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【販促担当者必見】デジタルマーケティング戦略の最前線!!

現在、ビジネスを取り巻く環境はとても速いスピードで変化し続けています。インターネットの普及から始まり、PCからスマホへデバイスが変わり、カスタマーのニーズは多様化、企業側としてもニーズの把握が困難になってきています。そのため、これまでのマーケティング手法が通用しないとことに多くの方はお気づきになっているかと思います。

今回、現在のマーケティング手法のトレンドは何なのか?また、今後どのようなことに注意する必要があるのかをまとめていきたいと思います。2016年以降、注目されているキーワードやその意味を取り上げて見ましたので、是非、知識として押さえて頂ければと思います。

【目次】デジタルマーケティング戦略の重要テーマ

<マーケティングトレンド>

  • ミレニアル世代
  • ユーザーエクスペリエンス
  • プログラマティック
  • コンサル企業のエージェンシー買収
  • 老舗企業の巻き返し(コンテンツクオリティの重要性)
  • アドブロック
  • 動画時代
  • 分散化の時代

<まとめ>

  • 求められること

1、ミレニアル世代

ミレニアル世代

ミレニアル世代とは一般的に14歳~35歳(35歳以下)。幼いころからデジタル機器やインターネットに触れていた世代の為、FacebookやTwitterなどSNSに積極的に参加することが多い。これまでの世代は比較的個人主義の傾向が強かったが、この世代では共同体への帰属意識が高く、ボランティアや社会奉仕に積極的に参加する人が多い。また、自分のPCやスマホの所有率も高く、情報の入手元はインターネットが主流である。そのため、これまで主流のテレビなどの視聴率も低く、4大マスメディア(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)によるプロモーションがあまり効果的ではない世代といえる。むしろ今後は、SNSを活用したマーケティングの重要性が高まるといえる。

2、ユーザーエクスペリエンス(UX)

ユーザーエクスペリエンスとは日本語で「ユーザー体験」となります。Webサイト上のユーザーは「サイトを利用する人」、UXは「利用者が体験すること」となります。これまではプッシュ型の広告や営業でもユーザーに関心を持っていただくことができましたが、現在はユーザーの立場で、興味を持っていただける情報を提供しない限り反応しなくなってきています。そのため、「どのようなユーザー体験を提供するか?」が重要視されています。

例えば、ユーザーがスマホで検索している場面を思い浮かべてみましょう。現在のような情報過多の社会において、自分の興味のない広告などは目に入ってきません。むしろ、ストレスの対象になります。一方で、自分の興味のあることをネットを通してすぐに見つけることができると、一気に興味を持ち始めます。現在ではこの興味関心事をいかにスムーズに提供し、満足のいく内容を提供し続けるかが重要となります。この一連の体験がUXであり、最も重視しなければならないポイントとなります。

3、プログラマティック・バイイング

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データに基づいてリアルタイムに広告枠を買い付けること。つまり、これまではWebサイトのある一定の箇所にバナーを貼り付け広告を出していたが、現在は、データに基づき、閲覧しているユーザーの現状に最適な広告を、最適な場所に自動で表示させることが可能となってきている。そのため、企業側は広告を通して、コミュニケーションを取りたいユーザーに対して、最適なタイミングで最適な情報を提供するマーケティング手法を実現してきている。

4、コンサル企業のエージェンシーの買収

現在では、コンサルティング企業のエージェンシー買収が顕著になってきている。コンサルティング企業といえば、企業戦略の立案をメインとしてビジネス展開しているが、今後は強みとしているデータ分析の分野と広告などのクリエイティブの分野を統合的に提案していく動きが強くなっている。その背景としては、変わらずクリエイティブに関する企業ニーズがあること、また統合的な企業戦略の提案でなければ企業を満足させられる成果が出せなくなってきているようである。今後もデータ解析とクリエイティブの一気通貫した提案やプランニングの必要性が高まると考えられる。

5、老舗企業の巻き返し(コンテンツクオリティの重要性)

