客へのリーチ方法
新しくFacebookページを開設した当初はファンがいないため、コンテンツを見てもらうことが難しいです。まずはその状態を変えるために、個人のFacebookでシェアしたり、友達になっている人を招待することが有効となります。また、その他のWebサイトで告知したり、名刺やチラシなどにURLを記載して宣伝することも効果的になります。
コンテンツの効果測定について
投稿したコンテンツがどのような効果をもたらしているのかを正確に把握することも重要です。Facebookページには「インサイト」という分析機能が用意されているので、その機能を活用して効果測定を行います。投稿が配信されたユーザー数、コメント、シェア数などを分析することにより、効果改善のためのヒントを得ることが可能となります。
Facebook広告の運用
ファン「いいね!」がなかなか増えない場合や、ファンを一気に増やしたい場合には、Facebook広告を活用すると効果的です。年齢、性別、言語などを設定することによって、ピンポイントで広告を表示する対象を絞り込むことができます。結果、効率的にターゲットにリーチ(配信)することが可能です。
Facebookに適した目的・商材を把握する

コンテンツ
Facebookは原則として実名で利用するSNSで信頼性が高いため、企業のブランドイメージに効果的だといわれています。そのほかにも、「広報活動」「キャンペーン告知」「顧客サポート」などでの利用も増えています。
Facebookの主な活用目的
- 企業全体のブランディング
- 広報活動
- 商品・サービスのブランディング
- キャンペーン利用
- 顧客サポート
- サイト流入増加
などがあげられます。
ユーザー層の特徴
SNSの主要ユーザーから見ても、20~30代に多く利用されている傾向はあります。しかし、Facebook以外のSNSと比較すると40代以上の利用率も高く、高年齢層にもリーチが可能なツールだと考えられます。そのため、高年齢層の好む比較的質の高い商品・サービスも展開が可能だと考えられます。
Facebookページの目標を設定する
Facebookの運用については効果を測る指標がたくさんあり、企業の目的や運用方針によって目標設定は様々かと思います。しかし、多くの企業において「いいね!」と「シェア」の獲得が目標に設定されることが多いのは事実です。
「いいね!」の獲得を目標にする
「いいね!」を獲得する上でのポイントがあります。
投稿に対しての「いいね!」が一時的に肯定的なフィードバックを与えるものであるのに対して、Facebookページへの「いいね!」は継続的なつながりを構築するためのものになります。つまり、企業としては、Facebookページに対しての「いいね!」を獲得することでユーザーとの長期的な関係性を構築することが可能となります。
まずは、「いいね!」獲得を目標におきつつ、ページへの「いいね!」と投稿への「いいね!」がどのような影響を与えているのかを把握することが重要になります。
「シェア」の獲得を目標にする
「シェア」をすることで友達のニュースフィードへ流すことが可能となります。つまり、情報の拡散が可能となります。そのため、「いいね!」に対して「シェア」数を目標に置く場合もあります。しかし、「いいね!」と「シェア」のアクションには記事の種類が異なってくるため、どのようなコンテンツを投稿すると、どのようなリアクションが起きるのかを分析する必要があります。それを踏まえた上で、目標を設定するとより効果的な運用が可能となります。
まとめ
今回はSNSの中でも、最も企業のマーケティングに活用されているFacebookの導入についてご紹介しました。効果的な運用するためにも、基本的な機能を把握した上でマーケティングを実施することが大切になります。また、投稿から分析、改善まで可能な高機能なツールとなるため、SNSマーケティングを始めるにあたってはまずFacebookを活用することがおすすめとなります。ぜひ、この機会に始めてみてはいかがでしょうか?