ここでの老舗企業とは、これまで紙媒体のメディアを提供してきた企業のことを表しています。インターネットが社会的に普及してきた時期は、2ちゃんねるをはじめ、不特定多数の一般ユーザーが自由に情報を発信することができ、それが注目され面白いと捉えられていたかと思います。しかし、一方でそのような情報は信頼性が低いことが問題となっていました。このバランスが大きく変化したきっかけは、東北で起きた震災ではないかと言われています。この出来事をきっかけに、ユーザーの意識が変化し、信頼性の高い情報が重要であることが再認識されたと考えられます。そのため、ネット上の情報についても、情報の発信源が誰なのか?信頼に値する情報なのか?を慎重に見定めるユーザーが多くなっているようです。改めて、現在ユーザーが求めていることは、コンテンツ(商品、サービス、情報など)のクオリティだと言えます。

6、動画時代

撮影動画

現在、企業側がカスタマー(ユーザー)に情報を伝える方法として注目されているのが「動画」です。カスタマーへのプロモーションも4大マスメディアから、インターネットを活用して個々のユーザーに最適化された情報の伝達が主流となってきました。伝達方法もメールから写真、さらに動画へと変化しつつあります。スマホの高性能化や情報伝達技術の発達により動画情報の取り扱いが容易になり、とても注目されています。2016年は動画時代とも呼ばれているので、動画を活用した広告や販促プロモーションは必須だと思います。また、動画にとらわれずに次々に生み出される技術にも注目していくことも重要だと考えられます。

7、分散化の時代

これまでは情報といえばテレビ、新聞、ラジオ、雑誌の4大メディアからカスタマは情報を得ていました。しかし、インターネット社会になり、SNSによるコミュニケーションが主流となった今、カスタマは自分の気に入ったメディアから自分の好きな時に情報を得るように変化しています。そのため、各メディア(WebサイトやSNSなど)で各メディアのユーザーに合わせた、最適なコンテンツを提供することが重要となっています。極端な話、企業のオフィシャルサイトを持たずに、各SNSに、各ユーザー層に合わせたクオリティの高いコンテンツを作成する企業もある時代となっています。今後、各ユーザー行動の理解、それに合わせたメディアを使い分けるスキルが求められていると言えます。

<まとめ>

スマホ

PCからスマホシフトし、ビジネス環境は絶えず変化し続けています。今回、この記事ではデジタルマーケティングのトレンドをご紹介してきました。最後に、改めて現在のマーケティングで求められることを4つにまとめておきたいと思います。

1、パーソナライズされた提案

パーソナライズとは顧客全員に同じサービスやコンテンツを提供するのではなく、各顧客の属性、購買行動に合わせて最適な情報を提供すること、またその仕組みのことを言います。もう少し簡単にまとめると「適切な人に、適切なタイミング(適切な方法)で、適切な情報を提供する」ということになります。

2、一気通貫したユーザー体験

現在のカスタマは情報に対して大変シビアになっています。そのため、自分にとって興味のある情報にしか反応せず、また、興味のある情報に反応したとしても、求めていた情報と違えばすぐにその情報から離脱します。つまり、購買心理プロセスの一貫性が求められています。その一貫性をいかに構築するかというと、やはり統合的な戦略やプランニングが必要となります。今後のマーケティングに関連する企業としてはこの「一気通貫」という言葉がビジネスのポイントになると考えられます。

3、コンテンツのクオリティ向上

上記でも述べましたが、現在のマーケットでカスタマに選ばれるためにはコンテンツ(商品、サービス、情報)のクオリティが重要となります。コンテンツに手を抜いた場合、はじめは良くても、いずれカスタマに気づかれてしまうということを念頭に置く必要があると思います。

4、共存できるエコシステムの構築

現代では人口が減少しているにも関わらず、モノあまりの時代です。つまり、各業界でマーケットシェアの奪い合いをしても、企業同士の潰し合いにしかなりません。それよりも、競争しつつ、マーケットの活性化を行う必要があると考えられます。最近では業界問わず、コラボ企画が生み出されてると思いますが、今のマーケティングでは各企業間での情報やノウハウの共有が頻繁に行われていると思います。つまり、今求められているコンテンツとは相乗効果が見込めるものだと考えられます。

以上、デジタルマーケティングの最新情報をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?マーケティングに限ったことではありませんが、常に新しい情報や技術を仕入れることはビジネスにおいて重要なことだと考えています。今後もビジネスに役立つ最新情報をご紹介できればと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

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